アイネクライネナハトムジーク の商品レビュー
じんわりと感動が湧いてくる。 最終章では、泣けました。 何でもない、その人の小さな小さな物語を、ここまで感動的にできるなんて、さすが伊坂幸太郎。 私たちの小さな物語も、いくつも折り重なって、奇跡を起こしているのだと思った。 2014.10.12
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久々の伊坂さん!(いつも言ってる) あとがきでも言ってるけど、本当に読みやすいと思う。 どの話も好きだな〜! ライトヘビー、ドクメンタ、ルックスライクが好き!収録の半分!残りも好きだけど、特に! 「どこのお嬢さんかご存知なんですか?」っていうのが本当に面白かった(^o^)/
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この話はどこへ飛んでいってどのミットに収まるのか、わくわくしながら読みましたね。「通帳の記帳」とか「彼女が誰の娘か知っているか?」とかキター!って感じ。ボクシングのチャンピオンの話も好きですねぇ~
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「ええやん!」って感じではなかったけど、それが逆にほっこりしててよかった。斉藤和義聞いてみよう。 和義聞いて、伊坂のやりたかったことが何となくわかった気が。ええ本や。 ベリーベリーストロング!
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前作『首折り男のための協奏曲』でも感じたけれど、『ゴールデンスランバー』以降の長い模索を経て、結局原点回帰というか、この方向で行くのだろうか。 「アイネクライネ」。伊坂さんご本人曰く、珍しい恋愛小説。しかし、伊坂さんがベタな恋愛小説など書くはずがない。「ライトヘビー」。何と...
前作『首折り男のための協奏曲』でも感じたけれど、『ゴールデンスランバー』以降の長い模索を経て、結局原点回帰というか、この方向で行くのだろうか。 「アイネクライネ」。伊坂さんご本人曰く、珍しい恋愛小説。しかし、伊坂さんがベタな恋愛小説など書くはずがない。「ライトヘビー」。何と、日本人初のボクシングヘビー級王者誕生!! しかし、伊坂さんがベタなスポ根小説など書くはずがない。ここまでは軽いジャブ。 「ドクメンタ」。これを怠っている人は多いだろうが、何て回りくどい伝え方を…。「ルックスライク」。こういう撃退法、とても応用する気になれん。「メイクアップ」。こういう望まない再会は誰にでもあり得るだろう。そのときあなたならどうする。 ここまでの5編は、他との繋がりも一部明らかになるが、短編としてそれなりに面白い。よく言えばいつもの伊坂節らしく肩の力が抜けているし、悪く言えば可もなく不可もない。そして、最後のやや長い「ナハトムジーク」に突入するのだが…。 ヘビー級ボクサーの彼が、何やら回想している。世界的な活躍をしたアスリートが彼のような経験をするのは、現実にも枚挙にいとまがない。そこで潰れるか、流されず精進できるか。相手の憎々しさといい、最後はなかなかに読ませるじゃないか。 そもそも最初から連作を想定したわけではなかった前作よりは、連作短編集としての完成度は高い。しかし、この手の手法に慣れたせいか、一つの糸に繋がる快感は残念ながらそれほどでもない。最後が単独でも読ませる内容なのが救いか。 ここにヒーローはいない、という。特定の強烈な主人公を置かないのが伊坂流ではあるけれど、せっかく生み出したヘビー級ボクサーにもっとスポットを当て、ヒーローに仕立て上げてもよかったのではと思うと、惜しい気もする。 タイトルの由来である「Eine Kleine Nachtmusik」とは、誰でも聴いたことがあるモーツァルトの楽曲だが、このタイトルにした理由はわからない。この曲同様、多くの読者に親しみやすい作品ではあるのだろうが、物足りないのは否めない。
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これこれ、こういう伊坂作品が読みたかったよ、という感じでした。 細かいところで人物とか出来事がいろいろつながっているような。こういうの大好き。 しかし斉藤和義さんの歌にはいい歌詞がたくさんあるんですね。 織田一真が、最初すごいやなやつだと思っていたのですが、だんだんと憎めな...
これこれ、こういう伊坂作品が読みたかったよ、という感じでした。 細かいところで人物とか出来事がいろいろつながっているような。こういうの大好き。 しかし斉藤和義さんの歌にはいい歌詞がたくさんあるんですね。 織田一真が、最初すごいやなやつだと思っていたのですが、だんだんと憎めないやつになっていったのが悔しかった(笑) トイストーリーを、あんな風に表現してくれただけで、この本が大好きになりました。
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あれ?恋愛小説? って思い始めてから、 普通の恋愛小説と 伊坂幸太郎らしいキャラクターたちがマッチしていって ほくほくした気持ちで読了。
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紹介された男が思わぬ人間とわかる「ライトヘビー」 別居中の妻子と意外な方法で連絡をとる「ドクメンタ」 叙述トリックと巨乳と別れが融合してなぜか楽しい「ルックスライク」 このへんまでは面白くて 伊坂幸太郎らしい恋愛もので これは傑作と思ったけど 最後の「ナハトムジーク」は 蛇足な...
紹介された男が思わぬ人間とわかる「ライトヘビー」 別居中の妻子と意外な方法で連絡をとる「ドクメンタ」 叙述トリックと巨乳と別れが融合してなぜか楽しい「ルックスライク」 このへんまでは面白くて 伊坂幸太郎らしい恋愛もので これは傑作と思ったけど 最後の「ナハトムジーク」は 蛇足なような でも「ライトヘビー」「ドクメンタ」が とてもいいので★4
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読後、あー面白かった! と気持ち良く終われる本。小さな、ありえないような、けれど本当に在った奇跡たちの物語。ほっこり。しあわせ、愉快な気持ちになれる連作短編集。ところどころくすくすと笑っちゃう。出てくる人がみんないい。憎めない、いい。愛溢れてる。作者の愛も、悪戯心も。 どれも良か...
読後、あー面白かった! と気持ち良く終われる本。小さな、ありえないような、けれど本当に在った奇跡たちの物語。ほっこり。しあわせ、愉快な気持ちになれる連作短編集。ところどころくすくすと笑っちゃう。出てくる人がみんないい。憎めない、いい。愛溢れてる。作者の愛も、悪戯心も。 どれも良かったんだけど、あとがきで伊坂さんご本人も短編の中でお気に入りとなったと述べられている二番目のライトヘビー、いいな。電話だけの恋。近くて遠い奇跡。
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織田一真とチルドレンに出てくる陣内 同じ雰囲気がする。 とても可愛いお話だったように思いました。
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