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虚像の道化師 の商品レビュー

3.7

269件のお客様レビュー

  1. 5つ

    35

  2. 4つ

    102

  3. 3つ

    97

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    0

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2020/05/21

7つの短編集。 どれも面白いのですが、特に「曲球る」はおすすめです。個人的に野球が好きなことも相まって、涙せずにはいられませんでした。野球ファンの方には特に読んでほしい一話です。

Posted byブクログ

2020/04/30

同じ主人公が、7つの事件を解決していくストーリー。サクサク読めた。 犯人が先に判明しているのに種明かしをしていく展開もあり、推理小説とはただ犯人探しをするだけの物語でないことを知り感心。 警察官と大学教授なんて肩書きからして堅物そうな主人公たちも美人には弱かったり、感情移入しやす...

同じ主人公が、7つの事件を解決していくストーリー。サクサク読めた。 犯人が先に判明しているのに種明かしをしていく展開もあり、推理小説とはただ犯人探しをするだけの物語でないことを知り感心。 警察官と大学教授なんて肩書きからして堅物そうな主人公たちも美人には弱かったり、感情移入しやすかった。

Posted byブクログ

2020/02/08

ビル5階にある新興宗教の道場から、信者の男が転落死した。男は何かから逃れるように勝手に窓から飛び降りた様子だったが、教祖は自分が念を送って落としたと自首してきた。教祖は本当にその力を持っているのか。そして湯川はそのからくりを見破る事ができるのか(「幻惑す」)。 ボリユーム満点、7...

ビル5階にある新興宗教の道場から、信者の男が転落死した。男は何かから逃れるように勝手に窓から飛び降りた様子だったが、教祖は自分が念を送って落としたと自首してきた。教祖は本当にその力を持っているのか。そして湯川はそのからくりを見破る事ができるのか(「幻惑す」)。 ボリユーム満点、7堀収録の文庫オリジナル編集。 =================

Posted byブクログ

2020/02/07

短編を7つ収録 結構ボリューミー トリックより複雑な人間模様にフォーカスを向けた傾向が見受けられた。なによりも、理系の湯川が事件の真相を"究明"し、文系の草薙がそれを駆使して事件を"解決"する。そんな話に薫ちゃんがほどよく気持ちの良い&qu...

短編を7つ収録 結構ボリューミー トリックより複雑な人間模様にフォーカスを向けた傾向が見受けられた。なによりも、理系の湯川が事件の真相を"究明"し、文系の草薙がそれを駆使して事件を"解決"する。そんな話に薫ちゃんがほどよく気持ちの良い"香り"を添えている。文理、男女問わず読みやすい作品。湯川、草薙の意外な一面も垣間見れた。

Posted byブクログ

2019/12/10

ガリレオ短編集。 当初のガリレオ小説とは違って、物理学を用いたトリックがほぼなかった。 湯川先生はチョイ役で、いなくても成立する話が多かったような…。

Posted byブクログ

2019/11/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

目次を見て「幻惑す(まどわす)」 ん?東野先生のなんとかいうヤツみたいなタイトルだな?ガリレオシリーズか 他のシリーズにも使うようになったのかな という印象を持ちつつ読みすすめると、すぐに湯川先生登場w これガリレオシリーズやんけw ・幻惑す まどわす 宗教の教祖が主役 教祖が不思議な力で教団幹部を自殺に追い込んだという が、現実は、教祖は踊らせられてるだけで、主犯はその奥さんと幹部の2人 女性とその2人が機器を持っていて、それを使って宗教チックな事をやってお金をだまし取ろうと画策 教祖を演じるタイプではなかったため、それにふさわしい人物をピックアップして女性はその人物と結婚までしていた 徐々に軌道にのってきたが、幹部の一人が裏切ろうとしていたため、教祖の力を使って排除 ガリレオ先生が出てきて裏でそういった機器を使っている事がわかり逮捕 ・透視す みとおす キャバクラなのかクラブなのか そこのホステス女性が主役 刑事とガリレオ先生が店に行った時にガリレオ先生の名前を当ててみせる コールドリーディングの手法も使い、手玉に取られるガリレオ先生 が、すぐにその女性の他殺体が発見される 犯人は店の客 会社のお金に手を付けてしまっており、その書類を鞄に入れていた その鞄をホステス女性に透視され、、、実は透視ではなくスキをみてガッツリ見られていただけなのだが、書類について慌てる客の姿をコールドリーディングして「私はそれに気づいてますよ」というような発言をした事から、客はホステスを殺してしまったという事だった ・心聴る きこえる これテレビで見た事がある気がしましたね ピンポイントでそこにいる人だけにメッセージが聴こえる機器があり、それによる犯行 それによってノイローゼになった人物が刑事を刺す 同じように「なんか聴こえる」という女性がいて、ノイローゼ人物と同じ会社で働いていた 同僚が犯人で、ノイローゼ人物には妬みから、女性には好意から自分の事を好きになるようにメッセージを送っていた ・曲球る まがる これもテレビで見たと思うが気のせい? 引退間近の野球選手が主役 その奥さんが殺される 旦那さんは奥さんとの約束「だめになったらスパッと引退する」を守って野球選手引退を考えていたが、奥さんが亡くなった事でもう一度チャレンジしようと考え直す ガリレオ先生に投球フォームを物理学的に研究?してもらう それによって良い球が投げられるようになってきていたが、まだなにか違う その辺りで犯人逮捕、奥さんの最後の行動が分かってくる 台湾の野球界で再チャレンジという事があるのではないかと台湾の人と会っていたのだった 旦那さんとは「スパッと」と言っていたが、それは旦那さんの性格を考えてハッパをかける意味だった 結局辞められないだろうから、その時のために台湾で野球を続けられないかと働きかけていたのだった 最後はトライアウトのシーン すごく泣ける物語でした ・念波る おくる 双子姉妹の物語 テレパシーで姉の危機を感じ、電話をかけたら出ない で、事件が発覚するという展開 殺されてはおらず、意識不明の状態 例によってガリレオ先生のところに話がいくが、当事者たちと話をするとすぐにテレパシーの話ではない事を把握 姉と会っていた時に妹が襲われ、妹は姉の旦那さんが姉を殺そうとしている事に気づく テレパシーを感じて電話をしていたわけでなく、実際にはもっと頻繁に姉の無事を電話で確認していたのだった ガリレオ先生の活躍で無事に旦那が逮捕 ・偽装う よそおう ガリレオ先生と刑事が友人の結婚式に参加 山奥?だったかにある場所で行われたが、大雨で道が遮断されてそのエリアから出られなくなる 同時にそのエリアに入ってくる事もできなくなる そこで事件発生 作詞家の先生が奥さんと一緒に殺され、娘が第一発見者 実際は先生が奥さんを殺して先生は自殺 第一発見者の娘は現場を偽装して、第三者が先生を殺してから奥さんも殺害という状況にする 娘は先生の実の娘ではなく、自分の母が死んでから先生が死ぬという順番だと遺産が自分の手元に入ってこないからだった 色々と複雑な家族の物語 ガリレオ先生によって無事一見落着 ・演技る えんじる 劇団の代表が殺害される 当初、犯人はその代表の元カノのように書かれていた 狭い世界だからか、今カノも元カノも劇団員 単純に考えると若い今カノに彼氏を取られた元カノが代表を殺害という感じなのだがちょっと違っていた ガリレオ先生はこの劇団のファンクラブ名誉会員という立場で登場

Posted byブクログ

2019/11/05

シリーズ物なので買った一冊。 サクサク事件が解決していくのでスピード感があり面白かった。 短編だと内容が浅いとか思いがちだが、この本は感動したり感心したりといろいろ感じる事ができ、内容が浅いとかあまり感じなかった。 ちょっと飽きてきた感じがあるシリーズだが、読んでみるとまた...

シリーズ物なので買った一冊。 サクサク事件が解決していくのでスピード感があり面白かった。 短編だと内容が浅いとか思いがちだが、この本は感動したり感心したりといろいろ感じる事ができ、内容が浅いとかあまり感じなかった。 ちょっと飽きてきた感じがあるシリーズだが、読んでみるとまた次が読みたいと思えた小説でした。

Posted byブクログ

2019/10/02

『ガリレオ』シリーズの短編モノ。 どこから読み始めても楽しめる。 犯人の動機も、物理トリックも浅い。

Posted byブクログ

2019/09/01

文庫化に際し単行本『虚像の道化師』と『禁断の魔術』(収録作「猛射(う)つ」を除く)を合本して刊行致します。ボリューム満点の「ガリレオシリーズ」短編集。 ビル5階にある新興宗教の道場から、信者の男が転落死した。その場にいた者たちは、男が何かから逃れるように勝手に窓から飛び降りたと...

文庫化に際し単行本『虚像の道化師』と『禁断の魔術』(収録作「猛射(う)つ」を除く)を合本して刊行致します。ボリューム満点の「ガリレオシリーズ」短編集。 ビル5階にある新興宗教の道場から、信者の男が転落死した。その場にいた者たちは、男が何かから逃れるように勝手に窓から飛び降りたと証言するが、教祖は自分が念を送って男を落としてしまったと自首してきた。 湯川は教団に赴きからくりを見破る(「幻惑(まどわ)す」)。ほかに「心聴(きこえ)る」「偽装(よそお)う」「演技(えんじ)る」「透視(みとお)す」「曲球(まが)る」「念波(おく)る」を収録。 単行本『禁断の魔術』収録短編「猛射(う)つ」は大幅加筆によって長編に改稿し、『禁断の魔術』として文庫化。

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2019/08/26

ガリレオシリーズは、嫌いじゃ無いんだけど、良い意味でも悪い意味でもドラマの印象が強すぎて、福山さんの顔がすぐ浮かんでしまう。 私は、登場人物の顔や情景などを想像しながら読んでいくのが好きなため、実写されてない作品が好きなので、どうしても先入観があるため(加賀シリーズもか)、想像力...

ガリレオシリーズは、嫌いじゃ無いんだけど、良い意味でも悪い意味でもドラマの印象が強すぎて、福山さんの顔がすぐ浮かんでしまう。 私は、登場人物の顔や情景などを想像しながら読んでいくのが好きなため、実写されてない作品が好きなので、どうしても先入観があるため(加賀シリーズもか)、想像力がやはりちょっと抑制されてしまうのは正直残念なとこ。しかし、実写化されるだけあって、物語はしっかり読みやすくエンタメ性に富んでいて、やっぱり面白い。 こちらは短編集。草薙刑事の同期が語り手になる話が結構好きかな。順番通りに読んでないんだけど、いつかシリーズ全て読破したいな。

Posted byブクログ