明日の子供たち の商品レビュー
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児童養護施設がテーマということで、読む前から期待はしていたけど、案の定、涙涙だった。ちょっとうまくいきすぎだろ、とは思うけど、それはしょうがない。こういう希望ある終わり方で良かった。ほんと、子どもは割りをくっている。全国にこういう親身になってくれる職員さんが多いといいなぁ。自分も似た仕事をしているので、ちゃんと仕事しなきゃ、と思う。福原園長が素晴らしい。自分と正反対の梨田副園長をちゃんと立てるところが。自衛隊にあっこがいたとこ、杏里が友達に施設のことを話せたとこ、最後のカナの演説、が一番の泣きポイント。でも何か、自分に近すぎるせいか、もう一回読みたいとは思わなかった。ちょっと罪悪感も感じるというか。自分、ちゃんと仕事してねーなーと思って。しかし、取材協力先の法人名が神戸夫人同情会って。。。改名しようという気はないのか。参考資料をちょっと読もうと思う。
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ちょっとコメントが難しいな。 何を書いても嘘になりそうなので。 爽やかな読後感というのは少し遠いのだが、読んで良かったと感じたのは確かだ。
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今年読んだ本で一番良かった。甘すぎず辛すぎずで良かった。ここでこの人たちが登場する?と何度も泣かされた。
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一部自分にも当てはまる事案だったから、少し噛み締めながら読んでました。攻めに転じるとこが図書館戦争っぽくて面白かったです♪
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児童養護施設が舞台のお話。 終盤の奏子のこどもフェスティバルでのプレゼンがとても心に響きました。こんなにうまく説得力があって読みやすくわかりやすい文章を書くのはさすがだなと思いました。仕方ない部分もありますが作家先生への手紙等似たような話が2回出てくるのはちょっと残念でした。 想像でない児童養護施設の現状を少しでも知る機会を得られてよかったと思いました。猪俣先生とアッコは都合がよすぎな気もするけど、猪俣先生が救われてよいエピソードでした。 選挙権がないから後回しにされがちだけど、私たちは明日の大人なんだという言葉が印象に残っています。
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児童養護施設を舞台にしたお話し。 実際の世界とはまた違うかもしれやんけど、いろいろと考えさせられて、発見させてもらえた本でした! 心がホッコリとあたたかくなる本でした(*'ー'*)
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“子供たちを傷つけるのは親と一緒に暮らせないことよりも、親と一緒に暮らせないことを欠損と見なす風潮だ。” 一番ストン、と胸に落ちたフレーズ。 児童養護施設に暮らす少女からの手紙を受け、紡がれた物語。フィクションだけれど、甘めに書かれたところもあるけれど、綿密に取材されたものだ...
“子供たちを傷つけるのは親と一緒に暮らせないことよりも、親と一緒に暮らせないことを欠損と見なす風潮だ。” 一番ストン、と胸に落ちたフレーズ。 児童養護施設に暮らす少女からの手紙を受け、紡がれた物語。フィクションだけれど、甘めに書かれたところもあるけれど、綿密に取材されたものだと思います。 数年前、児童養護施設で働いていた自分を、振り返りながら読みました。 懐かしさ、希望、至らなかった自分、いくつかの後悔、諦め、喜ばしいこと。あの頃の気持ちを思い出し、胸を熱くしながら。 テイストは、いつもの有川さん。プロジェクトを前向きに推し進めていく感じは、県庁おもてなし課と似た高揚感を感じさせます。文章自体は簡単で読みやすいので、児童福祉関係者もそうでない人も・・・いろんな人に読んでもらいたい一冊です。 この本が、たくさんの人の手にとられ、読まれますように。願いを込めて、星いつつ。
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児童養護施設で暮らす子供たちとそこで働く職員たちの話。 施設の生活、問題点、子供たちの気持ち。様々な要素が盛り込まれており、胸を打つ。 知らなかった現実、子供たちの苦悩。 でも、強く生きている子供たちに感動した。 2014.11.8
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ごめんなさい。途中で挫折。 心が強くなったらもう一回読みたい。 途中で挫折は「フリータ家を買う」以来だ。
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久々に心に響く作品。 30年ほど前に児童養護施設で実習したことを思い出しました。その頃は家庭内暴力とかがすごくて、家で面倒見切れない子供たちが多いと聞きましたが・・・今では虐待による子供が多いんですね。時代とともに背景が変わるのが養護施設なのかも。 天童荒太さんもよく児童養護施...
久々に心に響く作品。 30年ほど前に児童養護施設で実習したことを思い出しました。その頃は家庭内暴力とかがすごくて、家で面倒見切れない子供たちが多いと聞きましたが・・・今では虐待による子供が多いんですね。時代とともに背景が変わるのが養護施設なのかも。 天童荒太さんもよく児童養護施設などの本を書かれますが、とてもとても重くて読んでいて苦しくなる物がほとんどです。でも有川さんのこの本はとても前向きな感じがしました。ぜひ、いろんな人に手に取ってほしいな。
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