神様のケーキを頬ばるまで の商品レビュー
表紙とタイトルでは美味しい食べ物が出てくる話かな〜とウキウキして読んだら、なかなか重めの話だった。5編の短編集で、それぞれ主人公は違うけど同じ雑居ビルに関わっていてなんとなく繋がりはある。人の数だけ感じ方があるし、人生があるんだなと。いろんな人がいて面白いなと思った。美味しいパン...
表紙とタイトルでは美味しい食べ物が出てくる話かな〜とウキウキして読んだら、なかなか重めの話だった。5編の短編集で、それぞれ主人公は違うけど同じ雑居ビルに関わっていてなんとなく繋がりはある。人の数だけ感じ方があるし、人生があるんだなと。いろんな人がいて面白いなと思った。美味しいパンケーキ食べたい。
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様々な困難を抱えながらも前を向いて生きようとする人たちの話。短編集。 完璧でキラキラの人生に憧れるけど、この本の中の人は違う。誰もが何かしらの悩みとかどうにもならない問題がある。私もある。普段は気付かなくても他の誰かにもある。それでも生きるということに、感動。 頑張ろうと思えた...
様々な困難を抱えながらも前を向いて生きようとする人たちの話。短編集。 完璧でキラキラの人生に憧れるけど、この本の中の人は違う。誰もが何かしらの悩みとかどうにもならない問題がある。私もある。普段は気付かなくても他の誰かにもある。それでも生きるということに、感動。 頑張ろうと思えた。
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うまくいかない、倦んだような、息苦しい短編だけど、 そのどうにもならなさの中に、何か希望を探すような。 ラストの書き下ろし、「塔は崩れ、食事は止まず」でふっと息が戻る。
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思うようにいかない事や失敗した経験から学び、進んでいく姿が描かれた短編集。前半は苦い気持ちになるけど、後半、新しく一歩を踏み出す主人公に励まされる。
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連作短編集、素直に面白かった。人に勧めたくなる本。つまずいたり、みっともないことがあるけど生きていけるって素晴らしい。ちょっと風向きが変わるヒントがどの作品も主人公から遠い人、苦手で避けてた人からのひとことだったりするからわからないもの。こういうことってあるなと思う。 ウツミマコ...
連作短編集、素直に面白かった。人に勧めたくなる本。つまずいたり、みっともないことがあるけど生きていけるって素晴らしい。ちょっと風向きが変わるヒントがどの作品も主人公から遠い人、苦手で避けてた人からのひとことだったりするからわからないもの。こういうことってあるなと思う。 ウツミマコトがいいエッセンスになっている。どうか錦糸町の元雑居ビルで働く人(とドラッグストアの買い物客)みんながささやかでも幸せであって欲しいなと願う。マッサージ受けたい。
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世の中の理不尽ややるせない気持ちがリアルに描かれていて、凄くのめり込むことが出来た。 「7番目の神様」と「龍を見送る」が個人的には好きだった。
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あの人も、放蕩は何かに悩んでいるのかもしれない…。 ありふれた雑居ビルを舞台に、つまずき転んで、 それでも立ち上がる人の姿を描いた連作短編集。
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短編。 一生懸命生きているのにうまくいかないこと。 マッサージ店主の子育ての苦労と、成就しなそうな恋をしている客を見て思い出すかつての夫。 気の乗らない合コンで知り合った人と自分を隠しながらの仕事に追われるカフェの店長。 ゼロから一緒に作り上げてきた音楽ユニットで恋人でもあった人の裏切り行為の絶望と再出発する学生。 モテ男に振り向いてもらおうと必死のOLが決断したこと。 カフェの協同経営者と喧嘩別れしての無職からのホームセンターの再出発。 みんな悩んでる。一生懸命生きてるからこそ。 お腹いっぱいです。
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私は他人に語れることを何一つ持っていない―むつみ(マッサージ店店主)。 やっぱりここは、俺にふさわしい七位の場所なのかもしれない―橋場(カフェバー店長)。 私から、こんな風に頭を下げてでも、離れたいのだ、この人は―朝海(古書店バイト)。 どうすればあの人は私を好きになってくれるのだろう―十和子(IT企業OL)。 私は、真夜中の散らかった1DKの部屋で、びっくりするほど一人だった―天音(元カフェ経営者)。 きっと、新しい一歩を踏み出せる。 ありふれた雑居ビルを舞台に、つまずき転んで、それでも立ち上がる人の姿を描いた感動作! (アマゾンより引用) 思ってたより面白かった。 古書店バイトの人のお話が好きだったなぁ
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*一生懸命なのにうまくいかない。なにげなく働いているように見えるあの人も、本当は何かに悩んでいるのかもしれない――あなたと同じように。ありふれた雑居ビルを舞台に、つまずき転んで、それでも立ち上がる人の姿を描いた感動作! * 何かを失いたくなくて、縋って、躓いて、後悔して、それでも恐る恐る前を向いて一歩ずつ進んでいく、そんな人々の連作短編集です。読み終わったあとは、痛みだけではない余韻にしばし浸る。いつかまた読み返してみたい。
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