1,800円以上の注文で送料無料

明日の子供たち の商品レビュー

4.2

509件のお客様レビュー

  1. 5つ

    182

  2. 4つ

    190

  3. 3つ

    84

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2015/05/18

児童養護施設という、一般的には知られていない世界の中で生きている子どもたち、施設職員の話。子どもたちそれぞれの思いがとても心に響きました。それぞれ生き方も考え方も全く違う子どもたちを、ひとまとめに出来るはずはなく一人ひとりと向き合うことが大切なんだと改めて感じました。 また職員も...

児童養護施設という、一般的には知られていない世界の中で生きている子どもたち、施設職員の話。子どもたちそれぞれの思いがとても心に響きました。それぞれ生き方も考え方も全く違う子どもたちを、ひとまとめに出来るはずはなく一人ひとりと向き合うことが大切なんだと改めて感じました。 また職員も様々な場面で衝突しあって居て、でもそれは子どもたちの将来をそれぞれが一生懸命に考えている結果であって…。 「明日の大人たち」という言葉がとても印象的。 心に染みる作品でした。

Posted byブクログ

2015/05/12

児童養護施設「あしたの家」で暮らす子供たちと先生方が抱える問題を軸とした物語。 施設で暮らす子供は18歳で自立しなければならず その後の生活にも焦点を当てていて その部分は知らないことばかりでした。有川さん特有のベタ甘なラブストーリーの要素はありませんが 読みごたえたっぷりの良書...

児童養護施設「あしたの家」で暮らす子供たちと先生方が抱える問題を軸とした物語。 施設で暮らす子供は18歳で自立しなければならず その後の生活にも焦点を当てていて その部分は知らないことばかりでした。有川さん特有のベタ甘なラブストーリーの要素はありませんが 読みごたえたっぷりの良書だと思います。

Posted byブクログ

2015/05/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 約1年ぶりに小説を読みました。 児童養護施設を舞台に書かれているものです。 そこで暮らす子供たち、働く職員などの心情が細かく書かれていました。 最初こそ、今までの作風と違うかなと思っていましたが、読み進めていくとやはり「有川ワールド」がそこにありました。 児童養護施設だけにとどまらず、退所後支援についても書かれていました。 参考資料として、以前読んだNPOブリッジフォースマイルの林恵子さんの著書も紹介されていました。 徹底的な取材に基づいて書かれていることがよく分かりました。 偏見がどれだけ人を傷つけるか、ぐっと迫ってくるシーンがいくつもありました。 この小説が産まれるきっかけになったであろう理由も最後に分かります。 話の展開も早く、久しぶりに読み終わるのがもったいないと思った本でした。

Posted byブクログ

2015/05/09

親に恵まれない90人の子供たちが暮らす児童養護施設「明日の家」。 子供たちは高校生まではこの施設で過ごせるけど、その後は独立しなければならない。 子供だけど、みんな自分の子供時代よりも数段しっかりしている。 一方で、施設内の仕事は激務で、職員はすぐに辞めてしまうのだそう。 そのこ...

親に恵まれない90人の子供たちが暮らす児童養護施設「明日の家」。 子供たちは高校生まではこの施設で過ごせるけど、その後は独立しなければならない。 子供だけど、みんな自分の子供時代よりも数段しっかりしている。 一方で、施設内の仕事は激務で、職員はすぐに辞めてしまうのだそう。 そのことも知らず、意気込んで入ってきた元営業マンの三田村は、仕事や子供たちに馴染もうと悪戦苦闘する。 人情ものの、当に有川浩の話、という感じ。 面白かった♪

Posted byブクログ

2015/05/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本文終わってすぐの奥付を見てはっとさせられた。 その一文を見てから読み返すと、この本のメッセージをあらためて強く感じる。 図書館戦争や空飛ぶ広報室のような基本的にはフィクションだけれど、 根底にある社会的な難しい問題を読みやすく描き出している有川先生だからこその一冊だと思った。 きっと彼女もそれを感じたから依頼をしたのだと思う。

Posted byブクログ

2015/05/01

児童養護施設の話。よくある切り口ではあるけど、きっちりまとめている。軍事+ラブコメと有川さんの得意ジャンルも少し絡む。一番印象的だったのは最後の手紙と本文後の謝辞。最後の手紙が実話なのだとしたら、この本は本当に良い話。

Posted byブクログ

2015/05/01

児童養護施設を舞台に、新米教師と子供達の成長を物語。テンポよく読者を楽しませる構成はさすが。途中途中にある、子供の視点の短い章がまたいい。 決して家族にはなれないし、疑似家族などしない。だけど、子供達は幸せだと感じている。

Posted byブクログ

2015/04/30

200番待ちをさぁ~~~とやって来た♪ 児童養護施設のお話でした。.知らなかったの(◎_◎;) ママがいなくなって・・・というドラマも知らないので、その辺はサクッと飛ばし気味で。 共感しもって、学習しもって、読み終えました(^_^)v

Posted byブクログ

2015/04/29

相変わらず心を揺さぶられる。 こういう世界はあんまり脚色して欲しくなくて、といいつつ実態とどれくらい離れているかは私には分からないのだけど、有川浩なら信じれる。 時にうるっと涙を流しながら、最後は前向きに元気になれる小説。

Posted byブクログ

2015/04/27

「あしたの家の子供たちはあしたの大人たちです」 スカッとする話でした…施設の話は暗くなりがちだけど爽やかで明るい。

Posted byブクログ