明日の子供たち の商品レビュー
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p.309 カレーが続いたことってないのか。 何が正常で、何が異常なのか? カレーを作る際のちょっとした場面でしたが、何故かとても考えさせられました。
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おもしろかったけど、有川浩に期待する爽快感は薄かったか。 印象に残った登場人物は、猪俣先生と福原施設長。特に福原施設長は、かなり仕事できる人。
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この本を読んで、虐待や育児放棄で施設に預けられたというニュースを見る度に良かった、助けてもらえたと思うようになった。親みたいな人に育ててもらうより、施設にいるほうが安全だ、幸せだと思う子供たちがいる。進学のリスク、退所後に頼れる大人がいないことの不安など、考えもつかなかった。本書...
この本を読んで、虐待や育児放棄で施設に預けられたというニュースを見る度に良かった、助けてもらえたと思うようになった。親みたいな人に育ててもらうより、施設にいるほうが安全だ、幸せだと思う子供たちがいる。進学のリスク、退所後に頼れる大人がいないことの不安など、考えもつかなかった。本書の「日だまり」のような場所が当たり前に彼らの近くにあって欲しいと思う。終盤の奏子のスピーチはすごく心に響いた。この作品に出会えて良かった。
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図書館で借りました。 完全にタイトル借り(笑) 安定の有川先生なら大丈夫だ! 児童施設に再就職する新人若手先生。 「施設の子供たちはかわいそう」 この言葉に施設の子供から洗礼を浴びる。 でも、私も心の何処かできっとかわいそうに違いない、と勝手に枠に当てはめてジャッジしてしまってないか? 子供の必要とするサポートと、大人の考えるサポートのギャップがお見事! そこにこそ大人の勝手な都合がある。 そこに退所後のエアポケットが生まれる。 届け!奏子の願い! そして、旅立つ子供たちが未来に希望を持てますように。 選挙の意味を考えさせられた作品でもあります。
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これも読んだことあったな!笑 やっぱりメディアマーカーなくなったの痛いよなーいつかブクログに集約するか…。あ、話はわかりやすい、読みやすい、という有川浩作品。
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三田村慎平・やる気は人一倍の新任職員。 和泉和恵・愛想はないが涙もろい3年目。 猪俣吉行・理論派の熱血ベテラン。 谷村奏子・聞き分けのよい“問題のない子供”16歳。 平田久志・大人より大人びている17歳。 想いがつらなり響く時、昨日と違う明日が待っている! 児童養護施設を舞台に繰り広げられるドラマティック長篇。 (アマゾンより引用) これ、たぶん有川さんの身にホントに起こったことなんやろうなぁ 何より猪俣先生の存在が最高!!
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頼りになる先輩に導かれる主人公、それでも曲げたくない主張。 おなじみ有川節が炸裂し、あの話がこうつながるか、気が付いたら読了と楽しめます。 作中の問題提起は引っ掛かりを覚えたり、え、そうかな、と思ったりもするのですが、それを含めての問題提起なのでまあありなのではないでしょうか。 ...
頼りになる先輩に導かれる主人公、それでも曲げたくない主張。 おなじみ有川節が炸裂し、あの話がこうつながるか、気が付いたら読了と楽しめます。 作中の問題提起は引っ掛かりを覚えたり、え、そうかな、と思ったりもするのですが、それを含めての問題提起なのでまあありなのではないでしょうか。 個人的には読む場合は最後のページまで目を通してほしい。 「取材協力」 ここまで行きついて、作中よりも大爆笑した私はきっと悪くない。
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有川作品だから社会問題も軽やかに鮮やかに扱いつつハッピーエンドで締めるのだろう、その中で登場人物の成長や淡い恋愛を描くのだろう、そう高を括っていた。でもそれだけではなかった。すべての人間はもとは子どもであり児童であったのだから児童福祉はすべての人間に関わってくる話であることを痛感...
有川作品だから社会問題も軽やかに鮮やかに扱いつつハッピーエンドで締めるのだろう、その中で登場人物の成長や淡い恋愛を描くのだろう、そう高を括っていた。でもそれだけではなかった。すべての人間はもとは子どもであり児童であったのだから児童福祉はすべての人間に関わってくる話であることを痛感した。忘れていた自身の家族に対する感情、それぞれの家庭事情に振り回されるかつての友人たちを思い出した。ここまで感情がゆさぶられるのは、作者がそれだけゆさぶられながら書いているからではなかろうか。そう想像せずにはいられないほどの熱量をもった作品であった。読者もそしておそらく作者もエネルギーを大量に消費することが考えられるからこそ少しずつ読み進めていくことを推奨する。
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児童養護施設の話。 そこを知らないと、かわいそうな子供がいると思いがちだが、それこそが偏見なのだと知った。 また、そこを出た子供たちの受け皿になる場所が、いちばん必要とされていることも知り勉強になりました。
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妻の友人の薦めで読んだ。児童養護施設を舞台に書かれた小説。児童養護施設の深刻な話になるかと思ったら、そう考えること自体が偏見でした。勉強になったし読み終わり感もすっきりでした。 400ページある長編でしたが有川さんの作品らしく読みやすくドラマや映画化しても面白そうな作品でした。
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