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悲嘆の門(下) の商品レビュー

3.6

170件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

    60

  3. 3つ

    51

  4. 2つ

    15

  5. 1つ

    1

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2016/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

宮部さんファンタジー苦手…の私をぐいぐい引っ張って最後まで読ませてくれた筆力はやはり圧巻、文章の力はすごいなぁとまず思いました。 まぁ話の好き好きはありますけれども。完全に下巻はファンタジーになってましたね。 そしてガラ。ガラがでてきた時はそれはそれは恐ろしい異世界の怪物だと思ったのですが、読み終わってみたら思っていたより簡単に呼ばれて飛び出てくるし、呼ばれなくても飛び出てくるし、裏切るわ、母性の話だわ、哀しい最後ではありましたが読後にはガラが随分安く感じられました。 結末もうーん、ちょっと都合いいんではと思ってしまったなぁ。面白かったけれども。 宮部さん、現代であれ時代物であれ最近怪物モノが多い? 人間の邪悪をどう描くか、すごく考えあぐねておられるのかなと思いますが。 英雄の書も読んでみようかな、と逆に思いましたがあまりはまれないでしょうかね。

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2016/01/03

うーん、最後の方はまた観念的で良くわからない感じだった。 展開はドキドキでおもしろいんだけど。 しかも数時間って。。。なんだかなー。 「英雄の書」もよくわからなかったからしょうがないか。 一度発した言葉はその人の中に蓄積するって言うのはいつも感じていること!!なんだか嬉しい。 ...

うーん、最後の方はまた観念的で良くわからない感じだった。 展開はドキドキでおもしろいんだけど。 しかも数時間って。。。なんだかなー。 「英雄の書」もよくわからなかったからしょうがないか。 一度発した言葉はその人の中に蓄積するって言うのはいつも感じていること!!なんだか嬉しい。 だから昨今のネットスラング(っていうのかな??)を友達が使うのが気になって仕方ない。

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2015/12/20

上巻がゾワゾワドキドキでのめり込むのに対し、下巻は異世界感がちょっと強すぎたかなぁ。 ブレイブストーリーは好きだったけど、宮部さんのファンタジーは当たり外れがちょっとある。大筋は面白いんだけれど。

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2015/12/12

上巻の途中までは面白そうだと思って読み進めたら、急にファンタジーに突入。あ、英雄の書の続編なんだ…と、ちょっとガッカリ。 ファンタジー苦手なんだよね。 もっとフツーに現実の世界の方を丁寧に描いた方が面白かったと思う。 宮部みゆきだから読めた本。

Posted byブクログ

2015/12/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館で借りた本。 正義の気持ちから、闇の世界に迷い込んだ孝太郎は、犯してはならない罪を繰り返して行く。森永を救いたい、ミカを救いたい、仇を討ちたい。 最終的にどこに着地するのか。 結末は少し意味のわからない部分もありましたが、全体的にハラハラドキドキの上下巻でした。

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2015/12/11

「英雄の書」無名の地とリンクしており、主人公の大学生は、自らも間接的に人を消すようことにかかわってしまう。もう、戻れないところまで来る。 でも最後は、主人公に都合よく時間が巻き戻しになった。 常識的な見識の元警察官、若さと正義感のコウダッシュ、登場人物の描き方に読み応えがあり...

「英雄の書」無名の地とリンクしており、主人公の大学生は、自らも間接的に人を消すようことにかかわってしまう。もう、戻れないところまで来る。 でも最後は、主人公に都合よく時間が巻き戻しになった。 常識的な見識の元警察官、若さと正義感のコウダッシュ、登場人物の描き方に読み応えがありおもしろかった。 さすが宮部みゆきさん。

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2015/12/06

バタバタしてなかなか読めなかったけど、やっと読めた。やっと。 途中、孝太郎の省みなさに苛立ちを覚えつつも、都合の悪い言葉・耳が痛い言葉に耳を貸さないことあるよねと省みた。これから自分の中に蓄積した言葉・業を抱えて生きていく孝太郎を思うとずっしり。。 でも、読み応えたっぷりで、物語...

バタバタしてなかなか読めなかったけど、やっと読めた。やっと。 途中、孝太郎の省みなさに苛立ちを覚えつつも、都合の悪い言葉・耳が痛い言葉に耳を貸さないことあるよねと省みた。これから自分の中に蓄積した言葉・業を抱えて生きていく孝太郎を思うとずっしり。。 でも、読み応えたっぷりで、物語の世界にたっぷり浸りました。

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2015/11/25

ネタバレ なんの前情報もなく読み進めていったら、ファンタジーかぁ…残念。 前半に連続殺人事件とクマーの人々、刑事、そしてガーゴイルがどう繋がっていくのかハラハラしてぐいぐい読んだけれど、今回はファンタジーを求めてなかったので残念でした。 それでも主人公がガラと行動を共にして...

ネタバレ なんの前情報もなく読み進めていったら、ファンタジーかぁ…残念。 前半に連続殺人事件とクマーの人々、刑事、そしてガーゴイルがどう繋がっていくのかハラハラしてぐいぐい読んだけれど、今回はファンタジーを求めてなかったので残念でした。 それでも主人公がガラと行動を共にして、目をもらい、『狩る立場』になっていく心理描写はなかなか興味深かったけど… 最後のほうは流し読みでした。 宮部さんのファンタジーはクロスファイヤまでかな。

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2015/11/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どんな風に話が展開していくのか 孝太郎の運命はどうなるのか 気になって,どんどん読み進められました。 あの「目」で自分を見てみたら どんな風に見えるんだろう? 怖いけど,のぞいてみたいような気もしました。 ファンタジー?を久々に読みましたが たまには良いなと思える本でした。 順序は逆になったけど「英雄の書」も読もうかな。

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2015/11/20

すまない。おまえは後悔する。 そう言われ続けていた主人公・孝太郎の結末が明らかになる。もうこれは完全なるファンタジー。 殺人事件の真相が少しずつ解明されて行き、元・刑事の都築の勘も冴えわたり人間らしくてホッとする。 言葉はその誕生のとき、意味を持たない。そして完全に清浄でなければ...

すまない。おまえは後悔する。 そう言われ続けていた主人公・孝太郎の結末が明らかになる。もうこれは完全なるファンタジー。 殺人事件の真相が少しずつ解明されて行き、元・刑事の都築の勘も冴えわたり人間らしくてホッとする。 言葉はその誕生のとき、意味を持たない。そして完全に清浄でなければならないなど、正直ここらへんついていけなかったけど、同じページの先をチラ見しないよう隠したりしながら読むほどドキドキ、次が気になって一気に読んでしまった。 よくよく考えると矛盾してる箇所もあるけど、まあそれもファンタジー。宮部さんはいろいろな種類の小説が書けるからすごい。

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