明日の子供たち の商品レビュー
『読書は知識を簡単に増やすために読むので、 新書や図鑑は読むけど小説は読まない』と言う人がいました。 それを聞いた時、私はもうひっくり返るほど驚いてしまって何も言えなかったのだけれど 今ならその人に胸を張ってこの本をお勧めしたい。 児童養護施設とはいかなるものか そこで暮らす子ど...
『読書は知識を簡単に増やすために読むので、 新書や図鑑は読むけど小説は読まない』と言う人がいました。 それを聞いた時、私はもうひっくり返るほど驚いてしまって何も言えなかったのだけれど 今ならその人に胸を張ってこの本をお勧めしたい。 児童養護施設とはいかなるものか そこで暮らす子どもたちは何を感じ、それを見守る大人は何を迷い日々を送っているのか、 箇条書きの実態調査や報告書ではなかなか伝わらない 子どもたちの涙や笑顔までもがするすると心の中に満ちてくるのです。 確かに、小説は『この世に本当におきていない』ことが書かれているのかもしれない。 でも、だからこそ伝えにくいことを たくさんの人にわかってもらうための武器にもなる。 ・・・ということで、この本 とても素敵なお話です^^ おすすめ♪
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児童養護施設という言葉しか知らない世界について考えることができる。 重たくなりがちな設定を、爽やかに力強く書いてあると思った。
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かわいそうなんて言わないで。私たちは明日の存在だから。 「明日の家」の子供たちは、明日の大人たちです 児童養護施設が舞台 私自身も、なんとなくのイメージで「可哀想」と 思っていたかもしれない 生きること、育つことからハンデを持たざるをえない 少年や少女 それでもみんな「明...
かわいそうなんて言わないで。私たちは明日の存在だから。 「明日の家」の子供たちは、明日の大人たちです 児童養護施設が舞台 私自身も、なんとなくのイメージで「可哀想」と 思っていたかもしれない 生きること、育つことからハンデを持たざるをえない 少年や少女 それでもみんな「明日の大人」なんだね
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フィクションであっても、児童養護施設の子供たちを知る事のきっかけとなりうる「本」って、やっぱ素晴らしい。切り取りの中で語られる事に、ひきつけられ読み終えた。
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児童養護施設について全く予備知識もないまま読み進めた。施設の子供たちもいつかは大人になり社会に出ていく。そんなこと今まで考えてもみなかった。ただ、施設の子供はかわいそう、それだけだった。「普通」の自分と比べて無意識に差別をしていた。そもそも普通とはなんなんだろうか。例えばテレビを...
児童養護施設について全く予備知識もないまま読み進めた。施設の子供たちもいつかは大人になり社会に出ていく。そんなこと今まで考えてもみなかった。ただ、施設の子供はかわいそう、それだけだった。「普通」の自分と比べて無意識に差別をしていた。そもそも普通とはなんなんだろうか。例えばテレビをみていて感想やら疑問を感じた事に家族が答えてくれる、そんな日常だろうか。考えさせられた。が、むずかしいわけではなく、児童養護施設に転職した元営業マンの三田村慎平。問題のない子供、谷村奏子、大人より大人びている17歳の平田久志。魅力ある登場人物が描かれていて読みやすい。
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児童養護施設を舞台にした小説。 「あしたの家」に新任職員としてやってきた三田村は、入所している子どもたちを「可哀想」と発言し、“問題のない子”である奏子から嫌われてしまう。 そして、「可哀想」というイメージが、入所している子たちの心を傷つける全くの誤解であることを知る。 私もこ...
児童養護施設を舞台にした小説。 「あしたの家」に新任職員としてやってきた三田村は、入所している子どもたちを「可哀想」と発言し、“問題のない子”である奏子から嫌われてしまう。 そして、「可哀想」というイメージが、入所している子たちの心を傷つける全くの誤解であることを知る。 私もこの本を読むまで、児童養護施設のことをよく知らなかった。 今までのイメージをひっくり返してくれた、この小説に出会えて良かった。
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これぞ有川節!最後泣かせていただきました。手紙の文面協力したという女の子は実際に施設で暮らしてるのかな、心打たれた。数年前のあしママドラマ、見てるころは「脚色しすぎやろ~」程度にしか思ってなかったけど、当事者にとってはいろんな意味でインパクトあったんだろうね。
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有川さんの文章は読みやすくて好きなんだけど、恋愛至上な部分やちょっとした言い回しがこっ恥ずかしくてダメな時が有る 今回はクライマックス部分「届け 響け 穿て 砕けろ」 恐らく皆が感動する所だと思うので、作者が自分の文章に酔ってない?思う自分が捻くれてると言う自覚は有るけど、や...
有川さんの文章は読みやすくて好きなんだけど、恋愛至上な部分やちょっとした言い回しがこっ恥ずかしくてダメな時が有る 今回はクライマックス部分「届け 響け 穿て 砕けろ」 恐らく皆が感動する所だと思うので、作者が自分の文章に酔ってない?思う自分が捻くれてると言う自覚は有るけど、やっぱりこっ恥ずかしくて、途中まで盛り上がってた気分が一気に冷めた
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内容的には施設の一面しか描かれてないし、これはないわ~ってところも多かった。 でも共感できる施設あるあるもあったし、児童養護施設のことをこうして一般の人たちに知ってもらえるのは素直にありがたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) 三田村慎平・やる気は人一倍の新任職員。和泉和恵・愛想はないが涙もろい3年目。猪俣吉行・理論派の熱血ベテラン。谷村奏子・聞き分けのよい“問題のない子供”16歳。平田久志・大人より大人びている17歳。想いがつらなり響く時、昨日と違う明日が待っている!児童養護施設を舞台に繰り広げられるドラマティック長篇。 いつも思うの、有川浩が児童虐待や子供の問題を書くとどうしてこうもきれいに、軽く感じるのだろう?と。 重くして読んでもらえないよりは、読んで知識を得てほしいというのも理解できないわけではないけれど、もっと切り口ないんだろうか? ま、児童養護施設に行って、見て、感じたものが彼女と違うならしょうがないんだけれどね。 テーマは文句なしなんだけどなぁ、この中途半端な気持ちをどうすればいいのやら。。。。 彼女はもっとほかに書くべきテーマがあると思う。
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