明日の子供たち の商品レビュー
相変わらず、よく調べて、そして時代にあった時事ネタも含みつつ書いてる。 アッコちゃんのエピソードはハッピーエンドにしなくてもよかったのではと思ったけど、 それをチャラにするくらい児童養護施設の現状を伝えたいという気持ちが伝わってきた。 ちょっと、周りくどい気もするけど、こういうこ...
相変わらず、よく調べて、そして時代にあった時事ネタも含みつつ書いてる。 アッコちゃんのエピソードはハッピーエンドにしなくてもよかったのではと思ったけど、 それをチャラにするくらい児童養護施設の現状を伝えたいという気持ちが伝わってきた。 ちょっと、周りくどい気もするけど、こういうこともあると、理解するにはいい一冊。 それと、本を読むことについていい描写がたくさんあった。
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児童養護施設の本なので、大好きな有川浩でもなかなか手が出せなかった本作。読んでみたら想像とは違い読みやすかった。確かに「かわいそう」なんて思う方のエゴだし事情も知らないのに上からの発想だよなっと反省。児童養護施設のすべてがこんなに明るいわけではないだろうけど、自分の無知を知ること...
児童養護施設の本なので、大好きな有川浩でもなかなか手が出せなかった本作。読んでみたら想像とは違い読みやすかった。確かに「かわいそう」なんて思う方のエゴだし事情も知らないのに上からの発想だよなっと反省。児童養護施設のすべてがこんなに明るいわけではないだろうけど、自分の無知を知ることのできた良い本だった。
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実際の読者の作者へのファンレターから書かれた作品であり、その読者が指摘する通り、作者に取り上げてもらうことでスポットが当たったというのは、図書館とか地方行政の話など多々あるので、その狙いは的確だったのだろう。作者も流石にネタフリをうまく消化し、最近話題となったテレビドラマなどのネ...
実際の読者の作者へのファンレターから書かれた作品であり、その読者が指摘する通り、作者に取り上げてもらうことでスポットが当たったというのは、図書館とか地方行政の話など多々あるので、その狙いは的確だったのだろう。作者も流石にネタフリをうまく消化し、最近話題となったテレビドラマなどのネタを織り交ぜつつ、光の当たらない児童福祉の世界を啓蒙するエンターテイメント作品に仕上げているのは流石。それにしても相変わらず、作者は自衛官(自衛隊ではない)が好意的に登場するが、本作もなかなかのドラマチックな登場のさせ方で、自衛官にはたまらないだろう。
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有川浩さんの小説は、語り口も大好きだけど、テーマの選び方もいつもぐっとくる。児童養護、全然知らなかった世界を教えてもらった。
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可哀想と思われたくない。そーだろうなぁ~と思う。児童虐待は深い問題だけど、自分も虐待に近いことをしてきたかもしれない。かなこちゃんやひさしのように物分りの良い子供ばかりじゃないけど、生きていくうえで身につける普通のことが足りてないのは 施設の子が劣等感を持つこともあるんだろうな。...
可哀想と思われたくない。そーだろうなぁ~と思う。児童虐待は深い問題だけど、自分も虐待に近いことをしてきたかもしれない。かなこちゃんやひさしのように物分りの良い子供ばかりじゃないけど、生きていくうえで身につける普通のことが足りてないのは 施設の子が劣等感を持つこともあるんだろうな。カレーが何日も続くこと、、普通の家庭ならあるよね?おでんが続くことも。 カレーうどんに変身させること、わからないんだもんね。 読書はほかの人の価値観を経験させてくれる。本当に自身の経験だけじゃなくて、人生の可能性を広げてくれるすばらしいもの何だなと再認識。 可哀想じゃなくて、普通の家庭よりきちんとしつけされてるんじゃないかと思ったよー。 進学できることが普通の家庭で、甘えた感覚になっていないか、ちょっと考え直そう。 家事も手伝ってもらおう。花の名前やアイロンのかけ方、衣替えの意味も教えよう。 知識や学力を伸ばすことは可能性を広げるためなんだから
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児童養護施設が舞台。 熱意だけは人一倍、けれど情熱が空回りしちゃう新人が、先輩職員や施設の子に鼻を折られながらもくじけずに成長していくところや、職員同士の軋轢、子供たちの進学問題などなど、さまざまな物語が絡まりながら展開していきます。 重たいテーマを扱いながら、甘酸っぱい、読んで...
児童養護施設が舞台。 熱意だけは人一倍、けれど情熱が空回りしちゃう新人が、先輩職員や施設の子に鼻を折られながらもくじけずに成長していくところや、職員同士の軋轢、子供たちの進学問題などなど、さまざまな物語が絡まりながら展開していきます。 重たいテーマを扱いながら、甘酸っぱい、読んでるこっちがくすぐったくなる恋愛を絡ませてくるのはさすが。 都合のよすぎる展開と感じてしまう部分もありますが、丁寧に児童福祉の世界を書いていると思いました。
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光のあたりにくい児童養護の世界。 きっと有川さんの本でなければ、テーマを見ただけで手を引っ込めてしまっていたでしょう。無知な事に申し訳ない気持ちにもなるのに、決して重いだけではない展開に流石と思わずにはいられない。
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児童養護施設「あしたの家」のお話。 有川さんの本なので、しっかりと取材されたのかな。 フィクションなんだけど、伝えたい事がつまってる感じがした。 ドラマの件、タイガーマスクの件、は当事者がどう思っているのか本音を教えてもらった気がする。 児童養護の当事者には社会的発言権がない、...
児童養護施設「あしたの家」のお話。 有川さんの本なので、しっかりと取材されたのかな。 フィクションなんだけど、伝えたい事がつまってる感じがした。 ドラマの件、タイガーマスクの件、は当事者がどう思っているのか本音を教えてもらった気がする。 児童養護の当事者には社会的発言権がない、児童福祉の中でエアポケットに入ってしまう、という件も、初めて気づかされました。 もちろん小説として読んでいるんだけど、テレビのノンフィクションを見ている感じがしてきた。 鵜呑みにしてもいけないのかもしれませんが、勉強になりました。 あ、エンターテイメントとしても、すごく面白かったです。 カナちゃんのスピーチには三田村くんと和泉ちゃんと一緒になって涙しましたし、猪俣先生とアッコちゃんの再会にも泣きました。 こっちを原作にして、ちゃんとドラマ化すれば良いのに。
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感動した やぁ~ 出来すぎた話しだけど こうきたかって (ノ_・、)グスン としてしまった。 ドラマとか観たことなかったけど この本から児童養護施設って どんな物なのかを知る事ができたよ。 この本を読んで改めて本を読むという事が 素敵な事だなと感じました。
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自分が持っていた偏見を主人公と一緒に覆され、気づけば聴衆の一人となってまんまと企みにはまってしまいました。 重い現実をさらりと描きながら希望と願いを込めた爽やかな読後感でした。
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