内向型人間の時代 の商品レビュー
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ずっと学校生活で辛い思いをしてきたし、サッカーの試合で熱狂的になれないし、そんな自分に劣等感を抱いて生きてきたんやけど、この本を読んで納得。 でもこの本を読む人で、外向型の人は少ないだろう。そして、外向型は内向型のことを理解できずに「暗い・変な人」って目で見続けるんだろう。内向型に向いていることがあるとは書かれているけど、変われるなら変わりたいし、ニセ外向型にでも良いからなりたい。 納得はしたけど、絶望から抜け出すことはできないと思い知り、暗い気持ちになった。
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まずは人を内向型と外向型に分けることが新鮮だった。そして改めて自か分は内向型であることを理解し、この外向型隆盛の世の中で生きにくさを感じていた理由が腑に落ちた。内向型人間は、ゆっくり考え、一人で作業に没頭するときに幸せを覚え、それがゆえに芸術的で創造的なことを生み出す可能性を秘め...
まずは人を内向型と外向型に分けることが新鮮だった。そして改めて自か分は内向型であることを理解し、この外向型隆盛の世の中で生きにくさを感じていた理由が腑に落ちた。内向型人間は、ゆっくり考え、一人で作業に没頭するときに幸せを覚え、それがゆえに芸術的で創造的なことを生み出す可能性を秘めている。またこれは生まれ持った気質であり、後天的には変えられない。集団の中で外向的に振舞っているので、ストレスが溜まるのだ。自分が生きる中で感じていた違和感を整理してくれ、また生き抜くためのアドバイスもあり、すっきりさせてくれた。
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誰からも好かれる外向型の人物が注目されますが、思慮深い内向型の人たちもちゃんと活躍しています。 自信をもって行きましょう。 という本。
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タイトル通り、内向型と言われる人たちにフォーカスを当てた本。自分自身も間違いなく内向型だと思うので、いろいろ納得することたくさんあり。人それぞれの特徴を良く理解して、その人に合わせた関わりかたをしてあげたいね。
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しばしコンプレックスと捉えられがちな「内向性」に対して、ポジティブな見解を与えている。 コミュ症の人はリア充的な人に対してコンプレックスを抱いてしまうし、それを助長する社会や教育は確かに存在する。しかし、そうした社会や教育を否定し、それぞれの人間がお互いを理解しバランスを持って...
しばしコンプレックスと捉えられがちな「内向性」に対して、ポジティブな見解を与えている。 コミュ症の人はリア充的な人に対してコンプレックスを抱いてしまうし、それを助長する社会や教育は確かに存在する。しかし、そうした社会や教育を否定し、それぞれの人間がお互いを理解しバランスを持って人間の特性を評価すべきとした。 コミュ症の人間は、リア充の不得意な領域で輝けるということを、過去の偉人達も例証しながら論じている。
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既に1冊「内向型を強みにする」を読んだ後なので、前回のような衝撃はなかったが、こちらも丁寧に書かれた本であると感じた。また研究成果等についてはこの本の方がよく調べて慎重に書かれているように思えた。 内向型でありながら成功している人の生き様も紹介されていたが、内向的かつ飛び抜けて優...
既に1冊「内向型を強みにする」を読んだ後なので、前回のような衝撃はなかったが、こちらも丁寧に書かれた本であると感じた。また研究成果等についてはこの本の方がよく調べて慎重に書かれているように思えた。 内向型でありながら成功している人の生き様も紹介されていたが、内向的かつ飛び抜けて優秀な頭脳を持つ人の話ばかりなので、凡人には参考にならない。それでもふむふむと納得しながら読むことはできた。
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この本は「内向性の魅力と付き合い方」について伝えている。 本書は1950-1960年代に起きた公民権運動において、マーティンルーサーキング牧師とともに立ち上がった静かな女性、ローザ・パークスの物語から始まる。皆の前に立ち、演説をし、全体を率いる所謂リーダーとは異なり、静かに抗議...
この本は「内向性の魅力と付き合い方」について伝えている。 本書は1950-1960年代に起きた公民権運動において、マーティンルーサーキング牧師とともに立ち上がった静かな女性、ローザ・パークスの物語から始まる。皆の前に立ち、演説をし、全体を率いる所謂リーダーとは異なり、静かに抗議する彼女。だからこそ、多くの人が付いてきた。彼女の持つ魅力とは? その名は、内向性(or内向型)。 「アメリカ人の1/3から2/3は内向型人間である」 本書は、おそらくほとんどの人が驚きを隠せないこの事実に続いていく。多くの人がアメリカと言えば、社交的でオープンな人たちが多くいる国というイメージを持っているのではないか。 では、その内向型とはなにか? 1921年、カール・ユングによると、内向型の特徴とは ・自己の内部の思考や感情に惹かれる ・周囲で起きる出来事の意味を考える ・一人になることでエネルギーを回復する という特徴があるという。対照的に、外向型は、以下の特徴を有するという。 ・外部の人々や活動に心惹かれる ・出来事に自分から飛び込んでいく ・十分に社旗で活動して回復する このように、外向型・内向型に関する研究やその変遷などが紹介される中、著者は1つの疑問を、読者に投げかけている。 「内向型でいることは悪いことなのか?」 現在、多くの国の教育や会社環境で、「外向型になるための教育や習慣」が実施されている。テーブルをくっつけ、グループディスカッションさせる。周りの人の顔が一望できるオープンオフィス。 ただ、それは本当にすべての人にとっていい環境なのだろうか? 多くの内向型の人がこれを読んで、「そうか、別に今の状況は悪いことではないのか」 と、思える一冊。人前で話したりプレゼンしたりするのが苦手なあなたでも、素晴らしいリーダーになれることを示している本。おすすめです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
なかなかに目からうろこな本. ・内向型と外向型とでは,うまく機能するために必要な外部からの刺激のレベルが異なる ・外向型:高刺激を楽しむ.外からの刺激を受けてうまく動く. ・内向型:低刺激を好む.外からの刺激はむしろ邪魔になる. ・内気と内向は違う ・内気:他人から非難されたり屈辱を感じたりすることを恐れる性質 ・内向:刺激が強すぎない環境を好む性質
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この本は単なる「気が弱い人」のための自己啓発本ではない。 社交の場にいるよりも一人思索にふけることを好む人、大勢と話すより少ない人と親密な関係を築く人、そういった長所を持った人(内向型人間)がどのようにキャリアを考えるか、また現状「外向型人間」であることを良しとする社会システムに...
この本は単なる「気が弱い人」のための自己啓発本ではない。 社交の場にいるよりも一人思索にふけることを好む人、大勢と話すより少ない人と親密な関係を築く人、そういった長所を持った人(内向型人間)がどのようにキャリアを考えるか、また現状「外向型人間」であることを良しとする社会システムに問題を提起する本である。 米国よりは和を良しとする日本でも、コミュニケーション能力が重要視され、世の中を生きていくための「武器」と称して競い合い論破することを奨励する悪書もある。しかしそんな固定された物差しで人の価値を測ってよいのか。多様性に寛容な時代になったと言われているが、ADHD・自閉症・コミュ障といった言葉で異端の枠に当てはめただけではないのか。 歴史上の偉大な科学者や作家には内向型人間が数多くいるが、彼ら・彼女らが現代社会に生まれていたらその才能を発揮できただろうか。 この本が出てから「内向型」がバズワード化してきているが、表面的な言葉で終わらせるのではなく、社会システムのあり方を考えていく必要がある。
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知人に勧められて読みました。 後半からが面白くなる。 今は、外向的な人が評価されやすい社会のような気がするけど、結構「外向的な人」を装っている人もいるのかも。 この本を読むと、肩の荷が軽くなる。
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