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内向型人間の時代 の商品レビュー

4.3

99件のお客様レビュー

  1. 5つ

    41

  2. 4つ

    25

  3. 3つ

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2019/05/11

ある人を「内向的である」と表現する時、それは「外向的ではない」という意味ではない。 外向型が望ましいという概念は、直近の100年程度で生まれた概念である。 大量生産時代を迎え、愛想の良いセールスマンが持て囃された為に生まれた概念である。 全ての人の30〜50%は内向型である。...

ある人を「内向的である」と表現する時、それは「外向的ではない」という意味ではない。 外向型が望ましいという概念は、直近の100年程度で生まれた概念である。 大量生産時代を迎え、愛想の良いセールスマンが持て囃された為に生まれた概念である。 全ての人の30〜50%は内向型である。 一部の内向型の人は、偽外向型として振る舞う事が出来る。 偽外向型の人は、ある場面ではペルソナを自分に被せる事で、一時的に対応している。 内向型の人にも対応する方法はある。 内向型の人は、刺激への感度が高い故に、内向型である事がある。 外向型の人は、刺激への鈍感さ故に、外向型である事がある。

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2019/02/02

現在は日本でも、外向型人間が好ましいとされる風潮があるだろう。私自身、よくしゃべる人、物怖じしない人、何にでも興味を持つ人の方に魅力を感じる。何となくだけど、外向型のほうが「よい」と考えていたのは間違いない。 この本を読んで、それは単にスタイルの違いであってよい悪いではないこと、...

現在は日本でも、外向型人間が好ましいとされる風潮があるだろう。私自身、よくしゃべる人、物怖じしない人、何にでも興味を持つ人の方に魅力を感じる。何となくだけど、外向型のほうが「よい」と考えていたのは間違いない。 この本を読んで、それは単にスタイルの違いであってよい悪いではないこと、どちらにも状況に応じた長所と短所があることを確認した。どちらが好きかという私の好みはそれはそれでいい。ただ、一緒に過ごす友人は内向型が多い。なんとなく外向型に憧れを持ってはいるものの、内向型の人のほうが相性がいいし、私は内向型人間が好きなのかも。 自分はどっちだろうと項目毎に考えてみるのも、身近な人の場合で考えてみるのも楽しかった。

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2018/12/15

その性質がゆえ、取り沙汰されることは珍しく、難しかった、内向型人間の思考や強みについて焦点が当てられ、それに世界中が注目してミリオンセラーとなった、異例の本だと思います。内向型として、とても共感できるエピソードばかりでしたし、読んだことで、腑に落ちたことが多くありました。 内向...

その性質がゆえ、取り沙汰されることは珍しく、難しかった、内向型人間の思考や強みについて焦点が当てられ、それに世界中が注目してミリオンセラーとなった、異例の本だと思います。内向型として、とても共感できるエピソードばかりでしたし、読んだことで、腑に落ちたことが多くありました。 内向型人間という、少数派の、しかし一定数確実に存在する人たちの詳細について、世の中に知れ渡ることで、内向型が生きやすくなっていくんじゃないか、その大きな一歩となる本ではないかと感じました。 外向型と内向型、決して反りが合わないのではなく、むしろお互いがお互いを必要としているという。身に覚えしかありません。全体的に、勉強になる本でした。

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2018/12/08

著者の TED プレゼンテーションがいたく印象的だったので、本の方も読んでみた。確かに現代は外向的、社交的な性格の人物が重用される時代だ。特にアメリカではその文化的多様性ゆえに、学校でも会社でも多様な人々と入り交じることができる外向的性格が善とされ、内向的性格は悪と見なされている...

著者の TED プレゼンテーションがいたく印象的だったので、本の方も読んでみた。確かに現代は外向的、社交的な性格の人物が重用される時代だ。特にアメリカではその文化的多様性ゆえに、学校でも会社でも多様な人々と入り交じることができる外向的性格が善とされ、内向的性格は悪と見なされている。しかし、当然とは言えプレゼンテーション上手な人物が必ずしも正しい判断ができる人物とは限らない。正しい判断や科学的に重要な発見は時として内向的な人物の思索から生まれるのだから、内向的な人物の才能を「外向的でない」「プレゼンテーションが下手くそだ」という理由で排除するのは誰にとっても得なことではない。とりわけ、内向的な子供を持って生まれた人にとって、子供に外向的な性格になることを強いる(アメリカ風)教育の弊害は大きい。日本もいつの頃からか(アメリカとは違った意味で)「コミュニケーション力」偏重社会になっているが、立ち止まって考え直す時期だろう。

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2018/11/12

・内向型リーダーは、能動性の有効な循環をつくる。 ・外向型リーダーは、他人を鼓舞する能力によって、受動的な人々から結果を引き出すのが上手い。 ・内向型の人々は、オンライン上で「本当の自分」をさらけ出す。 ・内向型は単独作業を好み、孤独は革新の触媒となりうる ・新集団思考は、なによ...

・内向型リーダーは、能動性の有効な循環をつくる。 ・外向型リーダーは、他人を鼓舞する能力によって、受動的な人々から結果を引き出すのが上手い。 ・内向型の人々は、オンライン上で「本当の自分」をさらけ出す。 ・内向型は単独作業を好み、孤独は革新の触媒となりうる ・新集団思考は、なによりもチームワークを優先する。 ・グループ学習は、アメリカ社会のチーム文化の中で、自己主張する為の練習の場になっている。 ・ビジネス社会では、独創性や洞察力ではなく、言語能力が評価の基盤になっている。 ・集団のブレストは実際には機能しない。集団が大きくなるほど、パフォーマンスが悪くなる。例外は、オンライン上のブレインストーミングである。 ・オンライン上で集団作業している人々は皆、それぞれに単独作業をしているという事実。 ・性格の「輪ゴム理論」性格は変化させることはできるが、それには限度がある。 ・最適な覚醒レベル「スイートスポット」を探す。 ・赤面は「他人への関心を示す信号」であり、他者から好意的に判断される。 ・「回復の為の場所」をたくさん作る ・興味を持ったことにだけ深く集中するのが好きで、一度に大人数の友人と交流するのを苦手とする内向型の子どもからすれば、学校という環境はひどく不自然なのだ。

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2018/11/06

とても共感するところが多かったです。男性と女性、ロジカルと感覚、色んな対比がありますが、外向型に対して「内向型」というのもとてもしっくり来ました。 今までは男性、ロジカル、外向型が強く、リーダーとしても好まれる社会でしたが、カリスマ以外のリーダーも支持されるようになり、少しずつ...

とても共感するところが多かったです。男性と女性、ロジカルと感覚、色んな対比がありますが、外向型に対して「内向型」というのもとてもしっくり来ました。 今までは男性、ロジカル、外向型が強く、リーダーとしても好まれる社会でしたが、カリスマ以外のリーダーも支持されるようになり、少しずつ社会が変わりつつあるのを感じます。個人的にはマイクロソフトやグーグルの新社長のことをとても応援しています。 今まで弱い立場だった人たちが前面に立ったときにどのような ---きっと優しい--- 社会ができるのか、とても楽しみです。 また内向的な子供に対する接し方も非常に共感しました。自分が内向的な性格なのもあり「自分はダメだ...」と落ち込んでいた時期もありましたが、この本を読んだ今ならそういうものだと受け入れることができそうです。今は教育も外交的な人間を推奨するし、日本でよく支持されるアメリカ型の教育はよりその傾向が強くて自分でもそう思っていましたが、本当に必要なのはそうではないとようやく理解できました。自身が外交型だとしても、子供を持つ人にもぜひお勧めしたい一冊です。

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2018/10/10

☆ブレインストーミングを集団でやっても効果がない。創造的行為はひとりでやった方がはかどる。 ☆自分がなりたいと人生ではなく、自分で羨ましいと思う人生を目指す。 TED The power of introverts

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2018/06/22

ユングの性格診断からMBTIのタイプにつながる、外向性、内向性の違い。筆者は内向型だと言うが、日本人から見たら立派な外交型だろう。TED見てそう思う。冗長でこんなに分厚い本を書けるのはやはり欧米人の外向性が大きく影響している。日本人の書く本は、もっと短く簡潔だ。 デール・カーネギ...

ユングの性格診断からMBTIのタイプにつながる、外向性、内向性の違い。筆者は内向型だと言うが、日本人から見たら立派な外交型だろう。TED見てそう思う。冗長でこんなに分厚い本を書けるのはやはり欧米人の外向性が大きく影響している。日本人の書く本は、もっと短く簡潔だ。 デール・カーネギーがビジネスの世界では外向性が重要だと説いた事が、欧米、特にアメリカ人に外交型が優れていると、子供の頃から教育を受けているとの仮説は、面白い。 子供向けに書き直した新作の方が読みやすいようなので、いつかそちらを見たい。 TEDで見るだけでもういいかな。

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2017/08/23

型にはまったステレオタイプのリーダシップではない方法論を考える。あるいは、外向的ではなくても、心地よい生き方を見出すためのアイディアが入ってる本。

Posted byブクログ

2017/06/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すごくよかった! 私は自分のことを小さいときから内向型だと思っているけど、そのことをずっと恥じてきたし、嫌だなと思ってきたので、そういう人が実は人口の半分もいるんだよ、ということ、そういう人たちは自分を恥ずかしく思いやすいということ、内向的な人ならではのよいところもあるということが書かれていて、とても勇気づけられました。 かと言って、外向的、内向的と人をステレオタイプに分けて論じる本でもなく、私は本当は内向的とも言えないのかもしれないという点にも気づかされる、自分のいる位置、自分の心地よい位置を知るために、よい本だと思います。

Posted byブクログ