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悲嘆の門(下)
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 毎日新聞社 |
| 発売年月日 | 2015/01/01 |
| JAN | 9784620108094 |

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商品レビュー
3.5
176件のお客様レビュー
物語は、サイバーパトロール会社でアルバイトをしている大学生の孝太郎と、元刑事の都築が織りなす不思議な世界を描いています。彼らは、動くガーゴイル像やホームレス失踪事件を通じて、言葉の力や人間の業に迫ることになります。インターネットの普及によって溢れる言葉が、どのように人々の心に影響を与えるのかを考察し、重層的なテーマが展開されます。ファンタジー要素が強く、特に後半は複雑な展開が待ち受けていますが、物語の中には現実社会の問題への問いかけも含まれており、深い思索を促します。読者によっては、ファンタジーの要素が難解に感じられるかもしれませんが、心に残るメッセージが詰まった作品です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
なんとも不思議な小説である。ミステリーかと思えばファンタジーであったり、宮部みゆきはこんな作風であったろうか。上巻の半ばを過ぎるまで、自分が放り込まれた世界がなんなのか、見当がつかないまま、読み進めざるを得なかった。上巻を読み終えて分かったのは、この物語には2つの路線が引かれてい...
なんとも不思議な小説である。ミステリーかと思えばファンタジーであったり、宮部みゆきはこんな作風であったろうか。上巻の半ばを過ぎるまで、自分が放り込まれた世界がなんなのか、見当がつかないまま、読み進めざるを得なかった。上巻を読み終えて分かったのは、この物語には2つの路線が引かれている、ということだ。 1つは連続殺人事件。しかもどの事件でも、遺体の一部が切断され、猟奇性を帯びている。ミステリーである。もう1つは、身長2メートルの有翼人ガラが登場するファンタジーである。ガラは女性戦士でしかも美人である。ガラは精霊(すだま)の生まれ出ずる異界から来たのだった。人間の渇望を集め、それを死神の鎌のような武器に封じ込める『悲嘆の門』の門番だった。こうなってくると、物語は俄然哲学的色彩を帯びてくる。 人の強い感情が言葉へと収斂し、さらには抽象的概念である言葉が実態を持つ具象へと変化するのだ。 さて、ミステリーとファンタジーの世界が交差する十字路に立つのが、本編の主人公・三島孝太郎である。退屈な大学生活を送る孝太郎がはじめたアルバイトがサイバー・パトロールだった。ネット上に溢れる膨大な言葉から危険な要素を見つけ出す業務である。現在日本中を震撼させている連続殺人事件をネット上でウオッチするのもその1つである。そんな中、アルバイト仲間の森永が失踪した。森永は、新宿のホームレスが次々と姿を消すという奇妙な事件に興味を抱いていた。孝太郎は、森永の足跡が途絶えた、ある廃墟ビルの周辺で「巨大な鳥」の目撃談が相次いでいることを知る。ホームレスのひとりは、目撃した後に姿を消した。近隣のアパートで保護された少女が見た怪物の絵。孝太郎はそれが、ビル屋上に設置されたガーゴイル像であることに気づく。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なんにせよ、ハッピーエンドなのはよかっ た。 悲嘆の門から帰れないという結末でも、良 かったような気もするが。 美香が助からなかったら、救いようのない 結末になったかな? 悲嘆の門の描写、もっとなんとかならん かったかな? 引っ張るだけ引っ張っておいて、あれじゃ あな。 でもトータルで面白かったから、まあいっか。
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ミステリーとファンタジーが融合したような話。 人の罪を裁くということについて考えさせられた。 悪いこと、悪を許せないという気持ちは誰にでもある。 だから悪人に私的に制裁を加えていい、と短絡的にやってしまうと、やった人が罪を背負うことになる。 悪人には悪人なりの理屈、言い分があった...
ミステリーとファンタジーが融合したような話。 人の罪を裁くということについて考えさせられた。 悪いこと、悪を許せないという気持ちは誰にでもある。 だから悪人に私的に制裁を加えていい、と短絡的にやってしまうと、やった人が罪を背負うことになる。 悪人には悪人なりの理屈、言い分があったり、色々な複雑な事情が絡んだりもする。 人の罪を裁くことはそんなに単純なことではなく、逆に裁くほうが罪を負うかもしれない、そういうこともわかってやること、とても重いことなのだろうと思った。 言葉を発すると、それは無くならず蓄積していくという文にもドキリとした。 自分はいつもどんな言葉を発してるかな。 いい言葉を自分にも相手にも発していきたいな。
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