1,800円以上の注文で送料無料

明日の子供たち の商品レビュー

4.2

507件のお客様レビュー

  1. 5つ

    181

  2. 4つ

    189

  3. 3つ

    84

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2016/09/26

図書館で遭遇したので借りてしまったけど、こういう題材は苦手。読み始めて2~3ページ過ぎても「やっぱり読むの、やめようかな」と思ってしまった。 が、読んでよかった。知る事は大事だわ。 爽やかな読後だったし。 三田村慎平・やる気は人一倍の新任職員。和泉和恵・愛想はないが涙もろい3...

図書館で遭遇したので借りてしまったけど、こういう題材は苦手。読み始めて2~3ページ過ぎても「やっぱり読むの、やめようかな」と思ってしまった。 が、読んでよかった。知る事は大事だわ。 爽やかな読後だったし。 三田村慎平・やる気は人一倍の新任職員。和泉和恵・愛想はないが涙もろい3年目。猪俣吉行・理論派の熱血ベテラン。谷村奏子・聞き分けのよい“問題のない子供”16歳。平田久志・大人より大人びている17歳。想いがつらなり響く時、昨日と違う明日が待っている!児童養護施設を舞台に繰り広げられるドラマティック長篇。

Posted byブクログ

2016/09/23

児童養護施設のお話。興味深い。やっぱり有川さん好きや!最後もうちょっと恋が進展してくれたらもっとよかったな

Posted byブクログ

2016/09/23

児童養護施設に転職した新米職員と先輩職員、施設で暮らす子ども達の物語。この本を読まなければ、主人公同様、施設で暮らす子ども達は親に捨てられた『かわいそうな』子ども達だという誤った先入観を持ち続けただろう。児童養護施設という日常では関わることがないものをこの本を読むことで少しは分か...

児童養護施設に転職した新米職員と先輩職員、施設で暮らす子ども達の物語。この本を読まなければ、主人公同様、施設で暮らす子ども達は親に捨てられた『かわいそうな』子ども達だという誤った先入観を持ち続けただろう。児童養護施設という日常では関わることがないものをこの本を読むことで少しは分かった気になれた。文中にあったが、知らなかったことや普段の生活では経験できないことを、読書を通して知ったり体験したりできる。読書って素晴らしいなぁ。もっと前から読書の素晴らしさに気付いていれば良かったなぁ。

Posted byブクログ

2016/09/20

児童養護施設が舞台だが、読んでいて辛くなるような場面は少ない。 若手職員のちょっと軽めな?ベタな会話に違和感を覚えた。 これは敢えて、なのか? 勉強が特に好きじゃなくても大学進学が当然のことになりつつある現代だが、やはり頼れる人がいるのといないのとでは違う。 奨学金制度を利用して...

児童養護施設が舞台だが、読んでいて辛くなるような場面は少ない。 若手職員のちょっと軽めな?ベタな会話に違和感を覚えた。 これは敢えて、なのか? 勉強が特に好きじゃなくても大学進学が当然のことになりつつある現代だが、やはり頼れる人がいるのといないのとでは違う。 奨学金制度を利用して、というのもやはり道は険しそう。 やる気のある子には行政の力で進学の道が開けないものなのか? また、「ひだまり」のような施設は実際あるのかないのかさえわからないが、もしも少ないのだとしたら増やして欲しいと思った。 いろいろ勉強になった。

Posted byブクログ

2016/09/17

姉が 「面白かったよ」 と、いうていたので、図書館でリクエストしました。 リクエストした日は3月末で、手元に届いたのが12月末。70人くらい待ったよ。笑 そしていざ手元にきてみれば久しぶりの分厚いハードカバーに 「おお」 と、思ったけど、ちょうど冬休みに入るし、イケるやろうと...

姉が 「面白かったよ」 と、いうていたので、図書館でリクエストしました。 リクエストした日は3月末で、手元に届いたのが12月末。70人くらい待ったよ。笑 そしていざ手元にきてみれば久しぶりの分厚いハードカバーに 「おお」 と、思ったけど、ちょうど冬休みに入るし、イケるやろうとタカをくくっていたところ・・・。 いろいろあって、ようやくページをめくれたのが1月8日初出の日のバスの車内で御座いました。笑 通勤に、重くても持っていくよハードカバー。 (五七五?) 著者の本はわりとさらさらと読めるけれど、さらさらとは読みたくない。 ひとつひとつの文章をかみしめて読みたいくらい好きなんやけど、そこはやっぱり有川氏・・・。 一度読み始めたらもうイッキに。 イッキにどわーっと読んでしまいました。 こんなに幸せな本があるやろうか! ちゅう具合。 こんなにハッピーエンドな本はないよ。 ひつこいけど、著者の本は全部好きやけどそれでも今回はテーマが重いかもなあ、と、ちょっと構えていた部分はあるねん。 でも、読んでよかった、すごく幸せな内容やった、と、思えたんやから、著者と、それから、お手紙を送った彼女の思いは私にも届いたんちゃうやろうか。 ある意味私なんかも「砕かれた」んやもの、もっともっと行政の偉い人が砕かれていればいいよ。 読み進めながら、正直 「ああ・・・」 と、肩身が狭くなることは多かった。 私も二児の母やけれども、母親ということに甘えてはいないかとこのところとみに思っていたので、余計に。 生んだからって自分を「母親だ」と、いって、しつけと称して(手はあげないけれど)傷付けるようなことを言ったりしていないやろうか。 それでも自分は「母親だから」と、勝手な免罪符にして、罪悪感を持たないようになってはきていないだろうか。 「この子のために」をていのいい呪文にして、なんもかもを大人にとって都合のいいように捻じ曲げてはいないやろうか。 とはいえ、不器用やけれどもまじめな私は、そこまで押し付けられるほど強気でもない。 長女が生まれてからずっと、 「私とこの子は別の人間」 と、思っているし、だから私の価値観が必ずしも子どもたちのそれになるとも思っていない。 ただ私は、社会的な常識を子どもたちへ教えてあげようと、あとは私は私なりに生きる跡を、子どもたちがそれぞれの形で感じてくれればいいと思っている。 なので、まあ、どちらかというとびしっと感が足りない親なのかもしれないけども。(;^ω^) あっこちゃんと再会した話と、本を楽しく読むと糧になる話、それから、奏子ちゃんが「砕いた」ところは、気持ち的には号泣して読んだ。 ほんで、シンポジウム後の久志と奏子の会話が・・・。 「手紙を送る」 のくだりで、 「ああー、そういうことか」 と、またまたホロリと・・・。 どんでん返しとまではいわへんけれど、著者は事実を事実としてへんに捻じ曲げずに、そのくせものすごいエンタテイメント性を出すんちゃうやろうか。 だから、ものすごい引き込まれちゃうんだよなあ。 著者の作品はほんとうによく調べられているんやろうと思う。 私は当事者になったことがないのでそこまでは言い切れないけれども、自衛隊シリーズといいおもてなし課といい、当事者の方々が読んでも納得できるくらいの土台があるんちゃうかな。 この話も、ヒューマンドラマにしてほしいなあ! 流行の俳優やわかりやすいお涙頂戴にするんじゃなくて、この作品のままでドラマ化してもらえないかなあ。 (2016.01.09)

Posted byブクログ

2016/09/11

最近続いているお仕事小説な感じという印象 図書館戦争のあの感じをいまだに期待してたから最初はあれっ?ってなった でも施設について知りたいとか考えたいと思うきっかけになったと思う

Posted byブクログ

2016/08/31

敬遠してしまう題材ながら、読んでみると引き込まれた。最後は鼻にツンときた。今までと違い、甘い恋の話しではなく、世に問題提起し、考えさせる内容でした。 1.施設の子どもはかわいそうではない 2.子どもは選挙権がないため施設は行政のエアポケットに入ってしまう 3.相談する大人、何もせ...

敬遠してしまう題材ながら、読んでみると引き込まれた。最後は鼻にツンときた。今までと違い、甘い恋の話しではなく、世に問題提起し、考えさせる内容でした。 1.施設の子どもはかわいそうではない 2.子どもは選挙権がないため施設は行政のエアポケットに入ってしまう 3.相談する大人、何もせずのんびり出来る空間。当たり前の環境が施設の子どもにはない

Posted byブクログ

2016/08/28

この本に出会えてよかった!そう心から思えた本だった。本を読むことは知識を増やすだけでなく、様々な人の価値観を知ることができる。児童養護施設のイメージを変えることができた。 また、先生としての立場に苦労する登場人物をみていて、ハッとした。自分がリーダーを務めた時、全部やってあげよう...

この本に出会えてよかった!そう心から思えた本だった。本を読むことは知識を増やすだけでなく、様々な人の価値観を知ることができる。児童養護施設のイメージを変えることができた。 また、先生としての立場に苦労する登場人物をみていて、ハッとした。自分がリーダーを務めた時、全部やってあげようとしてた。そうじゃないんだ、一人一人のきっかけを作って、相手の成長に任せる、頼れる時は頼るべきなんだって。そんな風に思えた。たっくさーーんのこと感じられた。

Posted byブクログ

2016/08/23

児童養護施設。 私たちはそこにどんなイメージを持っているか? 「アニー」「あしながおじさん」などに出てくる「孤児院」のイメージが強いのではないか。 意地悪な院長や職員がいて、けなげな子供たち........。 でもそれって随分古くて、固定観念をさらにセメントで固めたようなイメージ...

児童養護施設。 私たちはそこにどんなイメージを持っているか? 「アニー」「あしながおじさん」などに出てくる「孤児院」のイメージが強いのではないか。 意地悪な院長や職員がいて、けなげな子供たち........。 でもそれって随分古くて、固定観念をさらにセメントで固めたようなイメージでは? 物議を醸したドラマ、「明日、ママがいない」は現代の話なのに未だにそのイメージを踏襲していた。 あれはあくまでフィクションなのだが、それにしたってあんまりだ。 当事者の意見も二つに割れていたようで、新聞の投書欄では入所している子供たちや職員の異なる二つの意見が掲載されていた。 それを読み、どのような意見であれ、当事者の意見は尊重されるべきであり、私はその意見に十分耳を傾けなければいけないと痛感した。 さて、本書では何度も奏子の「私たちはかわいそうじゃない」という声が登場する。 それはもっともなことだ。 私も親の離婚で「かわいそう」と言われ、母に対する批判に対し怒りすら覚えたことがあるのでその気持ちは理解できる。 「普通」から外れているからかわいそう、というのは自分の意見が絶対、という気持ちが透けるようで、そのために言われた側は不快になるのだと思う。 しかし、進学か就職か、公立か私立か、そういった選択肢が限られてしまうのは「かわいそう」と思ってしまう自分がいる。 だからその選択肢が与えられるように尽力したい、そう思うのだが、これも親切の押し売りになってしまうのだろうか。 本を読むことを勧める福原施設長の言葉は我が意を得たり。 「人生は一人に一つずつだけど、本を読んだら自分以外の人の人生が疑似体験できるでしょう。 (中略) そうやって他人の人生を読んで経験することが、自分の人生の訓練になってることがあるんじゃないかって、先生は思うのよ。 踏み外しそうなときに、本で読んだ言葉が助けてくれたりとか......」(327頁) 本書をきっかけに施設について少し調べてみた。少しでもいいから子供達の健やかな成長と、教育の機会の提供、自立への手伝いができたら、と切に願う。

Posted byブクログ

2016/08/22

私が物事を見ているとき、見えているのは一方向だけなんだなということを痛感した。 私も可哀相と思っていたし、タイガーマスクは良いことなんだろうと単純に思っていた。 けど見る側によって感じ方・受け取り方が違う。 もっと視野を広げなくてはならないと思う。

Posted byブクログ