山女日記 の商品レビュー

湊かなえ(著者)

2017/11/09

面白かった。登山に関わる女性のエピソードが複数入っているが、スピンオフ的な感じで再登場したりもする。
有川浩作品に似ていると感じた。湊かなえ作にこんな話もあるんだなと驚き。

2017/10/22

ひとに寄り添った素敵な話が多くて、とくに、ロープでひっぱるみたいな場面はぐっときた。
よかった。
またいつか読み返したい。

2017/08/27

それぞれの女がそれぞれの思いを抱え、登山する7話の短編集。
話に繋がりがあって、前の話に出てきた人物のその後がわかったりして嬉しい気持ちになった。

湊さんの本は昔「告白」を読んで以来。
あちらは人間のドロドロした部分ががっつり描かれていてインパクトが大きいしズーンとなった記憶があるけれど、こちらはさらりと読めた。
山の頂上に着く頃には登場人物の心の変化があって、明るさを感じられる。

山登りはハイキング程度のものしかやったことがないが、父親が山好きなためテレビで山の番組を何度も見ており、山の風景を目に浮かべながら楽しめた。
山登りいつかしてみたいかも・・・と思った。

2017/08/13

山に登りたくなる。山に登って自己開示をしたくなる。しかし登りきることができずに疲労困憊で帰ってくることが関の山なので、読むだけにしておく。

2017/07/08

山を登る女性達のお話。
山なんか登る人の気が知れないと思っていたが、少し気持ちがわからなくもないなと思った。
疲れて大変な思いをして見る頂上の景色は素晴らしいだろうな。それはきっと人生も同じかしら。

2017/06/18

すっごく山に行きたくなった。
でも山まで遠いし、朝早いのめんどくさいし。。。
っていつも止めちゃうけど。
でもまた登りたい。
低いけど交通らくちんな筑波山に行こうかな。

2017/05/27

女性ならもっと共感できるのかもしれないが、どれもイマイチだった。潜在的に、湊かなえにはどこかオチを求めてしまっているのかもしれない。人物の特徴や過去などの描写が個人的には著者の持ち味だと感じているので、その意味でも長編のほうが期待できる。

2017/04/23

私は性格が良くないので、どの女性の気持ちも分かりすぎて、途中苦笑いしてしまったほど。ブラックまではいかない、少しだけ厄介な暗い感情が「よくもまぁ、ここまで」と思うほどリアルに描かれていて、感情移入どころの騒ぎではなく「これ、私だよね」くらいの勢い。これ思ったことある、こういう態度とったことある、の連続。多分自分を赤裸々に見つめられる女性ならば必ずどこかに「自分」がいるはず。湊さんは苦手な作品が多いけど、これはストライク。山はしんどいので、もう少し楽に自分を見つめられるツールはないものか…

2017/03/19

いつもの湊かなえ節とはいかなかったけれど
全てがとても素敵なお話。
リンクの仕方もさすが。

おどろおどろしさはないかわりに
山を人生に馳せるようなそんなスケールで紡ぎ出すストーリー。
湊かなえさん自身がかなりの山好きなのではと思う箇所が随所に感じられた。
人は秘めている部分があるから面白いし素敵だし悲しいし
という、悲喜こもごもの詰まったお話かな。
読後感はいつになく爽やかでした。

2017/03/13

湊かなえさん、「告白」読んで、この人の作品は私には合わないと確信し、お別れしましたが、有川浩さんと友達、猫や山が好きとのことで、図書館の開架から「山女日記」を見つけて久しぶりに読みました。７つの山がテーマの連作短編７話です。２０１４．７発行。「告白」を読んだ時のような滅茶苦茶いや～～～な気持ちにはなりませんでしたｗ。さりとて、爽やかな山の話でもなかったですｗ。またこの方の作品を読んでみようという気持ちにはなりませんでした！