自殺 の商品レビュー
幼い頃に母親が近所の若者とダイナマイト心中した、というパンチの効いた過去を持つ筆者による死生観など。ご本人もかなりキャラが立っていて個人的には共感はできないけど理解はできる、という感じでした。
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この本を読んで深く感銘を受けた部分を以下に記載します。一人でも自ら亡くなることの無い社会を願っています。 「自殺する人は真面目で優しい人です。真面目だから考え込んでしまって、深い悩みにはまり込んでしまうのです。感性が鋭くて、それゆえに生きづらい人です。生きづらいから世の中から身...
この本を読んで深く感銘を受けた部分を以下に記載します。一人でも自ら亡くなることの無い社会を願っています。 「自殺する人は真面目で優しい人です。真面目だから考え込んでしまって、深い悩みにはまり込んでしまうのです。感性が鋭くて、それゆえに生きづらい人です。生きづらいから世の中から身を引くという謙虚な人です。そういう人が少なくなっていくと、厚かましい人ばかりが残ってしまいます。(略)本当は生きづらさを感じている人こそ、社会にとって必要な人です。そういう人たちが感じている生きづらさの要因が少しずつ取り除かれていけば、社会は良くなります。(略)もしいまあなたが、自殺しようかどうしようか迷っているのでしたら、どうか死なないでください。そこまで自分を追い込んだらもう充分です。あなたはもう、それまでの自分とは違うのです。いまがどん底だと思えば、少々のことには耐えられます。そして生きていて良かったと思う日が必ず来ます。(略)みんな死なないでくださいね。生きていて良かったということはいっぱいあるんだから。」(352P~357Pを抜粋)
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7歳のときに母親が隣家の若い男性とダイナマイト心中した過去を持つ末井さんの、自殺をテーマにしたエッセイ。本屋で立ち読みして「何だこりゃ!?」と衝撃を受け、読んでみることにした。 親が自殺してしまった過去を抱えながら、まともに生きてこられた方なのかなと思って読み進めたが、わりと本...
7歳のときに母親が隣家の若い男性とダイナマイト心中した過去を持つ末井さんの、自殺をテーマにしたエッセイ。本屋で立ち読みして「何だこりゃ!?」と衝撃を受け、読んでみることにした。 親が自殺してしまった過去を抱えながら、まともに生きてこられた方なのかなと思って読み進めたが、わりと本人もまともじゃない笑。不倫、ギャンブル、3億の借金踏み倒しなど、なかなかロックな人生を歩んでおられる。著者本人は自殺を考えたことはなく、自殺をする人はみんな、(自分と違って)真面目で優しい人だと言う。 この本を読んでいると、世の中には本当にいろんな人がいて、かなりのレベルでどうしようもない人でも意外にしぶとく生き抜いていたりするんだなということがわかって、自殺しなきゃいけないほど深刻な状況なんてそうそうないなと思えた。 内容は、読んでいて気持ちのいい話ばかりではなく、正直胸糞の悪い話や、著者自身に対して憤りを禁じ得ない話もある。本の中では「すごい人」的な位置付けで登場してくる荒木経惟は、近年性加害の告発を受けているし、イエスの方舟の仙石氏だって、見る人によっては娘たちを洗脳した極悪人なわけで、モヤモヤする部分もある。 けれども、レールを外れたところ、一見道なんてなさそうなところにも、実はいろんな人たちが棲息していて、それぞれいろんな生き方があって、だから案外どうにでもなるんだって、悔しいけれど思えてしまったのはたしかで、死ぬかどうかの瀬戸際にいる人に必要なのは、もしかしたらこういう本なのかもしれないなと思った。
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母親が隣の家の息子とダイナマイト心中をしたという末井さんのショッキングな話から始まる。楽しく軽い感じで書かれているけれど相当ゲスいし重い内容。
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友人が数年前の2月に自殺しました。 鬱でした。 今でも友人のことを考えると「なぜ?」ということしか頭に浮かびません。 鬱なんだからと思ってもやはり「なぜ?」と涙が出ます。 母親がダイナマイト自殺した作者の末井さんが書いた「自殺」 とてもやさしい文章で書かれています。 色々な経...
友人が数年前の2月に自殺しました。 鬱でした。 今でも友人のことを考えると「なぜ?」ということしか頭に浮かびません。 鬱なんだからと思ってもやはり「なぜ?」と涙が出ます。 母親がダイナマイト自殺した作者の末井さんが書いた「自殺」 とてもやさしい文章で書かれています。 色々な経験をしてきて、悲しさも苦しさも知った人が、自殺しようとする人を止まらせるために書いているやさしい文章だということが伝わります。 「誰かのためになる、誰かのことを真剣に思うことで、人は孤独ということから逃れられ、気持ちが豊かになるのかもしれません」 「人は自分のことしか考えないということが絶望だとしたら、人のことを真剣に考えることは希望です。だから世界は希望に溢れていると、僕は驚きながら思ったのです。」 印象に残っている文章です。 「なぜ?」の答えを見つけたくて選んだ「自殺」でした。 しかし友人は失ったけれど、「なぜ?」と友人のことを真剣に考えている私は孤独ではない。 そんなことを気づかせてくれた本でした。
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母親の自殺を機に自殺について書き始めた編集者の本。自殺をダメとは思っていない、もちろん死ぬよりは生きていた方がいいに決まっているが、しょうがない場合もある。競争社会で人を蹴落としてまで生きたくない、まじめな人・優しい人に対して、そんなことしちゃダメとは言えない。自殺者に向けた筆者...
母親の自殺を機に自殺について書き始めた編集者の本。自殺をダメとは思っていない、もちろん死ぬよりは生きていた方がいいに決まっているが、しょうがない場合もある。競争社会で人を蹴落としてまで生きたくない、まじめな人・優しい人に対して、そんなことしちゃダメとは言えない。自殺者に向けた筆者のスタンスがとても共感できる。自殺について書くのは辛そうだが、殺伐としてなくてある種の明るさや清々しさもあって読みやすい。
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ここまで自分のことをさらけ出して書ける人ってなかなかいないと思う。 競馬の話とか、先物取引で失敗した話、浮気した話まで。 昔のことを細かくよく覚えているのも凄い。 自殺に関しては、秋田県の人々がNHK受信料の納付率が高く、人目を気にするタイプであることや、富士の樹海に来る人は仕...
ここまで自分のことをさらけ出して書ける人ってなかなかいないと思う。 競馬の話とか、先物取引で失敗した話、浮気した話まで。 昔のことを細かくよく覚えているのも凄い。 自殺に関しては、秋田県の人々がNHK受信料の納付率が高く、人目を気にするタイプであることや、富士の樹海に来る人は仕事が休みの日にくることなど、興味深い指摘がありました。 他の著書も読んでみたいと思います。
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自殺をテーマにしたエッセイ。 著者自身の母親も自殺しているが、その自殺方法が特殊で、その特殊性をネタにしている。死ぬ人は死ぬ理由があるのだろうけど、残される方にもトラウマができるが、ネタにすることによって、母親にも、自身のトラウマにも成仏してもらうことができるようになるのかな。 ...
自殺をテーマにしたエッセイ。 著者自身の母親も自殺しているが、その自殺方法が特殊で、その特殊性をネタにしている。死ぬ人は死ぬ理由があるのだろうけど、残される方にもトラウマができるが、ネタにすることによって、母親にも、自身のトラウマにも成仏してもらうことができるようになるのかな。 すごく優しい文体で、前半部分は自殺について思うことを書いているのだが、その優しい文体とはうらはらに、著者の人でなしな部分も読めて面白かったですw 僕自身はまだ生きます。
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著者の生き方を見てるだけで、「なんだか死にたくなくなっちゃった」という人が現れそうな感じもする。 自殺というタイトルだけど、自殺や死はすぐ隣に寄り添ってる感じで、正面からぶち当たる感じとはちょっと違う。 そして暗くはない。 その辺りを期待して読む人は肩透かしを食らうでしょう。
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末井氏の生き方そのものに共感できず(平気で不倫をしているとか)、自殺そのものについての向き合い方にも共感出来なかった。残念。
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