アイネクライネナハトムジーク の商品レビュー
とてもよかった。伊坂さんの小説にはめずらしく、普通で愉快な人間たちの喜怒哀楽がつまった素敵な物語ばかりだった
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2014.10.09読了。9/26発売の新作は伊坂先輩にしては珍しく、探偵も、強盗も、殺し屋も、死神も出てこない、普通の“出会い”を描いた短編6作品。表題作『アイネクライネ』は、歌手の斉藤和義さんとのコラボ作品ということで、YouTubeで検索してみたら、歌詞が物語そのまんま!感...
2014.10.09読了。9/26発売の新作は伊坂先輩にしては珍しく、探偵も、強盗も、殺し屋も、死神も出てこない、普通の“出会い”を描いた短編6作品。表題作『アイネクライネ』は、歌手の斉藤和義さんとのコラボ作品ということで、YouTubeで検索してみたら、歌詞が物語そのまんま!感動!次作『ライトヘビー』も、斉藤和義さんの歌詞を散りばめられているんだそう。斎藤さん、てそういうことか!!あとがき読んで気付きました。面白い。3作目『ドクメンタ』では自分と似たような性格の藤間さんに共感し、『ルックスライク』の、どこのお嬢さんかご存知ですか?この撃退法素敵だなぁ。『メイクアップ』は同級生との再会を描く。地元に住み続けてるし、自分にはあんまり衝撃的な再会は無さそうだなぁ。『ナハトムジーク』では、人の繋がりに感動! 珍しく恋愛モノな今作。こんな伊坂先輩も、悪くない!!キュンキュンしたー♡出会い、いいね。
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今年31冊目。どこにでもありそうななさそうな、でも確かにありそうな、小さな奇跡のお話。そして、みんながちょっとずつ前に進める感じのお話。短編集のような連作のような。 アイネクライネ、ライトヘビー、ルックスライクが特に良かったかな。 斉藤和義とのコラボ作品ということで、早速その...
今年31冊目。どこにでもありそうななさそうな、でも確かにありそうな、小さな奇跡のお話。そして、みんながちょっとずつ前に進める感じのお話。短編集のような連作のような。 アイネクライネ、ライトヘビー、ルックスライクが特に良かったかな。 斉藤和義とのコラボ作品ということで、早速その曲を検索して聴いてみたら、モロに小説の内容でびっくり! 読んでから聴くと、しっくりきます。 久々の伊坂作品、今までと作風が違う感じだったけど、ほっこりサクサク楽しめました。
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伊坂幸太郎らしい作品。 ごくありふれた様々な人々を日常を短編で綴り、紡ぐ。ああこの人か、と、ワクワクすることはもちろん、ユーモラスな会話が楽しすぎた。 何より、斉藤和義の楽曲ベリーベリーストロングの元となる小説を読めたのは嬉しい。歌詞がそのまま小説になっている。順番としては小説が...
伊坂幸太郎らしい作品。 ごくありふれた様々な人々を日常を短編で綴り、紡ぐ。ああこの人か、と、ワクワクすることはもちろん、ユーモラスな会話が楽しすぎた。 何より、斉藤和義の楽曲ベリーベリーストロングの元となる小説を読めたのは嬉しい。歌詞がそのまま小説になっている。順番としては小説が先だが、個人的には曲を何年も前から知っていたので、楽しみながら読めた。
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じんわりと感動が湧いてくる。 最終章では、泣けました。 何でもない、その人の小さな小さな物語を、ここまで感動的にできるなんて、さすが伊坂幸太郎。 私たちの小さな物語も、いくつも折り重なって、奇跡を起こしているのだと思った。 2014.10.12
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久々の伊坂さん!(いつも言ってる) あとがきでも言ってるけど、本当に読みやすいと思う。 どの話も好きだな〜! ライトヘビー、ドクメンタ、ルックスライクが好き!収録の半分!残りも好きだけど、特に! 「どこのお嬢さんかご存知なんですか?」っていうのが本当に面白かった(^o^)/
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この話はどこへ飛んでいってどのミットに収まるのか、わくわくしながら読みましたね。「通帳の記帳」とか「彼女が誰の娘か知っているか?」とかキター!って感じ。ボクシングのチャンピオンの話も好きですねぇ~
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「ええやん!」って感じではなかったけど、それが逆にほっこりしててよかった。斉藤和義聞いてみよう。 和義聞いて、伊坂のやりたかったことが何となくわかった気が。ええ本や。 ベリーベリーストロング!
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前作『首折り男のための協奏曲』でも感じたけれど、『ゴールデンスランバー』以降の長い模索を経て、結局原点回帰というか、この方向で行くのだろうか。 「アイネクライネ」。伊坂さんご本人曰く、珍しい恋愛小説。しかし、伊坂さんがベタな恋愛小説など書くはずがない。「ライトヘビー」。何と...
前作『首折り男のための協奏曲』でも感じたけれど、『ゴールデンスランバー』以降の長い模索を経て、結局原点回帰というか、この方向で行くのだろうか。 「アイネクライネ」。伊坂さんご本人曰く、珍しい恋愛小説。しかし、伊坂さんがベタな恋愛小説など書くはずがない。「ライトヘビー」。何と、日本人初のボクシングヘビー級王者誕生!! しかし、伊坂さんがベタなスポ根小説など書くはずがない。ここまでは軽いジャブ。 「ドクメンタ」。これを怠っている人は多いだろうが、何て回りくどい伝え方を…。「ルックスライク」。こういう撃退法、とても応用する気になれん。「メイクアップ」。こういう望まない再会は誰にでもあり得るだろう。そのときあなたならどうする。 ここまでの5編は、他との繋がりも一部明らかになるが、短編としてそれなりに面白い。よく言えばいつもの伊坂節らしく肩の力が抜けているし、悪く言えば可もなく不可もない。そして、最後のやや長い「ナハトムジーク」に突入するのだが…。 ヘビー級ボクサーの彼が、何やら回想している。世界的な活躍をしたアスリートが彼のような経験をするのは、現実にも枚挙にいとまがない。そこで潰れるか、流されず精進できるか。相手の憎々しさといい、最後はなかなかに読ませるじゃないか。 そもそも最初から連作を想定したわけではなかった前作よりは、連作短編集としての完成度は高い。しかし、この手の手法に慣れたせいか、一つの糸に繋がる快感は残念ながらそれほどでもない。最後が単独でも読ませる内容なのが救いか。 ここにヒーローはいない、という。特定の強烈な主人公を置かないのが伊坂流ではあるけれど、せっかく生み出したヘビー級ボクサーにもっとスポットを当て、ヒーローに仕立て上げてもよかったのではと思うと、惜しい気もする。 タイトルの由来である「Eine Kleine Nachtmusik」とは、誰でも聴いたことがあるモーツァルトの楽曲だが、このタイトルにした理由はわからない。この曲同様、多くの読者に親しみやすい作品ではあるのだろうが、物足りないのは否めない。
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これこれ、こういう伊坂作品が読みたかったよ、という感じでした。 細かいところで人物とか出来事がいろいろつながっているような。こういうの大好き。 しかし斉藤和義さんの歌にはいい歌詞がたくさんあるんですね。 織田一真が、最初すごいやなやつだと思っていたのですが、だんだんと憎めな...
これこれ、こういう伊坂作品が読みたかったよ、という感じでした。 細かいところで人物とか出来事がいろいろつながっているような。こういうの大好き。 しかし斉藤和義さんの歌にはいい歌詞がたくさんあるんですね。 織田一真が、最初すごいやなやつだと思っていたのですが、だんだんと憎めないやつになっていったのが悔しかった(笑) トイストーリーを、あんな風に表現してくれただけで、この本が大好きになりました。
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