あと少し、もう少し の商品レビュー

瀬尾まいこ(著者)

2016/06/09

同じ場面なのに、あいつはこう思っていて、こいつはこう感じてたんだ。なるほど。おもしろい。わかりあっているようで、わかっていなかったり、自分でも気がついていない自分を見抜かれていたり。駅伝というドラマをとうしての、少年たちの心の葛藤の描き方が秀逸。

2016/05/16

なんとも表現できない。言葉にすると安っぽくなりそうで、書きたくないような。とにかく、気持ちがいいのです。襷を繋ぐまでのドラマが、あの襷が繋がれる瞬間にうわーっと押し寄せて、駅伝っていいなと単純に思わさせられるのです。

2016/05/04

　ぶくろぐでフォローしている方が高評価していたので読んだのですが、すごくよかったです。
　スポーツ経験のない私には、駅伝の襷の持つ意味や、ただ6人の走者が決められた距離を走るというだけではない何かを、これまで全く理解できなかったのですが、その何かを、この本を通じてつかむことができた気がします。
　描かれているのは中学生だけれど、お正月の箱根駅伝で走っている選手たちにも似た何かはきっとあるのだろうと思うと、今から来年がとても楽しみです。

2016/04/04

面倒くさい中学生たち。
変に格好つけたり、プライド高かったり。
本質をちゃんと見抜いている先生は、頼りなくなんかない。
温かい本質をそれぞれにもった生徒たちは、皆、とても愛おしい。
自分は、こんなに人に優しく出来ているだろうか。
口にはしない、相手の本心を慮っているだろうか。

2016/03/27

中学生駅伝の話し。
スポーツ系の話しは流れが読めちゃうものだけど、それでもドキドキするし感動する！
やっぱただの勝ち負けじゃなくて、チームとしてそこにたどり着くまでがあるとおもしろくなるんだなぁ。

1区から6区まで、それぞれの走者にスポットを当てて描かれているのがとってもよかった！
ちょっととぼけた感じの上原先生にもスポットを当てて描かれていてもよかったのになぁ、というところと、ラストがもうひとつ、と感じたので☆4つで。

でも瀬尾まいこさんの作品は、いつも読後感がよくて好きだなぁ。
もっとたくさん書いてほしい！

2016/03/27

自分が考えている自分と、まわりから見た自分は違う。みんなそれぞれ純粋で自分を低く見積もるけど、まわりには実はまぶしく映っていたりする。お互いにいいところを認め合っているから、尊敬している相手に、自分にはこんなにいいところがあるんだよと教えてもらう戸惑いと喜び。青春って素晴らしいーー！

2016/03/12

メンバーそれぞれが、外面とは違って内面ではいろいろな悩みを抱えていて、走っている間にそれを考えつつ、乗り越えつつ、襷をつないでいく、というのが走るときの心の動きをよく表現していて、とても共感できた。

2016/03/06

2016/3/1
青春だー！
爽やかだ！！
清清しい！！！
各章、６人の目線で描かれてるからみんなの気持ちがわかってうれしい。
みんな色々悩みながら一生懸命なんだよな。
大田君みたいな子がホントに太田君みたいだったらいいのに。

2016/03/06

展開が予想通りなのに、涙してしまう作品でした。
駅伝の走者に順にフォーカスを当て、駅伝当日までの話を振り返っていく。
同じシーンを別の登場人物サイドから見返えす事で、最初に見えていた人間関係から次第に別の人間関係が見えてくる。
そして、最後は青春モノっぽくちょっと根性（？笑）、周りの思いを受けて走る主人公、飛行機なの泣いてしまった。
読みやすい青春物。

2016/01/29

こんな作品大好きです！
中学生の駅伝のお話です
1走 設楽くん、2走 不良の大田くん、3走 明るいジローくん、4走 吹奏楽部の渡部くん、5走 ２年生の俊介くん、6走 キャプテン桝井くん

駅伝当日までの様子が一人一人丁寧に書いてあります
みんな走ることが大好きな中学生です