1,800円以上の注文で送料無料

真夏の方程式 の商品レビュー

4

688件のお客様レビュー

  1. 5つ

    168

  2. 4つ

    300

  3. 3つ

    152

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2024/04/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりに心に残る本だった。 自分にとって大事な人を守るために自分を献げる献身。どんなに苦しくても大切な人が生きていると考えるだけで生きる目的を見出せている。自分の子というだけでそうなるのは親子の不思議な関係だと思う。 成美が言った、あたしは罰を受けなくてもいいんでしょうかという言葉はすごく悲しいと思った。 殺人を犯してしまった時点で罪を償うことが出来なかった成美も被害者だったのではないのか?母が隠していたことから事件が起きてしまっているし。

Posted byブクログ

2024/04/07

子ども嫌いな湯川先生が子どもと関わっるって珍しいことしてる 事件が起こった玻璃ヶ浦だけでは駄目で東京での過去の事件を調べないと真相にはたどり着けず、ラストで全部繋がってくるのが気持ち良かった それにしても「献身」を引きずる草薙刑事と湯川先生…

Posted byブクログ

2024/04/04

海の綺麗な玻璃ヶ浦を舞台に東京と2拠点でストーリーが進んでいく。宿泊客の突然の死によって事故か殺人か捜査が進められていく中同じ宿泊客だった湯川も独自の分析で謎を解明していく。今回の事件は単純な話しではなく色々な人物の意思が複雑に絡み合うとても切ない話だった。 そこに自然と科学の共...

海の綺麗な玻璃ヶ浦を舞台に東京と2拠点でストーリーが進んでいく。宿泊客の突然の死によって事故か殺人か捜査が進められていく中同じ宿泊客だった湯川も独自の分析で謎を解明していく。今回の事件は単純な話しではなく色々な人物の意思が複雑に絡み合うとても切ない話だった。 そこに自然と科学の共存などスケールの大きい要素も含まれ、読み応え十分の作品だったと思う。

Posted byブクログ

2024/03/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画を見る前に読みたいと思って手に取りました。 土地開発についての発言などは専門知識がないので少し読みにくく手こずりましたが、そこはトリックに関係ないので適当に読み進めました。 東野圭吾の作品は結局不倫に行き着くものが多い気がすします(笑) やはり、1番の被害者は子供ですよね。 湯川先生と子供の珍しいタッグ、 子供が絡むからこそ重く受け止めなければいけない事実。 トリックに子供を使うとはなんとも卑怯で、許し難いなーと思いましたが、だからこそ予測のつかない結末でドキドキさせられました。

Posted byブクログ

2024/03/10

東野圭吾のガリレオシリーズで一番好きな長編です。 湯川が必死に"誰か"を守ろうとしている姿を読んで、子どもは守られるべき存在であり、科学を学ぶことはいつか自分の人生に役立つことに通づると改めて感じました。

Posted byブクログ

2024/02/10

最近文体や書き方に気を配りながら読み始めたけれど、池井戸潤より更に描写が少ない。やっぱりミステリーは客観的な状況を描くことに徹するべきなのだなと確認。そのくせ、小学5年生の感想や言動はあたかも“小学生らしい”(少し大人びたところもあるような気はしたけど)。 昔は何も感じなかった...

最近文体や書き方に気を配りながら読み始めたけれど、池井戸潤より更に描写が少ない。やっぱりミステリーは客観的な状況を描くことに徹するべきなのだなと確認。そのくせ、小学5年生の感想や言動はあたかも“小学生らしい”(少し大人びたところもあるような気はしたけど)。 昔は何も感じなかったけど、今読むと、最後のシーンには思わず感涙してしまった。湯川学のセリフ「君は一人ぼっちじゃない」なんて、そんなに珍しい、情感たっぷりなセリフなんかじゃあないけれど、このストーリーの中で、あの文脈では、本当に暖かいものになる。

Posted byブクログ

2024/02/08

【夏休み、自由研究は探偵教授とともに…】 海辺で宿を経営している親戚の家に少しの間預けられることになった小学生の男の子が、ある事件に巻き込まれる… 怖くない。郷土・地元への思い、家族・親子間の思いなど、いろいろ詰まったお話。

Posted byブクログ

2024/02/08

映画を観よう観ようと思いながら先に小説を読むことになりました。 前半、少しダラダラと進む感じがして間延び感を感じましたが、後半に向けて想像と違う展開、そしてラストは予想外の展開に前半の間延び感がウソのように満足感のある内容でした。

Posted byブクログ

2024/01/09

 東野圭吾作品の中で確実に上位入りする名作だと思った。  「大切な人を守る為、自分が犠牲になる」信じられない程の勇気と覚悟。そして忍耐力を持った人達が描かれていた。  ミステリーではあるが、人を大切に想う気持ちがリアルに伝わってきて、胸が一杯になった。  読んで良かった。 ...

 東野圭吾作品の中で確実に上位入りする名作だと思った。  「大切な人を守る為、自分が犠牲になる」信じられない程の勇気と覚悟。そして忍耐力を持った人達が描かれていた。  ミステリーではあるが、人を大切に想う気持ちがリアルに伝わってきて、胸が一杯になった。  読んで良かった。

Posted byブクログ

2024/01/04

映画を先に見ていたので結末は分かっていたが面白く読めた。湯川と少年の一夏の友情がコミカルであり感情的に描かれており面白かった。今回はトリックの面白さよりも人間模様に重きを置いた物語になっており心揺さぶられる読書体験が出来た。

Posted byブクログ