1,800円以上の注文で送料無料

明日の子供たち の商品レビュー

4.2

507件のお客様レビュー

  1. 5つ

    181

  2. 4つ

    189

  3. 3つ

    84

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2015/05/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 約1年ぶりに小説を読みました。 児童養護施設を舞台に書かれているものです。 そこで暮らす子供たち、働く職員などの心情が細かく書かれていました。 最初こそ、今までの作風と違うかなと思っていましたが、読み進めていくとやはり「有川ワールド」がそこにありました。 児童養護施設だけにとどまらず、退所後支援についても書かれていました。 参考資料として、以前読んだNPOブリッジフォースマイルの林恵子さんの著書も紹介されていました。 徹底的な取材に基づいて書かれていることがよく分かりました。 偏見がどれだけ人を傷つけるか、ぐっと迫ってくるシーンがいくつもありました。 この小説が産まれるきっかけになったであろう理由も最後に分かります。 話の展開も早く、久しぶりに読み終わるのがもったいないと思った本でした。

Posted byブクログ

2015/05/09

親に恵まれない90人の子供たちが暮らす児童養護施設「明日の家」。 子供たちは高校生まではこの施設で過ごせるけど、その後は独立しなければならない。 子供だけど、みんな自分の子供時代よりも数段しっかりしている。 一方で、施設内の仕事は激務で、職員はすぐに辞めてしまうのだそう。 そのこ...

親に恵まれない90人の子供たちが暮らす児童養護施設「明日の家」。 子供たちは高校生まではこの施設で過ごせるけど、その後は独立しなければならない。 子供だけど、みんな自分の子供時代よりも数段しっかりしている。 一方で、施設内の仕事は激務で、職員はすぐに辞めてしまうのだそう。 そのことも知らず、意気込んで入ってきた元営業マンの三田村は、仕事や子供たちに馴染もうと悪戦苦闘する。 人情ものの、当に有川浩の話、という感じ。 面白かった♪

Posted byブクログ

2015/05/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本文終わってすぐの奥付を見てはっとさせられた。 その一文を見てから読み返すと、この本のメッセージをあらためて強く感じる。 図書館戦争や空飛ぶ広報室のような基本的にはフィクションだけれど、 根底にある社会的な難しい問題を読みやすく描き出している有川先生だからこその一冊だと思った。 きっと彼女もそれを感じたから依頼をしたのだと思う。

Posted byブクログ

2015/05/01

児童養護施設の話。よくある切り口ではあるけど、きっちりまとめている。軍事+ラブコメと有川さんの得意ジャンルも少し絡む。一番印象的だったのは最後の手紙と本文後の謝辞。最後の手紙が実話なのだとしたら、この本は本当に良い話。

Posted byブクログ

2015/05/01

児童養護施設を舞台に、新米教師と子供達の成長を物語。テンポよく読者を楽しませる構成はさすが。途中途中にある、子供の視点の短い章がまたいい。 決して家族にはなれないし、疑似家族などしない。だけど、子供達は幸せだと感じている。

Posted byブクログ

2015/04/30

200番待ちをさぁ~~~とやって来た♪ 児童養護施設のお話でした。.知らなかったの(◎_◎;) ママがいなくなって・・・というドラマも知らないので、その辺はサクッと飛ばし気味で。 共感しもって、学習しもって、読み終えました(^_^)v

Posted byブクログ

2015/04/29

相変わらず心を揺さぶられる。 こういう世界はあんまり脚色して欲しくなくて、といいつつ実態とどれくらい離れているかは私には分からないのだけど、有川浩なら信じれる。 時にうるっと涙を流しながら、最後は前向きに元気になれる小説。

Posted byブクログ

2015/04/27

「あしたの家の子供たちはあしたの大人たちです」 スカッとする話でした…施設の話は暗くなりがちだけど爽やかで明るい。

Posted byブクログ

2015/04/25

最近の有川浩さんの小説は すごくよく取材をされてるなぁ、 というのをこの本でも最初に感じた。 テーマは決して気軽なものではないけれど、 暗いという雰囲気でもない。 登場人物、特に三田村の明るさのおかげだと思う。 児童養護施設は普段縁がないし、 もちろんこの小説に書かれているこ...

最近の有川浩さんの小説は すごくよく取材をされてるなぁ、 というのをこの本でも最初に感じた。 テーマは決して気軽なものではないけれど、 暗いという雰囲気でもない。 登場人物、特に三田村の明るさのおかげだと思う。 児童養護施設は普段縁がないし、 もちろんこの小説に書かれていることがすべてでは ないと思う。 でも、そういう子供たちがいるということ、 施設が子供たちを救いになっているということ、 不自由はあるけど、単にかわいそう、 というのはちょっとちがうということ、 そういうことを教えてくれた本。 有川浩さんの小説は、最近勉強になるテーマが多い。 次の作品も楽しみです。

Posted byブクログ

2015/04/22

それぞれの想いがつらなり響く時、昨日と違う明日が待っている!いろんな考えや価値観・状況の人がいて社会が成り立っていることを、改めて考えさせてくれます。児童養護施設を舞台に繰り広げられるドラマティックな物語。

Posted byブクログ