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明日の子供たち の商品レビュー

4.2

507件のお客様レビュー

  1. 5つ

    181

  2. 4つ

    189

  3. 3つ

    84

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    1

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2015/10/08

児童虐待数が過去最高という記事を読んだ日に読了。記事詳細を読んでいないけれど、これは無能な親が増えたからなのか通報する人が増えたからなのか。前者なら早急に対処すべきだし、後者ならどんどん子供を救ってあげてほしい。 子供へ投資することは明日へそして未来への投資。明日の大人を育ててい...

児童虐待数が過去最高という記事を読んだ日に読了。記事詳細を読んでいないけれど、これは無能な親が増えたからなのか通報する人が増えたからなのか。前者なら早急に対処すべきだし、後者ならどんどん子供を救ってあげてほしい。 子供へ投資することは明日へそして未来への投資。明日の大人を育てていくことなのだから! 今好きなCMに「この子供達が世界を変えるかも」みたいなのがある。可能性があるって素晴らしいのだ。若いということは本当に素晴らしいのだ、と見る度に毎回思う。寧ろ泣きそうになる。自分がダメすぎて。カナちゃんのスピーチを読んでより強く思った。

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2015/10/04

2015年10月4日 久々の有村浩 テーマが暗くて重くてちょっと嫌だったけど、読み進めるにしたがい、施設の中の人が自分とかわらない同じだと思えるようになった。 経済的に大変なこと、リラックスする場所を望む切実さ。それを打破する痛快さ。 すごい‼️ もしかしたら、かなの手紙は有村浩...

2015年10月4日 久々の有村浩 テーマが暗くて重くてちょっと嫌だったけど、読み進めるにしたがい、施設の中の人が自分とかわらない同じだと思えるようになった。 経済的に大変なこと、リラックスする場所を望む切実さ。それを打破する痛快さ。 すごい‼️ もしかしたら、かなの手紙は有村浩にあてられたものなのかと思わせる展開。 涙が出ました。 施設に暮らすM君、かわいそうと思うのは違うのかなと微妙だ。

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2015/12/07

児童養護施設の子供から作者へと届いた手紙がきっかけで創作されたという背景に惹かれ手に取った。 有川浩ならではの軽快さのなかにはっとする一言や現実が突き刺さる。 施設を出た後の生活を支える手だてのなさ。その中で、些細なことから困りごとは発生する。当たり前に囲まれている中で当たり前に...

児童養護施設の子供から作者へと届いた手紙がきっかけで創作されたという背景に惹かれ手に取った。 有川浩ならではの軽快さのなかにはっとする一言や現実が突き刺さる。 施設を出た後の生活を支える手だてのなさ。その中で、些細なことから困りごとは発生する。当たり前に囲まれている中で当たり前に埋もれずに想像することの大切さ。 児童養護が政策のエアポケットになってしまっているという現実。 わたしたちだって大人になるのに。ー価値観の転倒はその一言から始まっている。 今の子供たちはあしたの大人。 必要なのは同情ではなく、正しい理解と明日への投資という視点。選挙権を持つ一人一人に根付くことで、今目先の自分自身のことだけでなく社会全体として捉えていく事が大切だと感じる。さらに、目先の票集めだけでなくそういった視点で物事を進めていくことのできる考えを持ち国政に携わる人が一人でも増えてくれることを願う。

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2015/09/30

子どものことを書いた本は、必ず、子どもに困難が訪れるので 実は、ちょっと避けていたのだけれど、 せっかく長く待って、図書館から届いたので 手にとってみた。 有川さんの話の中には【いい大人】が必ず登場するけれど 今回は、それぞれの立場できちんと子供たちのことを考える 【いい大人】...

子どものことを書いた本は、必ず、子どもに困難が訪れるので 実は、ちょっと避けていたのだけれど、 せっかく長く待って、図書館から届いたので 手にとってみた。 有川さんの話の中には【いい大人】が必ず登場するけれど 今回は、それぞれの立場できちんと子供たちのことを考える 【いい大人】がいっぱいだった。 ちょっと【いい大人】だらけだったような気もするけれど、 親がダメダメだから、それでバランスとれてるのかな。 児童養護施設について書いてほしいという 高校生の願いを叶えた有川さんが一番いい人か・・・・ 有川さんは広報の才能がとってもあると思うから 手紙をかいた高校生は見る目があるねぇ。 子ども達は大切に社会で育てないとね。 彼らはみんな「明日の大人たち」

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2015/09/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

児童福祉施設の物語。 得意な自衛隊物から始まって、最近の有川作品のメインジャンルは施設(仕事)紹介もののような気がします。 固有名詞を下手な洒落でかわしていたり、状況や恋愛のうまく行き過ぎ的なハッピーエンドは鼻につくが、さすがに直球勝負の熱い作品に仕上がっていて、涙する部分など感動するところはよかったです。 素直に読めば、大変良い情報を得られる小説ですね。 とにかく、児童福祉施設に偏見を持っていると思う人は一読してほしいですね。 一番の目からうろこは、施設を出てからの当事者のことでした。 飼っていた動物が野生に放たれるがごとく、過酷な社会が待っているのですね。 紹介してほしい施設(仕事)関係者からどんどん連絡が入りそうですね。

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2015/09/19

内容についての情報なく、先入観なしに読みました。 児童施設の生徒と職員の話で、やはりお約束のように、自衛隊が出て来ます。 施設の子の進路として多いのかもしれないですが、働きながら学校に通えるのは少数でしょうね。 後半はかなり、うまく行きすぎな感じですが、、、 湊かなえにも児童施...

内容についての情報なく、先入観なしに読みました。 児童施設の生徒と職員の話で、やはりお約束のように、自衛隊が出て来ます。 施設の子の進路として多いのかもしれないですが、働きながら学校に通えるのは少数でしょうね。 後半はかなり、うまく行きすぎな感じですが、、、 湊かなえにも児童施設が出て来る本があります。 施設長の言う通り、色々本を読むと得るものが多いです。 最近、有川さんは、設定ありきの本が増えているかも?

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2015/09/17

児童養護施設が舞台のお話。 新米職員・先輩・ベテラン・子供たち、それぞれの視点で語られていく。重いテーマだけど、読みやすくすんなり入ってくる。 少し偶然が過ぎると感じるところもあったけど、晴れやかな気持ちで読み終えた。色々な形の優しさに触れられる物語でした。

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2015/09/16

児童養護施設をテーマにした作品で、男女職員二人と入居の高校生二人がメイン、それに養護施設の施設長、副施設長、模範的先輩職員が絡む。実態、問題点など教えられる部分は多いが・・どうも有川作品として違和感があった。テーマがやや重い為にユーモア、ほのぼの、恋愛要素が少ない点もあり、また主...

児童養護施設をテーマにした作品で、男女職員二人と入居の高校生二人がメイン、それに養護施設の施設長、副施設長、模範的先輩職員が絡む。実態、問題点など教えられる部分は多いが・・どうも有川作品として違和感があった。テーマがやや重い為にユーモア、ほのぼの、恋愛要素が少ない点もあり、また主要人物が限られた設定の中での主張となり、問題としては人の範囲が狭い気もする。ラスト近くは、かなりくどく・・2度目は強調になるが。それ以上は・・またかとなる。しかし、早い時期にドラマ化されるだろうなぁ。配役が楽しみ(笑)

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2015/09/15

読むのがつらい話が続くのかなぁ?と、覚悟して読み始めましたが、そんなことはありませんでした。 むしろ、「おもてなし課」のような、これから発展していく雰囲気を感じて楽しかった。 それでもやっぱり、読みながら涙がこぼれたところもあって、私も偽善者ということなのかなぁ?と考えさせられま...

読むのがつらい話が続くのかなぁ?と、覚悟して読み始めましたが、そんなことはありませんでした。 むしろ、「おもてなし課」のような、これから発展していく雰囲気を感じて楽しかった。 それでもやっぱり、読みながら涙がこぼれたところもあって、私も偽善者ということなのかなぁ?と考えさせられました。 自分が今まで接したことのなかった世界のことで知るべきことがたくさん書いてあってためになりました。 だからといって、私には何もできないよなぁ、と反省。 次に生かしたいと思います。

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2015/09/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

内容など予備知識の無いまま読み進めた。 体当たりでベタで、読みやすい内容だと思う。 特にタイトルと章タイトルが直球ながらにぐっとくる。 明日の大人たち。今大人である人と、これから大人になる人たちが 共に夢見る明日が、今よりより良いものであることを祈りたい。 有川さんの本は阪急電車と図書館戦争から入ったが 正直読めば読むほど、文学というよりラノベかなと感じる。 言葉遣いや展開が甘く感じるところも多く 基本的に直球勝負で、だからこそ感動することもあるが 捻りが無く浅いとも言える。 この作品も、取り扱っているテーマが重めな割には 軽いタッチと文章と展開であり 「内容が薄い」というレビューも多いことも頷ける。 ネタバレあり。 何がきっかけでも構わないが 初日から当事者である子供に「テレビで見て可哀想だと思ったから」 と言ってしまう三田村は大人としてかなり酷い。 思っていても言ってはいけないことぐらい区別がつかないのか。 和泉や奏子もいまいち好きになり切れないキャラ。 久志と猪俣と真山は比較的好きだった。 だがそれでも、それぞれに言葉が足りな過ぎ、 酷いなと思うところが結構あった。 全体的に女性キャラが可愛くなさすぎる。 有川作品全体に言えることかもしれないが。 久志が防衛大を目指すのは、学費や生活費のことを考えても 無理ではないが、ここまで自衛隊ががっつり出てきてしまい 更にアッコも自衛隊にいて偶然猪俣と再会する、 人相の悪い男は自衛官だった、というあたり また自衛隊か、またベタ展開かと正直思ってしまった。 作家の持ち味と言ってしまえばそれまでなのだが いかにも自分の得意分野に持って行ってしまった感じがしてしまった。 久志が好きな本は2冊買って、1冊は送るようにする と福原に宣言するのはとてもほっとした。 自分も本を読むことは好きだし、それで救われてきた部分もあるが 単に勉強になる、というだけではなくて 確かに想像力が培われ、全部自分の糧になっていく。 児童福祉が義務であり負担であるように思われているが 実は投資であるというのは確かに、と頷かされた。

Posted byブクログ