商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2014/08/08 |
JAN | 9784344026148 |
- 書籍
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明日の子供たち
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明日の子供たち
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商品レビュー
4.2
509件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
有川浩さんは、読みやすく好きな作家さん。 今回は児童養護施設がテーマ。 親元で暮らせない子供が集団生活を送る場所…なのだが、漠然としたイメージだけで、「かわいそう」という偏見に付きまとわれるのだ、と知った。 施設に入所できて幸せに暮らせる場合もある、必ずしも、全ての子供たちが、不自由で不幸とは限らないのだ。 規則や制約に縛られるのは当然で、一般家庭でも大なり小なりルールがあるはず。 『子供たちを傷つけるのは親と一緒に暮らせないことよりも、親と一緒に暮らせないことを欠損と見なす風潮だ。』という部分に納得した。 退所後に就職を選ぶか、進学するか。何となく進学を選べない事情は厳しいと思った。相当の覚悟や下準備をしないと進学を選べない理由があるとは。
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児童養護施設に暮らす子供たちと指導員の日常。思いの外、事件は起こらない。新人指導員の三田村は…初めこそやらかしたが、その成長っぷりは見事なものだ。作中、「ハヤブサタロウ」の作者に奏子が「児童養護施設の日常を小説に」とお願いの手紙を出し、その作者からの返事が来たところで物語は終わる...
児童養護施設に暮らす子供たちと指導員の日常。思いの外、事件は起こらない。新人指導員の三田村は…初めこそやらかしたが、その成長っぷりは見事なものだ。作中、「ハヤブサタロウ」の作者に奏子が「児童養護施設の日常を小説に」とお願いの手紙を出し、その作者からの返事が来たところで物語は終わる…この本自体、そういう経緯で書かれたのかも知れないな。
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子供の頃は家族がいて、帰る家もあるってことが当たり前。 この本をよんで、親じゃないけど支えてくれる導いてくれる大人がいてくれてよかった。 もしかしたら養護施設の子どもたちのほうがたくましくいろんな経験ができて素晴らしい大人になれるとまで思わせてもらえました。 「その人生は一度きり...
子供の頃は家族がいて、帰る家もあるってことが当たり前。 この本をよんで、親じゃないけど支えてくれる導いてくれる大人がいてくれてよかった。 もしかしたら養護施設の子どもたちのほうがたくましくいろんな経験ができて素晴らしい大人になれるとまで思わせてもらえました。 「その人生は一度きりだけど、本を読むと本の中にいる人の人生をたくさんみれる」その言葉でたくさんの知識を広げていく子ども。 個人的にはベテランの職員が高校を卒業する子どもに進学を進めない理由は過去の経験からだった。以前送り出した児童への進学を勧めた後悔が胸を締め付けられた。 最後は温かい職員と将来をしっかり見据えた聡明な子どもたちが自分たちの言葉で環境を変えていく行動力に将来を応援したくなりました。
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