明日の子供たち の商品レビュー
ああ、もう!って感じ。 読みながら泣きそうになった。 もっと児童養護について知りたいと思った。 作者にとってはねらいどおりかも(笑) 福原施設長がヒサに言った、読書することを薦めた理由ってがすごくよかった。 何が誰に響くかなんてわからないですね、確かに。 だからこそたくさんの本...
ああ、もう!って感じ。 読みながら泣きそうになった。 もっと児童養護について知りたいと思った。 作者にとってはねらいどおりかも(笑) 福原施設長がヒサに言った、読書することを薦めた理由ってがすごくよかった。 何が誰に響くかなんてわからないですね、確かに。 だからこそたくさんの本があって良いし 色んな本を読みたいと思いました♪
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
コドモの施設「あしたの家」で働き始めた頼りない三田村。厳しい先輩泉、ひょろひょろだけど実は熱心な猪俣、厳しい梨田副施設長、温かい福原施設長。そして「いいこ」のカナとヒサ。衝突したり、協力したり、でいろんな人間関係を築いていく。施設のコドモ=「かわいそう」じゃないんだなって、三田村とともに成長できる。平和に生きてるからこそ知ることって大事。 個人的には読書の意義がいいなと思える。有川さん作品はべた甘恋愛が個人的に苦手だけど、今回はさわやかでよかったです。
Posted by
これが全てではないと知りつつ、こういう現実かと胸が痛くなると同時に子供たちの強さ、清々しさに何度も涙腺がやばくなりました。全ての子達がこうではないでしょうし、施設でも苦しんでる子は多いのでしょう。ただ、かわいそう、は私も思わない。立場や環境は違えど私も不本意な「可哀想」に苛立つこ...
これが全てではないと知りつつ、こういう現実かと胸が痛くなると同時に子供たちの強さ、清々しさに何度も涙腺がやばくなりました。全ての子達がこうではないでしょうし、施設でも苦しんでる子は多いのでしょう。ただ、かわいそう、は私も思わない。立場や環境は違えど私も不本意な「可哀想」に苛立つことがあったから。結局上からなんですよね…同じ目線じゃない。どうか幸せな未来を子供たちが進めますように。少しくらいの間違えてもいいから、其々の幸せにいつか必ずたどり着けますように。猪俣先生が大好きです。
Posted by
見上げてごらん あの山を 山に続く 深い空を あなたの生命より 偉大なものは 何もないんだ この地上には *あなたが夜明けをつげる子どもたち 素足で大地を 駆け抜ける子どもたち 見上げてごらん あの山を 山に続く 深い空を あなたが未来に 生きる子どもなら みんなで一緒に...
見上げてごらん あの山を 山に続く 深い空を あなたの生命より 偉大なものは 何もないんだ この地上には *あなたが夜明けをつげる子どもたち 素足で大地を 駆け抜ける子どもたち 見上げてごらん あの山を 山に続く 深い空を あなたが未来に 生きる子どもなら みんなで一緒に 歩いていきなさい *あなたが夜明けをつげる子どもたち 素足で大地を 駆け抜ける子どもたち 見上げてごらん あの山を 山に続く 深い空を たとえ悲しい 今日があっても 生きるってすばらしい 明日(あした)がある限り *あなたが夜明けをつげる子どもたち 素足で大地を 駆け抜ける子どもたち 笠木透さんが書かれた「詩」です。 最後の「手紙」のところで ずっと 頭の中で流れていた歌です 次の人に 教えたい一冊です
Posted by
暗くて重いテーマの話かと思ったら、痛快で希望に満ちたストーリーだった。「県庁おもてなし課」の軽快さを思い出した。
Posted by
三田村慎平・やる気は人一倍の新任職員。和泉和恵・愛想はないが涙もろい3年目。猪俣吉行・理論派の熱血ベテラン。谷村奏子・聞き分けのよい“問題のない子供”16歳。平田久志・大人より大人びている17歳。想いがつらなり響く時、昨日と違う明日が待っている!児童養護施設を舞台に繰り広げられる...
三田村慎平・やる気は人一倍の新任職員。和泉和恵・愛想はないが涙もろい3年目。猪俣吉行・理論派の熱血ベテラン。谷村奏子・聞き分けのよい“問題のない子供”16歳。平田久志・大人より大人びている17歳。想いがつらなり響く時、昨日と違う明日が待っている!児童養護施設を舞台に繰り広げられるドラマティック長篇。 「BOOKデータベース」より 「かわいそうだと思われたくない」というのは、そうだろうな、と思う.三田村先生のようだけど、自分だったら、やっぱりそう思ってほしくないと思うだろうな. この話を読んで思い出したこと. 海外で支援活動をしていたことがあるけれど、同じような話がある.海外の子どもたちは3食満足に食べられなくてかわいそう、学校にも行けなくてかわいそう.まぁ、できないことが多くて、足りないものが多いので、そうなんだけど…なんでもかわいそう、とくくるのも違う気がするなぁと思っている.実際に関わってみると、足りないからかわいそうかと言われると、そうじゃないことが多い. なんでも思い込みで何かを決めつけるのは、自分がその立場だったらイヤだから、世の中はいろんな立場の人がいる、いろんな境遇の人がいる、と登場人物たちが悟っていくのは、すごく共感がもてる. 子どもたちは、明日の大人たち.日本でも海外でも同じだな.
Posted by
心に投げかけが残るいい話だった。良かった。 児童養護施設で育つ子供たちの思いがストレートに伝わってくる。 “ かわいそう " ではない! 自分の心に偏見はないだろうか。 世界は違うのではなく知らないだけ! そんな心奥底で大切な事を教えて貰えたという余韻。
Posted by
ちょっと前にドラマであった児童養護施設のお話??と思いつつ、なかなか感動。そして、最後に自衛隊もでてきて、やはり有川さんだなと思いました。笑 かわいそうと思いがちだけど、その目線っていろいろ感じられるんだなとちょっと考えさせられました。
Posted by
児童養護施設の子どもたちが、どんなふうに、どんな気持ちで生活しているかがとてもよく分かる一冊だった。 思ってたより自由なんだなと思うこともあるが(被服費が少ないながらもあったり、誕生日プレゼントがらあったり、門限は相談次第で延長できたり)、公立高校に入学できないならば、中学卒業...
児童養護施設の子どもたちが、どんなふうに、どんな気持ちで生活しているかがとてもよく分かる一冊だった。 思ってたより自由なんだなと思うこともあるが(被服費が少ないながらもあったり、誕生日プレゼントがらあったり、門限は相談次第で延長できたり)、公立高校に入学できないならば、中学卒業後は施設を出なきゃならないなど、厳しい面もあることなども知った。 また、かわいそうと思われることが一番嫌らしい。崩壊している家庭にいるよりも、ずっと幸せだと感じることもあるようだ。 世間に、老人介護など選挙権をもつ大人の声は聞き入れてもらえるけど、選挙権を持たない子どもの声はなかなか聞き入れてもらえない、またどこの施設も職員は手一杯で忙しいなど、たくさんの問題を抱えていることなど、勉強になった。
Posted by
児童施設に暮らす子どもと先生のお話です 福祉施設のとらえ方を大きく変える一冊となりました また、人を見るときの偏見がいかに自分が傲慢で自分よがりだったんだろうとも思う一冊でした。 初めての有川さんの作品を読んだのですが、一気にファンになりました。
Posted by