美しいこと の商品レビュー
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表紙の美しさに惹かれて購入。 読んでみてBLだったことに驚きつつ、楽しんで読みました。 年甲斐もなく、キュンキュンしちゃった。 松岡くんの男気っぷりに、涙が出ました。 切なくて、もどかしくて。 なかなか振り向いてくれない寛末さんに、イライラしたけど。 そこがまたちょいリアルで良かった。 ま、キスするほど近くにいて女装に気づかないかな? っていうツッコミはこの際しないでおこうと思います。 男女の関係じゃない分、とても純粋で。 立派に恋愛小説だーとか、感動しました。
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まさかのBL。でも、丁寧に描かれているし読みやすい文体で面白かった。BLとはいったけど、女装している人を好きになったところからすると一般的なBLとはちょっと違う。たまにはこういう趣きの違う小説を読むのは幅を広げるという意味ではいい。拡げなくていい幅かもしれんけど
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不器用で掴むことでしか、縋ることでしか伝えられない寛末。 待つことしかできぬ松岡に早く答えを。 松岡の最後の本音が美しい。
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『箱の中』が面白かったので、こちらも読んでみることにした。 『箱の中』以上にこれがBLレーベルで出てたとは!と驚く内容だった。 始まりはいつもわくわくするのに、何かと理由があって素直にそのまま進んでいけない。それって恋愛をしていれば、人と関わっていけばBLでなくてもあることだ。...
『箱の中』が面白かったので、こちらも読んでみることにした。 『箱の中』以上にこれがBLレーベルで出てたとは!と驚く内容だった。 始まりはいつもわくわくするのに、何かと理由があって素直にそのまま進んでいけない。それって恋愛をしていれば、人と関わっていけばBLでなくてもあることだ。好きの意味も度合いも相手と自分では違うし、どれだけ示したって理解してくれないこともある。 人間関係は偶然でも奇跡でもなく、人の努力によってつくられる。前半は寛末が、後半は松岡がそれを教えてくれる。 恋というのはその人自身じゃなく、その人への幻想でできていると思う。なので松岡の女装姿は、その極端な形として解釈した。幻想でなくて、自分自身を見てほしいと願った松岡の気持ち、苛立ちは痛いくらいに感じる。 寛末が幻想でなしに、相手のことを見つめるのはこれからだ。 最初に読み切った時にはラストがもどかしかったけれど、もう一度読んだら、もっと希望が得られるかもしれない。
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文章に無駄がないなーとおもいました。もっと先まで読みたいなと思ったのは久しぶりです。寛末がダメだって感想多いけど私は好きだったなー
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箱の中を読んでもう一冊読みたいと思って読みました。これは箱の中より多少BL感がありました。何かもどかしくて、同性同士だけど、早くくっつけばいいのにと悶々しました(笑)後日談なんかを読みたいですね。
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BLとは知らずに読んだ。 切ないなぁと。 でも解説をチラッと読んで、作者が他にも沢山BL物を書いていると知って・・・なんだか残念に思った。 普通の恋愛小説を書いている作家の例外的な作品だったら後味すっきりなのに。 --- 別れた女の服を着て、夜の街を歩き男の視線を浴びる快感にはまった松岡。ある夜、行きずりの男に乱暴された松岡を救ったのは、会社の冴えない先輩・寛末だった。寛末の純粋な愛に惹かれた松岡は「女装」のまま逢瀬を重ね、告白を受ける。叶わぬ愛の苦しさと美しさを描き、舞台化もされた、木原音瀬の最高傑作。
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いわゆるBLものですが、表現の美しさと、胸がきゅんとする具合はさすがですね。読みやすくうまいと思う。
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ストレス発散で「女」装していた男とその「女」に惹かれた男。カミングアウトした彼とカミングアウトされた彼の戸惑いと葛藤と切なさに一度も本を閉じることなく読み切ってしまった。ラストシーンを何度も読み返してしまう。
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タイトル買いしたらリーマンモノのBLでびっくりした。 とはいえ、なかなか切なかった。 容姿端麗才色兼備!な主人公がヘタレなおっさんに片思いする話。 後半はひたすらおっさんがウジウジするのが苛ついた。
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