わたしはマララ の商品レビュー
マララさんが生まれ育った街のこと、彼女の父親の活動、通学のバスの中で襲撃されるまでの生活が中心に書かれている。彼女の教育に対する熱い考えをもっと知りたい!
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政治的主張が少なく、日々の生活を中心とした事実の描写に多くを割いているため、とても読みやすい。 マララの生活を中心に、パキスタンの歴史や政情を織り込んだ、パキスタンの生活記録である。 それと同時に、一市民の目を通した武装勢力の記録でもある。 厳格なイスラム主義であり、女性が抑圧...
政治的主張が少なく、日々の生活を中心とした事実の描写に多くを割いているため、とても読みやすい。 マララの生活を中心に、パキスタンの歴史や政情を織り込んだ、パキスタンの生活記録である。 それと同時に、一市民の目を通した武装勢力の記録でもある。 厳格なイスラム主義であり、女性が抑圧されているパキスタン。女性が人前に出ることを制限され、教育機会も少ない中、マララの父親は女子・男子が共に通える学校を作った。 勉強好きのマララは毎日楽しく学校に通う。だが楽しいことばかりではない。およそ日本では考えられない貧困や殺人や女性差別が、マララの周りにはごくありふれた日常として存在している。そして殺人や女性差別は、タリバンによる実効支配によっていっそうひどくなる。 とりわけ印象的だったのは、武装勢力が徐々に支配力を強めていく過程。武装勢力は最初から武装していたのではなく、最初は巧みな演説で人々の心をつかんでいったそうだ。ある指導者は女性からの人気が高く、女性たちはこぞって彼に寄付をしたという。 史上最年少のノーベル平和賞受賞者の伝記と言うより、市民による記録として読み応えがあった。
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2015/01/16 銃弾を浴びても命が助かり、さらに声を上げ続ける。 マララは選ばれし人なんだと思う。 でも、その前に一人の女の子であった。 友達との関係、学校での勉強、悩みは普通の学生だ。 巻末にある、国連でのスピーチにあったように、声を上げることのできない人々の代わり...
2015/01/16 銃弾を浴びても命が助かり、さらに声を上げ続ける。 マララは選ばれし人なんだと思う。 でも、その前に一人の女の子であった。 友達との関係、学校での勉強、悩みは普通の学生だ。 巻末にある、国連でのスピーチにあったように、声を上げることのできない人々の代わりに、声を上げていると。
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タイムリーにフランスで イスラム過激派の事件が起きている 他にも小さい子の自爆テロがニュースが悲しい ”教育のために戦った少女” 女の子だからとか、タリバンに撃たれたからとか そういうことで注目を浴びたのは確かだと思う パパが教育者だから、というのも それでも自分の意志で発表...
タイムリーにフランスで イスラム過激派の事件が起きている 他にも小さい子の自爆テロがニュースが悲しい ”教育のために戦った少女” 女の子だからとか、タリバンに撃たれたからとか そういうことで注目を浴びたのは確かだと思う パパが教育者だから、というのも それでも自分の意志で発表していくのは素晴らしいです 国連でのスピーチは、代表者だけではなく 世界中の人々に向けて書かれている この本を読むまでは、ひどい状況の中で 戦っているなんて知らなかったです 同じ神を信じているはずなのに
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私は、マララさんの信念や活動は素晴らしいと思っています。また、世界の女性の現状に憤りを覚え微力ではありますが活動をしています。 という前提をあえて書いた上で、純粋に『読み物』として評価します。 一言で言って、ものすごく読み進めるのが苦痛でした。どこまで彼女自身が書いたのかわかりませんが、、 まず、パキスタンの歴史、マララさんの成長物語が長すぎます。撃たれた後の話になるまでに全体の8割を費やします。 そして、彼女がいかにすごいかということが、周りの人に褒められた言葉とともにずっと綴られています。 構成も拙く、この話、必要だった?というエピソードがあったり、唐突に話が変わったりします。 個人的にはパキスタンの歴史も中途半端でした。本当に知りたくなったら専門的に書かれたものを読むので、話を進めてほしい。。 彼女の虚栄心が見え隠れするのが、どんなにすごくても彼女はまた15歳の少女であることがわかり、ちょっとホッとします。 インタビュー形式にするとか、他の方が書くとか、もっとあったんじゃないかなぁ。。素材が素晴らしいだけに残念。
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文章そのものは、15歳の少女が書いたと思われる通りの拙い文章に感じることもあるが、中身は非常に重い。 学校がいやだなどと感じること子供たちがいるその一方、このように教育を渇望する子供がいることに、地球人の未来は明るいと感じる。 マララ・ユスフザイさんについては、日本のニュース...
文章そのものは、15歳の少女が書いたと思われる通りの拙い文章に感じることもあるが、中身は非常に重い。 学校がいやだなどと感じること子供たちがいるその一方、このように教育を渇望する子供がいることに、地球人の未来は明るいと感じる。 マララ・ユスフザイさんについては、日本のニュースで伝えられる程度の事しか知らなかったが、本書を読んで、伝えられていること以上の経験をしてきたことを学んだ。 2014年、史上最年少でノーベル平和賞を受賞した。これは、彼女にとっては始まりなのだと思う。今後の活躍と健勝を期待してやまない
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「すべての子どもに教育を」と訴え、イスラム武装勢力に銃撃された16歳の少女・マララの手記。本書は、テロリズムによって生活が一変した家族の物語でもあり、女の子が教育を受ける権利を求める戦いの記録でもある。世界24か国で翻訳の話題作!
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ノーベル平和賞も受賞し、話題のマララさん。恥ずかしながら、この方のしてきたことを知らなかったので読みました。 壮絶な環境で暮らしていたことに驚きました。女性の権利が著しく低い、このような環境が存在しているのだと。 その環境の始まりは、暴力的に突然始まったのではなく、ラジオ局で情報...
ノーベル平和賞も受賞し、話題のマララさん。恥ずかしながら、この方のしてきたことを知らなかったので読みました。 壮絶な環境で暮らしていたことに驚きました。女性の権利が著しく低い、このような環境が存在しているのだと。 その環境の始まりは、暴力的に突然始まったのではなく、ラジオ局で情報を伝えるところから始まったということにも恐ろしくなりました。 反対勢力に負けず、ひとつの信念を唱え続けているマララさん。現状は少しずつしか変わらないかもしれないけど、このような方が受賞されたことが解決の糸口になればと思います 。
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日本という国は、本当に平和だと痛感する。そして、そんな境遇に甘えていることを考えさせられた。 親の教育方針が、子供に大いに影響を及ぼすものだ。それでも、ここまで立派に育つのは特殊だと思う。動き出した大きな歯車は、それ程負荷をかけずとも回転するという、ビジョナリーカンパニーの話を思...
日本という国は、本当に平和だと痛感する。そして、そんな境遇に甘えていることを考えさせられた。 親の教育方針が、子供に大いに影響を及ぼすものだ。それでも、ここまで立派に育つのは特殊だと思う。動き出した大きな歯車は、それ程負荷をかけずとも回転するという、ビジョナリーカンパニーの話を思い出した。しかし、こんな若いのに、苦労を続けているのに、ここまで頑張れるとは、チープだが素晴らしいとしか言いようがない。
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彼女の身に起きた事件や悲惨なニュースのことは知っていても、タリバンに支配される以前の美しいスワートを知る人は少ないだろう。この本を読めばその景色が目に浮かぶのだ。そして私はマララと同い年。なんと恵まれた環境に生きてきたのだろう!学校に行くなだなんて武力に押し付けられることもなく、...
彼女の身に起きた事件や悲惨なニュースのことは知っていても、タリバンに支配される以前の美しいスワートを知る人は少ないだろう。この本を読めばその景色が目に浮かぶのだ。そして私はマララと同い年。なんと恵まれた環境に生きてきたのだろう!学校に行くなだなんて武力に押し付けられることもなく、怯える必要もない。だからこの環境で得たものを恵まれない人々のために使いたい。私にもできることがあるはず。そしていつか平和の戻った美しいスワート渓谷にいるマララに会いに行きたい。
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