虚像の道化師 の商品レビュー
2021/1/30読了。 久しぶりの「ガリレオ」シリーズ。 短編集だけれど、一つ一つの話の長さもちょうどよく、文句なしに面白い。 「マスカレードホテル」シリーズは私にはしっくりこなかったけれど、このガリレオを読んで「やっぱりこれだよね」とほっとした。 安定のガリレオ先生と草薙さ...
2021/1/30読了。 久しぶりの「ガリレオ」シリーズ。 短編集だけれど、一つ一つの話の長さもちょうどよく、文句なしに面白い。 「マスカレードホテル」シリーズは私にはしっくりこなかったけれど、このガリレオを読んで「やっぱりこれだよね」とほっとした。 安定のガリレオ先生と草薙さん…そして登場人物もそれぞれ自分の人生を背負っていて説得力と面白さがある。 もっともっとこういうものを読みたい。
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最後の神原敦子がサイコパスすぎて笑ってしまった 真犯人の一言一句が逮捕のきっかけになっていたので、全く気づけなかった。 日本語はやはり面白いなと感じた。
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P.199 人の意見を聞かない刑事に対して、湯川先生が言った言葉。 「誰も思いつきだけで答えを出そうとは――」 そして、刑事を楽な方に流されている向上心のない"怠け者"だと言う。 間違っていることは間違っているというけど、意見としては尊重してくれる姿勢はかっ...
P.199 人の意見を聞かない刑事に対して、湯川先生が言った言葉。 「誰も思いつきだけで答えを出そうとは――」 そして、刑事を楽な方に流されている向上心のない"怠け者"だと言う。 間違っていることは間違っているというけど、意見としては尊重してくれる姿勢はかっこいいなぁと思った。 湯川先生もこのとき、精神的向上心がないものは馬鹿だとか思っていたのだろうか。
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☆特長 湯川博士、草彅刑事、内海刑事が登場する7つの短編集。 多彩なシチュエーション。 「教団内のトラブル」「透視術を独学して客を喜ばせようとする健気なホステス」「幻聴に悩まされる人々」「現役引退の野球選手と感動の夫婦愛」「双子のテレパシー」「作詞家夫婦と娘」「劇団の演出家と元カ...
☆特長 湯川博士、草彅刑事、内海刑事が登場する7つの短編集。 多彩なシチュエーション。 「教団内のトラブル」「透視術を独学して客を喜ばせようとする健気なホステス」「幻聴に悩まされる人々」「現役引退の野球選手と感動の夫婦愛」「双子のテレパシー」「作詞家夫婦と娘」「劇団の演出家と元カノ、今の彼女」 短編ならではの急展開で、サクサク読めます。 ☆感想 興味深いいろんなシチュエーションの話が登場して、それぞれに楽しめました。 科学的なトリックの面白さもありますが、親子、恋人、姉妹、ホステスと客、夫婦、さまざまな人間関係に起因する愛憎劇が楽しめます。 人と人との距離の取り方も勉強になると感じました。 ☆魅力 感想の通りです。 ☆おすすめの人 隙間時間に読者を楽しみたい方。 トリックよりも人間関係の妙味を感じる読書をしたい方。
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ガリレオシリーズ短編集。全七作収録の大ボリュームだが、圧倒的なリーダビリティーの高さでスイスイ読める。流石にマンネリ感は否めず、エピソードによっては物理学との関連性が低かったりするが、ヒューマンドラマに振り切った「曲球る」や、終盤にてどんでん返しが待ち構える「演技る」など、新規軸...
ガリレオシリーズ短編集。全七作収録の大ボリュームだが、圧倒的なリーダビリティーの高さでスイスイ読める。流石にマンネリ感は否めず、エピソードによっては物理学との関連性が低かったりするが、ヒューマンドラマに振り切った「曲球る」や、終盤にてどんでん返しが待ち構える「演技る」など、新規軸を打ち出した作品もある。前作での経験を経た湯川の心境の変化が反映された「偽装う」が象徴するように、化学にせよ人の心にせよ、新しい観点を受け入れる彼の姿勢がシリーズに新風を吹き込むのだろう。草薙刑事が相棒役に復帰しているのも嬉しい。
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文庫本になって加えられたという3篇を読むべく同じタイトルの本をGET。初めての体験かも 殺人事件の始まりではあるけれど、どれも家族や夫婦の絆が感じられて最後は心がホンワカ
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ガリレオシリーズの続きを久々に。 短編集なので、一話ごとはサクッと解決して読みやすい。 最初の「幻惑す(まどわす)」は、TVで見た気がする。 短編集でも、トリックや人間関係は意外と深くて面白いが、読み終わるとあまり記憶に残らない……。
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読めば読むほど湯川先生&草薙刑事コンビが仲良しでかわいくなる。 ドラマの印象でどうも湯川先生は堅物で話が通じがたい理系博士を誇張したようなキャラクターと思い込んでいたけれど、物理学に関することだけじゃなく人の心理や人間性を分析・理解し、それぞれの人の立場の視点や思いを推し...
読めば読むほど湯川先生&草薙刑事コンビが仲良しでかわいくなる。 ドラマの印象でどうも湯川先生は堅物で話が通じがたい理系博士を誇張したようなキャラクターと思い込んでいたけれど、物理学に関することだけじゃなく人の心理や人間性を分析・理解し、それぞれの人の立場の視点や思いを推し量れる人だった。さらには報われるべき人がちゃんと報われるべく自分の出来る範囲内でアクションをとれる人だった。かっこいい、スマート。 特に偽装うの湯川先生が私は好き。湯川先生の思いを汲む草薙刑事も好きだし、読み終わったときにくぅ〜っとなった。
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ガリレオシリーズ第7作の短編集。 長編と比べるとやはり軽く感じてしまいますが、 面白いです。 本作に限りませんが、短編の話を 禁断の魔術のように、加筆して長編化(焼き直し)したら面白いかも。
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