1,800円以上の注文で送料無料

あと少し、もう少し の商品レビュー

4.3

471件のお客様レビュー

  1. 5つ

    204

  2. 4つ

    172

  3. 3つ

    65

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/09/20

中学駅伝地区予選という、決して日の目を見ないような舞台にフォーカスした純青春小説。 ランナー、一人一人に焦点を当て、タスキもストーリーも受け渡されていく。

Posted byブクログ

2024/09/16

駅伝の話で、傑作青春小説で、タイトルが「あと少し、もう少し」。自分も中高部活を頑張ってきたし、箱根駅伝や都道府県対抗など、陸上競技も好きだ。 まぁ、間違いないだろう。 と思って読み始めて1区の設楽のところだけで感動した。応援した。そして、自分も走りたくなった。応援されたくなった。...

駅伝の話で、傑作青春小説で、タイトルが「あと少し、もう少し」。自分も中高部活を頑張ってきたし、箱根駅伝や都道府県対抗など、陸上競技も好きだ。 まぁ、間違いないだろう。 と思って読み始めて1区の設楽のところだけで感動した。応援した。そして、自分も走りたくなった。応援されたくなった。自分を高めたくなった。 後書きの三浦しをんさんの文章も温かいし、よく伝わってきた。すごい人だと思った。 どういう組み立てで書かれるのかと思っていたら、1区設楽→2区大田→3区ジロー→4区渡部→5区俊介→6区桝井の順になっていた。それぞれに過去から現在の地区予選本番までのことが本人の視点から書かれている。当然、同じ内容も含まれるが、それぞれの思いが違っているから同じことではない。そして、誰かの行動が思っていなくても誰かのことを助けていることもある。自分の知らないところで支えてくれていることもある。 日々のいろいろなことに感謝しつつ、自分もいい行動を心がけたい。

Posted byブクログ

2024/09/14

どうしてアイツはああなのか、どうして自分はこうなのか。日々を重ね、練習を重ねて、ふと見えてくるものがある。気づけば誰もが、色んな人に見守られている。自分でも分からない自分をのことを、見てくれている人がいる。 それぞれの思いを胸に、襷がつながっていく様は、とにかく胸を打たれる。六区...

どうしてアイツはああなのか、どうして自分はこうなのか。日々を重ね、練習を重ねて、ふと見えてくるものがある。気づけば誰もが、色んな人に見守られている。自分でも分からない自分をのことを、見てくれている人がいる。 それぞれの思いを胸に、襷がつながっていく様は、とにかく胸を打たれる。六区全部で、沿道で声援を送りたかった。 読み終わるのがもったいなかった。

Posted byブクログ

2024/09/09

駅伝メンバー6人が何を思って走っていたか、同じ場面をそれぞれの角度から見られるという面白い進み方。 大きな感動はないけど中学生の心の葛藤とか頑張りにうるっときてしまう場面あり。 大人になった今読むと、とても尊い時間を覗き見させてもらっている気分。

Posted byブクログ

2024/09/05

学生時代の部活動と重なって、色々なことが蘇ってきた。登場人物一人一人の背景や想いが同じ時系列で描かれ、徐々に奥が深くなっていく、、。 私は中学部活では、後輩にレギュラーをことごとく奪われ、「頑張ったって仕方ない」「努力して報われなかったらカッコ悪い」と思い、純粋に素直にがむしゃら...

学生時代の部活動と重なって、色々なことが蘇ってきた。登場人物一人一人の背景や想いが同じ時系列で描かれ、徐々に奥が深くなっていく、、。 私は中学部活では、後輩にレギュラーをことごとく奪われ、「頑張ったって仕方ない」「努力して報われなかったらカッコ悪い」と思い、純粋に素直にがむしゃらに努力できなかった。その頃は自分なりに頑張ってはいたが、大人になって振り返り、この作品を読んでいると、自分の変なプライドのせいで努力するのをやめて、諦めてたなあと思った。中学生っていうのはそういう時期なのかもしれない。なんだか、この本を読んで、そんな時代があったけれども、大人になった今それをどう生かしていくのかっていうのがこれからは大事なのかなと思う。 登場人物1人1人根っこはいい人柄で、心温まる。

Posted byブクログ

2024/09/04

とにかく爽やかな気持ちになった。中学生にしてはみんな大人過ぎる考え方のような気もしなくもなかったけれど、でも子どもらしいところもあり。 学校生活という狭い世界の中、それぞれいろんな想いを抱えて頑張っている子たちを応援するような気持ちでぐんぐん読めた。

Posted byブクログ

2024/09/03

じぶんについて、思い悩んだり、考え込んだりする思春期中学生たちの眩しすぎるピュアなお話! それぞれがそれぞれの想いを抱えながらも、みんなで走ることを大切にしていて、心がぎゅっとなる こういう一生懸命さって、大人になるにつれて、いつのまにか忘れてしまいがちだけれど、忘れたくないし、...

じぶんについて、思い悩んだり、考え込んだりする思春期中学生たちの眩しすぎるピュアなお話! それぞれがそれぞれの想いを抱えながらも、みんなで走ることを大切にしていて、心がぎゅっとなる こういう一生懸命さって、大人になるにつれて、いつのまにか忘れてしまいがちだけれど、忘れたくないし、忘れないように懸命に生きるぞ、、、ってなった

Posted byブクログ

2024/08/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

仲間がいるから頑張れたことがたくさんあったし、続けることができたんだろうなぁと自分の学生時代を思い出した。 孤独と戦っていた大田くんのところへ応援に来てくれた先生の存在にはうるうるしてしまった。

Posted byブクログ

2024/08/29

マラソン大会の前の日に、体を休めがてら毎回読み耽ってる一冊。サクッと読みやすい。キラキラした青春を感じながら、走ることが楽しくなる一冊。

Posted byブクログ

2024/08/27

「中学生にお勧めの本」等の中に必ず出ているので気になってはいた。けれど、そういったお勧めの中にも「え?これが?」という作品もたまにあるので、そんなに信用していない。やっぱり自分で実際に読んでみないとね。 しかし、これは本当に良作だと思う。ただ、世の中学生は自分や周りの人のことを、...

「中学生にお勧めの本」等の中に必ず出ているので気になってはいた。けれど、そういったお勧めの中にも「え?これが?」という作品もたまにあるので、そんなに信用していない。やっぱり自分で実際に読んでみないとね。 しかし、これは本当に良作だと思う。ただ、世の中学生は自分や周りの人のことを、はたしてここまで深く理解しているのだろうか。大人だって難しいレベルだと思うんだけど。 上原先生、いいよね。こんな風にカッコつけない人間になりたい。

Posted byブクログ