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明日の子供たち の商品レビュー

4.2

509件のお客様レビュー

  1. 5つ

    182

  2. 4つ

    190

  3. 3つ

    84

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2014/11/07

ごめんなさい。途中で挫折。 心が強くなったらもう一回読みたい。 途中で挫折は「フリータ家を買う」以来だ。

Posted byブクログ

2014/11/05

久々に心に響く作品。 30年ほど前に児童養護施設で実習したことを思い出しました。その頃は家庭内暴力とかがすごくて、家で面倒見切れない子供たちが多いと聞きましたが・・・今では虐待による子供が多いんですね。時代とともに背景が変わるのが養護施設なのかも。 天童荒太さんもよく児童養護施...

久々に心に響く作品。 30年ほど前に児童養護施設で実習したことを思い出しました。その頃は家庭内暴力とかがすごくて、家で面倒見切れない子供たちが多いと聞きましたが・・・今では虐待による子供が多いんですね。時代とともに背景が変わるのが養護施設なのかも。 天童荒太さんもよく児童養護施設などの本を書かれますが、とてもとても重くて読んでいて苦しくなる物がほとんどです。でも有川さんのこの本はとても前向きな感じがしました。ぜひ、いろんな人に手に取ってほしいな。

Posted byブクログ

2014/11/04

素晴らしかった。 たくさんの人に読んで欲しい。 時々目頭が熱くなる。 でも、それは『かわいそうだから』でもないし、単純な『感動するから』でもない。 そこに人の想いがあるからだ。

Posted byブクログ

2014/11/01

+++ 三田村慎平・やる気は人一倍の新任職員。和泉和恵・愛想はないが涙もろい3年目。猪俣吉行・理論派の熱血ベテラン。谷村奏子・聞き分けのよい“問題のない子供”16歳。平田久志・大人より大人びている17歳。想いがつらなり響く時、昨日と違う明日が待っている!児童養護施設を舞台に繰り広...

+++ 三田村慎平・やる気は人一倍の新任職員。和泉和恵・愛想はないが涙もろい3年目。猪俣吉行・理論派の熱血ベテラン。谷村奏子・聞き分けのよい“問題のない子供”16歳。平田久志・大人より大人びている17歳。想いがつらなり響く時、昨日と違う明日が待っている!児童養護施設を舞台に繰り広げられるドラマティック長篇。 +++ 「かわいそう」とつい思ってしまいがちな児童養護施設の子どもたちにとって、それがいちばん言われたくない言葉なのだ。ここに来て初めて安心して息ができるようになった子どもがいる。三食食べられて、安心して眠れる寝床があり、学校にも行けて、いくら勉強しても怒られることがない。彼らはちっともかわいそうなんかではないのである。明日に向かって泣いたり笑ったりしながら生きているのだ。これだけで決して解った気になってはいけないことは充分承知しているが、それでも、児童養護施設の現状と、施設を出た後のケアの現状の一端を垣間見られたという点では、考えを新たにするきっかけとなる一冊だと思う。

Posted byブクログ

2014/11/01

いつもより、甘さ控え目だと思いますが…私は好きです。涙が滲むこと、堪えきれずポロっとする事が、数回ありました。 有川浩作品の、読んだ後の爽快感と想像させる期待感が、私は大好きです。

Posted byブクログ

2014/10/31

かわいそうに思われたくないって私もずっと、今でもきっと、思っている。 頑なだった10代のころから比べるとかわいそうに思ってくれる方の中には、ヒサのように許せる人と違う人がいるのがわかるようになってきた。 施設に入ってなくても、両親が揃っていなかったり、健康でなかったり、かわいそう...

かわいそうに思われたくないって私もずっと、今でもきっと、思っている。 頑なだった10代のころから比べるとかわいそうに思ってくれる方の中には、ヒサのように許せる人と違う人がいるのがわかるようになってきた。 施設に入ってなくても、両親が揃っていなかったり、健康でなかったり、かわいそうな私は、普通の子と同じハメを外したら、これだから母子家庭はと親が悪く言われると自覚させられたのは小4の時、祖母からだった。 甘酸っぱい、素敵な小説でした。 切なくなるテーマなんだけど、読後感は軽め。 希望だらけじゃないけど、辛い環境の子供は現実をわかっていて、未来を見通せない。 当たり前がわからない。 引け目を感じて、ミステリアスになる。 私はそんな大層な人間じゃない。 引け目があるから笑ってるだけでいていい場所を望む…。

Posted byブクログ

2014/10/27

児童養護施設が舞台。主人公が周囲(今回は子供たちや真意のわかりにくい同僚の先生たち)とぶつかり合いながら自分の立ち位置を見つけていく、という構図は著者の王道パターン。 こういった施設の現状、そこで暮らす子供たちの感情の揺れ動きを丁寧に描きつつ、有川作品らしい“ちょいラブコメ”要素...

児童養護施設が舞台。主人公が周囲(今回は子供たちや真意のわかりにくい同僚の先生たち)とぶつかり合いながら自分の立ち位置を見つけていく、という構図は著者の王道パターン。 こういった施設の現状、そこで暮らす子供たちの感情の揺れ動きを丁寧に描きつつ、有川作品らしい“ちょいラブコメ”要素も忘れない。そして最終章「明日の大人たち」でガッと盛り上げる王道的手法はさすがである。 安定感あるなあ、この人の作品は。

Posted byブクログ

2014/10/31

児童養護施設でのお話。 進学希望のカナとヒサ。 進学推進派の和泉ちゃんと慎平ちゃん。 反対派のイノッチ。 この5人を中心に話は進んでいく。 施設でのお話で、難しいことだけど、 有川浩の言葉になったらすんなり読める1冊。 アッコのところでは、ちょっとホロリ。

Posted byブクログ

2014/10/22

いつもながら取り上げるテーマについて感心させられます。タイトルがいいですよね。子供は未来です。ラストへ見事に繋がっていきました。猪俣先生とアッコの話にはやられました。

Posted byブクログ

2014/10/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

旅猫から2年弱を待たされた、有川浩の新作。 今回は知ってそうで知らない児童養護施設が舞台の物語 なのだけど・・・。 相変わらず読みやすく、ほぼ1日でかなりの長編を読破した のだが、なんというか・・・。 これまででいちばんストンと心に落ちてこなかった感が。 これはおそらく題材の問題であり、僕はそことの関わり方 を個人的にずっとシミュレートしてきた。考え方は間違って いなかった、という事は再確認出来たが、言ってみれば ちょっと興味があってちょっと知ってる世界であったということ。 例えば自衛隊にせよ県庁にせよ、文字通り知ってそうで 知らない世界であり、有川浩の特殊な営業マン魂で解りやすく 解説して貰えるが故に楽しめる、というところがあった。 つまり全く以て自分の所為なんだけど、そのあたりが個人的に はちょっと食い足りなかったかも。 しかし、得意のラブコメ絡めや思わず笑みが溢れる程の清涼 コメントなどの有川節は健在。このジャンルに詳しく無い人が 読めば、もちろん目から鱗で唸るんだ、とも思う。 何にせよ有川浩、2年振りの前線復帰は大歓迎。 出来れば年内にもう1作読みたい!!

Posted byブクログ