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神様のケーキを頬ばるまで の商品レビュー

3.7

116件のお客様レビュー

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    13

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2014/06/07

やっぱり、まるさんの作品はいい。 間違いない!って感じです。 短編集でそれぞれ主人公が全く変わるのだけど どれを読んでも共感の嵐。 どんなに若くても、裕福そうでも 楽しそうに見えても心の中に抱えている 屈託が必ずある。 他人に優しくなれそうな気がする一冊。 別々のお話が微妙にリン...

やっぱり、まるさんの作品はいい。 間違いない!って感じです。 短編集でそれぞれ主人公が全く変わるのだけど どれを読んでも共感の嵐。 どんなに若くても、裕福そうでも 楽しそうに見えても心の中に抱えている 屈託が必ずある。 他人に優しくなれそうな気がする一冊。 別々のお話が微妙にリンクしてるのもいい。

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2014/06/06

ある雑居ビルを取り巻く人々を描いた連作短編集。 苦かったり切なかったり、負の感情に潰されそうになるけど、最後は登場人物たちの前向きな姿にじんわり温かくなる。 「七番目の神様」と「龍を見送る」が特に印象深かった。 派手な出来事はなく地味ではあるけど、味わい深い一冊でした。

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2014/06/05

雑居ビルを舞台にした連作短編集。それぞれの一室で、精一杯不器用に生きる人々。 濃い一日を過ごしても 淡々とした一日だったとしても 上手く行かない事の方が多い。 先の展開を読み手側に託してくれる楽しさもある。 「七番目の神様」が好き。

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2014/05/24

彩瀬さん初読み。よかった〜 短編集、もうちょっと続きが読みたいと思わせる終わり方の作品もあり、気になる作家さんの一人になりました。 他の作品も読んでみます!

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2014/05/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

会社の社報に紹介されていたので、図書館で借りました。 雑居ビルを取り巻く人々のオムニバス短編集。 「泥雪」 「七番目の神様」 「龍を見送る」 「光る背中」 「塔は崩れ、食事は止まず」 他の章の登場人物が違う章にちらっと出てくるのがまたいい。 あと、人々を繋ぐキーワードは「ウツミマコト」 こういった話は、最終的にウツミマコトの隠された謎(笑)が現れて~て、なると思うのですが、ウツミマコトの存在がチラリズム過ぎる(笑) そして、受けとめ方も「名作だ!」「理解出来ない」と極端なのがまたいい。 何処にでもいる人々の中に、自分自身を垣間見た、そんな作品集です。 特に「塔は崩れ、食事は止まず」は、仲間割れした相手が不幸になったりして、それを聞いて主役が…な、展開になりがちですが、そうはならないのが良かった。 あくまでも、相手は関係なく今の自分の現状を受け入れながら、前に進んでいこうとするところに作者の愛を感じた。

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2014/05/18

雑居ビルを舞台にした連作集。マッサージ店を営むシングルマザー、カフェの店長、古書店でバイトするミュージシャン、IT企業のOL、元人気カフェの共同経営者、みんなそれぞれの事情を抱えて生きています。都会で仕事と孤独を抱えながら人生に悩みつつ、傷ついたときはご飯をおごってくれる友達がい...

雑居ビルを舞台にした連作集。マッサージ店を営むシングルマザー、カフェの店長、古書店でバイトするミュージシャン、IT企業のOL、元人気カフェの共同経営者、みんなそれぞれの事情を抱えて生きています。都会で仕事と孤独を抱えながら人生に悩みつつ、傷ついたときはご飯をおごってくれる友達がいて、がんばって生きていく登場人物たちに元気がもらえました。

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2014/05/15

彩瀬まるさん、初めて読んだが、とても好きな文章。 モチーフやストーリーに新鮮味があるわけではないけれど、 じんわりと効いてくる。 読後に肩が軽くなったような気がした。

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2014/05/06

短編集。 登場人物や場所が少しずつ重なるように構成されている。 それぞれ違った場所で働く人びとの悩みが丁寧に描かれている。現実はもっと厳しいけど。そこは小説、全体に希望と夢がちりばめられている。 ウツミマコトという人の絵や映画が必ず出てきてそれぞれ受け取り方が違うのがその主人公の...

短編集。 登場人物や場所が少しずつ重なるように構成されている。 それぞれ違った場所で働く人びとの悩みが丁寧に描かれている。現実はもっと厳しいけど。そこは小説、全体に希望と夢がちりばめられている。 ウツミマコトという人の絵や映画が必ず出てきてそれぞれ受け取り方が違うのがその主人公の性格を表していてとても効果的。 ただこういう連作って最後にそのウツミマコトの話になるのが普通なんだけどなぁ。ウツミマコトがなに考えてたのか知りたかった。 映画を見た人たちの解釈と全く違っていたら面白かったりして! 投稿作曲家と歌ってみたの人の話「龍を見送る」がとても好き。

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2014/05/06

一生懸命なのに滑ってる人たちの物語。 私は頑張ってるのに何で…という苦しさが伝わってくる描写が多く、この独りよがりな感じは心当たりがあってちくちく痛みました。 ウツミマコトの登場を期待していたけれど、最後までリアルには現れず。第三者としてでしか出てこないこの人物の使い方が面白かっ...

一生懸命なのに滑ってる人たちの物語。 私は頑張ってるのに何で…という苦しさが伝わってくる描写が多く、この独りよがりな感じは心当たりがあってちくちく痛みました。 ウツミマコトの登場を期待していたけれど、最後までリアルには現れず。第三者としてでしか出てこないこの人物の使い方が面白かった。

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2014/04/27

初読み作家さん。 なぜか、おいしいものが出てくる短編集だと思い込んでて、あ、れ?となっちゃったのだけど。 「龍を見送る」は、ラスト近くのセリフに、涙が……。 あ。最後の「塔は崩れ、食事は止まず」には、わたしの勝手なリクエスト?にこたえてくれるかのように、パンケーキが♪

Posted byブクログ