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わたしはマララ の商品レビュー

4.2

78件のお客様レビュー

  1. 5つ

    29

  2. 4つ

    20

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2015/10/27

とてつもなく強い人です。賢くて勇気があって。歴史上に残る人になるでしょう。 お父さんが女子教育に力を入れた素晴らしい人なんだね。 2015年12月公開の映画は絶対観に行こうと思う。

Posted byブクログ

2015/09/27

この話は物語などではなく、今も世界のどこかで起こっている出来事ということに衝撃を受けました。生まれたときから、教育を受ける事が当たり前で、女の人でも意見できる平和な環境で育った私たちには想像もできない環境で育ったマララ。そのような環境にも負けずに人には教育を受ける権利があると声を...

この話は物語などではなく、今も世界のどこかで起こっている出来事ということに衝撃を受けました。生まれたときから、教育を受ける事が当たり前で、女の人でも意見できる平和な環境で育った私たちには想像もできない環境で育ったマララ。そのような環境にも負けずに人には教育を受ける権利があると声をあげつづけているマララ。世の中はこんなにも進歩し続けているのに、なぜ人々は争いを止め世界を平和にすることができないのか。国連のスピーチを見たときは衝撃を受けましたが、マララはいい意味で普通の女の子。人一倍勇気のある女の子です。

Posted byブクログ

2015/08/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

扮装続くパキスタン、女子の教育向上を訴え、タリバンに狙撃されつつ一命をとりとめ、ノーベル平和賞を受賞した十代の少女の手記。現代版アンネの日記といったところ。 日本人からすれば教育水準が低いと思われがちな途上国。 女子は就ける職が限られている。それでも、こんなにしっかりした女の子がいるとは。父親は学校の校長だが、個人経営の学校。家は貧しく、けっしてエリート階級ではない。 にもかかわらず、十代で国の政治や歴史について的確に述べている。ジャーナリストが加筆しているとはいいつつ。 ソ連のアフガニスタン侵攻で武装勢力タリバンと化したイスラム教徒。その隣国パキスタンでは、インドから独立するも、冷戦時代の煽りで、軍事政権はアメリカと急接近。同じ民族、同じ教徒でありながら、政府軍と武装勢力との内戦によって、日常が脅かされる。向学心にあふれた少女は、活動家の父にならって、海外メディアを通じ平和を訴えるが、その勇気ある訴えが近所から誤解されたり、学友たちの妬みを買うことも。 やがて、マララを含む三人の少女が狙撃されて負傷。重体だったマララは奇跡的に一命をとりとめるが、決して健康体とは言えない。 受賞や輝かしい賛美が欲しいわけではない、彼女が願ったのは、女性蔑視の古い慣習の打破のための教育の普及。 同時期に戦時中の日本を描いたものを読んだので、どこの国でも為政者のなすことは同じなのだと実感した。戦争は人を盲目にさせる。 夏休みの指定課題図書なので、多くの子どもたちに読んでほしい。

Posted byブクログ

2015/07/05

ずっと読んでみたかった本。 マララさんの故郷であるスワート、パキスタンの歴史や、自然、暮らしなどが細かく書かれている。 タリバンなど武装勢力が各地ではびこっているが、腐敗した官僚政治や地震や洪水などの自然災害で、市民が弱っている時につけこんでいるという、背景があることを知った。 ...

ずっと読んでみたかった本。 マララさんの故郷であるスワート、パキスタンの歴史や、自然、暮らしなどが細かく書かれている。 タリバンなど武装勢力が各地ではびこっているが、腐敗した官僚政治や地震や洪水などの自然災害で、市民が弱っている時につけこんでいるという、背景があることを知った。 同じ現代に、こんな恐怖・不安に満ちた社会があるということは驚きで、パキスタンが平和になり、マララさん一家が戻れる事を願う。

Posted byブクログ

2015/07/05

いやはやすごい。自分が銃で撃たれた事実をここまで客観的に書けることに衝撃を受けた。学校では友達と一番を争ったというから、パキスタンにはこんな女性がたくさんいるんだな。本当の賢さとは何かを改めて考えさせられた。

Posted byブクログ

2015/05/28

世の中には、今の日本では想像もできないような国が存在していることが驚きだった。ノーベル平和賞を受賞したことくらいしか知らなかったけど、パキスタンの日常にはにわかには信じられない部分もあった。平和な国に生まれた自分は幸せだと思った。当たり前すぎて気づかないことが身のまわりにはたくさ...

世の中には、今の日本では想像もできないような国が存在していることが驚きだった。ノーベル平和賞を受賞したことくらいしか知らなかったけど、パキスタンの日常にはにわかには信じられない部分もあった。平和な国に生まれた自分は幸せだと思った。当たり前すぎて気づかないことが身のまわりにはたくさんあることを忘れずにいたい。

Posted byブクログ

2015/05/10

パキスタンで何が起こったのかを現地の人の声で知るためには良い本なのかもしれない。 ただ、ものすごく周囲の大人や元宗主国イギリスの意図を感じた本だった。 彼女の考えは学校を運営したり政治的な活動をしている父親の影響を大きく受けているし、宗教的であれ平和的思想であれ、環境が人を作る...

パキスタンで何が起こったのかを現地の人の声で知るためには良い本なのかもしれない。 ただ、ものすごく周囲の大人や元宗主国イギリスの意図を感じた本だった。 彼女の考えは学校を運営したり政治的な活動をしている父親の影響を大きく受けているし、宗教的であれ平和的思想であれ、環境が人を作る典型のように思えた。 まだ若いので、視野狭窄に思える部分も多い。 家族自慢やいかに自分が優秀で他の人とは違うといった描写も多く、謙遜社会の日本人には良くも悪くも考えさせられるところがあった。 声が大きい自信家ほど政治家に向いているのは今の日本も同じだが、やはりイスラム教といった一神教を信仰していると「正しいこと」「悪いこと」を「自分の意思で」白黒つけやすいのかもしれない。 若い人たちは彼女のように声をあげて「正しいこと」を主張する姿に学ぶことがあるとは思う。 ただ、社会は思った以上に複雑で、自分が気がついていないところに物事の本質があったり、簡単に割り切れない問題があったりすることも多い。 彼女が成長とともに多くの人たちの意見や社会の実情を受け止めて、そのうえで行動し、戦っていく姿を見たいと思いました。 ヨーロッパの植民地政策と第三世界の問題など、けっこう複雑で表に出ない(出せない)問題がパキスタンにはあるのだろうと思いました。

Posted byブクログ

2015/03/24

理不尽なことだらけで、同じ時代の出来事と信じられなかった。過去の戦争の話を聞いてピンとこないのと同じくらい、実感を伴わない。いま自分が生きている日常が当たり前と思ってはいけないのだと途方に暮れた。同じ地球上で、命を懸けて戦い、困難と闘う人が大勢いるのだと、知らなければいけない。衝...

理不尽なことだらけで、同じ時代の出来事と信じられなかった。過去の戦争の話を聞いてピンとこないのと同じくらい、実感を伴わない。いま自分が生きている日常が当たり前と思ってはいけないのだと途方に暮れた。同じ地球上で、命を懸けて戦い、困難と闘う人が大勢いるのだと、知らなければいけない。衝撃だったし、恐ろしいとも思った。理屈が通用しないものを相手にするのは何よりも恐ろしく、難しいと思う。 自分に何ができるのかなんてわからない。何をしたらいいのかもわからない。でも、知ることができて本当によかった。マララは私よりずっと年下だけど、そんなことは関係なく、彼女の言葉が胸に突き刺さる。自分を無力と思わない。諦めない。考えよう。考えなくては。自分のためにも、守りたいもののためにも。

Posted byブクログ

2015/03/04

副題「教育のために立ち上がり,タリバンに撃たれた少女」。17日に第一刷で,翌18日に第三(!)刷って何?~パキスタンの女性人権活動家。1997年7月12日,北部山岳地帯のスワート渓谷に生まれる。⌘1947パキスタン独立に際し,スワート藩王国は自治権を維持・1948ジンナー死去・1...

副題「教育のために立ち上がり,タリバンに撃たれた少女」。17日に第一刷で,翌18日に第三(!)刷って何?~パキスタンの女性人権活動家。1997年7月12日,北部山岳地帯のスワート渓谷に生まれる。⌘1947パキスタン独立に際し,スワート藩王国は自治権を維持・1948ジンナー死去・1951初代首相暗殺される・1958軍事クーデターでカーン将軍が政権掌握・1969スワートが北西辺境州に併合される・1971ズルフィカール・アリー・ブットが選挙による最初の首相となる・1977泊将軍がクーデターで政権掌握・1979ブット首相処刑,ソ連がアフガニスタンに侵攻・1988飛行機事故でハクらが死亡,ベナジル・ブットが総選挙で首相となる・1989ソ連がアフガニスタンから撤退・1991ナワーズ・シャリフ首相となる・1993軍の圧力でシャリフ辞任,第二次ブット政権・1996アフガニスタンでタリバンが勢力を得る・1999ブットとザルダリが訴追され亡命,投獄・2001アルカイダによる911テロ,米によるアフガン空爆,タリバンが政権を失い,ビン・ラディンがパキスタンに逃亡・2004パキスタン政府軍がFATAで武装勢力と交戦開始,ザルダリ国外追放・2005ファズルラーがスワートでラジオ放送開始,大地震で7万人が死亡・2007イスラマバード垢のモスク立てこもり事件,ブット帰国するが暗殺される・2007-09タリバンがスワート全域に勢力拡大・2008ザルダリ大統領,ムシャラフ国外追放・2009ファズルラーが女子校閉鎖を命令,政府がタリバンと和平協定を締結するが,タリバンがスワート支配を継続したため,政府軍がスワートで軍事行動開始・2009.7スワートからタリバン一掃を宣言・2010パキスタン各地で洪水発生,2000人死亡・2011パンジャブ州知事暗殺,ビン・ラディン暗殺,マララが国民平和賞受賞・2012マララ暗殺事件・2013ムシャラフ帰国逮捕,第三次シャリフ政権・201316回目の誕生日に国連総会で演説⌘2012年,下校途中のスクールバスを停めた者が「どの子がマララだ?」と言った声に何人かが隠していないマララの顔を見て,コルト45で続けざまに三発発射。左目のわきから首を通って左肩辺りで止まり,シャツィアの左手とカイナート・リアズの右上腕部に当たった。スワート中央病院から軍のヘリでペシャワールの統合軍病院へ,ジュナイド医師が頭蓋骨除去の英断を行って窮地を脱したが,イギリスから来ていた医師がアフターケアに問題ありと指摘。反米感情が高まっており,アラブ首長国連邦のムハンマド・ビン・ザイード王子が手配したプライベートジェットでバーミンガムのクイーンエリザベス病院に転院。神経の手術,骨の破片を除去,人工内耳の取り付け,頭蓋骨再建が行われる~この子にノーベル平和賞をあげちゃうのはどうだろう?まだまだ若いし…将来どう転ぶか分からないし…と思っていたが,この若さでこれまでのことが出来たから十分に資格があるかも?!と心が揺れてきた。googlemapで彼女の生活地を見ようとしたが,出てくるのはミンゴラがせいぜい。暗殺事件の起こったバスの運転手の身柄拘束がまだ解けていないのは大問題だよね。どこに書いてあったか見つけられないけど,お祭りの時,女性は手に伝統模様を描く風習があるが,私達は化学式を描いたとあって,白黒写真も載ってるんだけど,気になるのは「2NaCl2」,最後の2は下付の小さい字だけど…食塩はNaClで,その最後の「2」は余計でした。「共著のクリスティーナ・ラムがどの辺まで手を入れているのかは不明だが」と訳者あとがきに書いてあるけど,共訳の金原瑞人がどれだけ係わっているのかも知りたいところだ。この本,ティーンエイジャーが書いたものとしては良く出来過ぎている。タリバンに撃たれた少女として記憶されるのではなく,教育のために立ち上がった女性として記憶されたいというのが彼女の希望

Posted byブクログ

2015/03/02

日本にいるとあまり考えないけれども、学校に行けることって、とても素晴らしいことで、貴重なことなんだなって、気づかされました。 女性が財産として考えられ、自分の考えで動けないこと。 女性が教育を受けることを禁じられ、学校が爆破されることもあること。 本を読む限り、マララの通ってい...

日本にいるとあまり考えないけれども、学校に行けることって、とても素晴らしいことで、貴重なことなんだなって、気づかされました。 女性が財産として考えられ、自分の考えで動けないこと。 女性が教育を受けることを禁じられ、学校が爆破されることもあること。 本を読む限り、マララの通っていた学校では、日本の普通学校よりもずっと高いレベルの授業内容なのに、隠れるように通学するなんて…。 すべての子どもたちが、教育を受けられるようになるには…。 マララの言葉が、全世界に伝わり、現実になるといいです。

Posted byブクログ