明日の子供たち の商品レビュー
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有川さんの本なので無条件に購入して読みました。 児童養護施設を舞台にしたお話。今まで接することがなかったのですが とても分厚い力作ですが あっという間に読んでしまいました。 さすが有川さん! 重いテーマですが、爽やか。 自衛隊はでてきますが、甘さは控え目でした。
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やっぱり有川浩先生はすごい!と再認識した一冊でした。有川先生は作家買いしているので、今回も胸キュンなストーリーを期待していたのですが、いい意味で裏切られました。 物語の終盤、児童養護施設を舞台にした物語をなぜ有川さんが描いたのかを知ってきっと感慨深くなるはずです。 有川さんがこの...
やっぱり有川浩先生はすごい!と再認識した一冊でした。有川先生は作家買いしているので、今回も胸キュンなストーリーを期待していたのですが、いい意味で裏切られました。 物語の終盤、児童養護施設を舞台にした物語をなぜ有川さんが描いたのかを知ってきっと感慨深くなるはずです。 有川さんがこの題材を描いてくれたことに自分も嬉しい気持ちになりました。
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児童養護施設の話。今まで、施設の事を何も知らずに来たので、親が居ない子だけがいるわけでは無い事を知った。育児を出来ない親が増えている。無駄な建設物を作るより、施設の為に何か出来ることを政治家や行政に訴える姿は素晴らしいと思う。生活保護を受けている元気なお年寄りを上手く活用してみて...
児童養護施設の話。今まで、施設の事を何も知らずに来たので、親が居ない子だけがいるわけでは無い事を知った。育児を出来ない親が増えている。無駄な建設物を作るより、施設の為に何か出来ることを政治家や行政に訴える姿は素晴らしいと思う。生活保護を受けている元気なお年寄りを上手く活用してみてはどうだろう。相乗効果が何倍にもなるのではないかと思う。
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児童養護施設を題材にした話。 「フリータ―家を買う」の系統で甘い展開は少なめ。 それでも自衛隊や本の話が出てくるのが有川さんらしい。 悪意を持った酷い人は出てきません。 漢字は違いますが、他の児童養護施設を舞台にした作品にも「カナちゃん」が出ていたのでちょっとビックリ。
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家族がいない子供。 どうしても、「かわいそう」と思ってしまうのが正直なところ。 でも、一人一人が違う人なのだから、「かわいそう」という一言では済ますことができないというのを感じた本だった。 近くに気軽に相談できる大人がいない。たいしたことがないことを話せる相手がいない。そんなこと...
家族がいない子供。 どうしても、「かわいそう」と思ってしまうのが正直なところ。 でも、一人一人が違う人なのだから、「かわいそう」という一言では済ますことができないというのを感じた本だった。 近くに気軽に相談できる大人がいない。たいしたことがないことを話せる相手がいない。そんなこと、考えたこともなかった。 かわいそうなのではなく、不便。この言葉が印象に残った。
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自分の町にもあるのだろうが、今まで見過ごしてきた児童養護施設という存在。 「私たちはかわいそうな子供ではない」何度も語られるこのフレーズが、作者の想いを伝えてくれます。 今まで関わる必要のなかった者として、温かい関心を持たせてくれたこの作品との出会いに感謝します。
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久々の有川作品。 やっぱりよかった。 児童養護施設が舞台で、全然知識がないだけに、施設のこどもが嫌がる(と作品の中で奏子ちゃんが言っていた) 「かわいそう」 という押し付けがましい感情からスタートしたけど 実情はそうではないらしい。 当たり前にいろんな事情があって いろんな感情...
久々の有川作品。 やっぱりよかった。 児童養護施設が舞台で、全然知識がないだけに、施設のこどもが嫌がる(と作品の中で奏子ちゃんが言っていた) 「かわいそう」 という押し付けがましい感情からスタートしたけど 実情はそうではないらしい。 当たり前にいろんな事情があって いろんな感情があって 今まで思っていた普通ってなんなのか 薄っぺらい自分は、どう捉えていいかわからなかった。 やはり、恵まれた環境にいるんだなと思う。 物語だから言うは易し、と言ってしまえばそれまでかも知れないけど、 現実に三田村先生や猪俣先生や和泉先生のような方が奮闘してくれてるおかげで、 たくさんのこどもたちが明日の大人たちになっていくんだなぁ。
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この作者には、ハズレがない。児童養護施設を舞台にした連作集。 安心して、読んでたら、メチャ泣かせるエピソードが用意されていて、登場人物と共に涙してしまった。
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なるほど、県庁、自衛隊ときて今度は児童養護施設か・・・確かに普段なら興味を持たない世界だけど、有川氏の小説だとストンと胸に落ちますね。登場人物のセリフ、たとえば、些細なことでの苛立ちやときめき、飲み込んだ感情の切れ端を会話の隙間に落としてしまったような動揺とか、リアルで、わかりや...
なるほど、県庁、自衛隊ときて今度は児童養護施設か・・・確かに普段なら興味を持たない世界だけど、有川氏の小説だとストンと胸に落ちますね。登場人物のセリフ、たとえば、些細なことでの苛立ちやときめき、飲み込んだ感情の切れ端を会話の隙間に落としてしまったような動揺とか、リアルで、わかりやすいんです。作中にもあるように、この本を読むことで知らなかった世界を知ることができたように思います。
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親と一緒に暮らせない施設に入っている子のことかわいそうな子と思ってしまってたけど、そうじゃない。同じ世界に住んでてもみんな事情が違う。そのことを知らないほうがかわいそう。 でも、その事情がない自分だから、なにか手助けできたらとも思った。
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