美しいこと の商品レビュー
今回がはじめましてのBL小説。他のBL小説との比較はできないけれど、主人公の2人とこんなにも「切なさ」を共有できるとは思っていなかった。残酷な現実にうんざりしつつも、真の幸せの答えを導き出したくなる。言動、行動、松岡と廣末、2人の間にある大きな壁を除いては、男女の恋愛となんら変わ...
今回がはじめましてのBL小説。他のBL小説との比較はできないけれど、主人公の2人とこんなにも「切なさ」を共有できるとは思っていなかった。残酷な現実にうんざりしつつも、真の幸せの答えを導き出したくなる。言動、行動、松岡と廣末、2人の間にある大きな壁を除いては、男女の恋愛となんら変わりない、素直な感情たちが私を没頭させた一冊。
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木原さん本は、いつも友に借りて読んでいます。 ノベルズ「美しいこと」「愛しいこと」既読。 印象変わるか読んでみたくなり購入しました。
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以前にドラマCDを聞いて、ハマって、ノベルスで読んで、泣いて、この度文庫版を買ってしまった。すごく痛くて苦しい恋愛小説。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
寛末ひどい奴・・と、思ったけど、まあ、あれが一般的な反応だわよね。 検索すると、感想・レビューで「ひどい攻め」ワースト3ぐらいに入りそうな勢いの評価。 確かになあ・・・BLという特殊ジャンルの中で見ると、確かにあれほど、効果的に受けを傷つける攻めはいないよね。 「俺様」的な傷つけ方じゃないのがよけいに質が悪いっちゅーか。 でも、少し現実的に見ると、あれはやっぱり一般的に思えるわ。 松岡の考えの方がどうしても「甘い」と思えてしまう。 (でも、私は受けちゃんの味方なのですw) 「子供でもおばあちゃんでも愛せる」という言葉で、「男でも愛してもらえる」ってどうして思えるのか・・・ 「子供でもおばあちゃんでも」ってのは、言葉の勢いとうか綾? 寛末の中では、「本当の葉子」ってのは、実は見かけより10歳ぐらい年上でした・・・とか、メイクの下には(あるいは身体に)醜い傷跡がありました・・・ぐらいが関の山だったのでしょう。 性別が違いました・・・なんて、いくらなんでも想定外すぎて話しにならんって感じよね。 (あんだけ一緒にいて、女装した野郎って気づかないところがすごいわ~) 松岡を(結果的に)手ひどく振った後の、寛末のデリカシーのなさ、鈍感さは、そこそこ非難されてしかるべき・・・だとは思いますけどね。 新書版(?)と、この文庫ではラストが違うらしい? 是非とも読み比べたいです。 それにしても、木原さんの作品、まださほど量読んでないけれど、「レイプ(あるいはレイプまがい)」率高すぎるんじゃないかと思うんだけど、たまたまかな? そのへん、正直ちょっと不快・・・それだけじゃなくて、結構不快要素は多い。なのに、読んでしまうってのはなんだろうね。 実力あるってことなんかなあ。
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あまり本を読みたくない時期に、夢中になって夜中まで読みふけった一冊(笑) 世間一般に言われるBLというカテゴリーとは若干ずれる気がするが、前作同様にせつなく、心にジーンとくる話でグイグイ引き込まれた。 私的に、最後の主人公の一言で立場が逆転する展開が非常にツボだった。タイトルの「...
あまり本を読みたくない時期に、夢中になって夜中まで読みふけった一冊(笑) 世間一般に言われるBLというカテゴリーとは若干ずれる気がするが、前作同様にせつなく、心にジーンとくる話でグイグイ引き込まれた。 私的に、最後の主人公の一言で立場が逆転する展開が非常にツボだった。タイトルの「美しい」とは容姿なのか、心なのか。 別の作品も読み進めたいです。
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良くも悪くもボーイズは挿絵にかなり支えられていると一般書を読むたびに思います。厳しい言い方をするなら作者の力量だけが問われるなぁと。そして作品が秀れていればやはり文章だけで引きこまれる。そして戻って挿絵がさらにそれを彩っていくのだと実感させられる今回の講談社文庫化でした。
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木原音瀬さんのお話は、なんでこんなにも切ないんだろう。 中身を好きになってくれたなら、外見なんて関係ないでしょ? 中身を好きになったとはいっても、性別の違いまでは超えられないでしょ? どっちも否定できないから、重ならない気持ちがすごく切ない。 たくさんの愛情が散りばめられてい...
木原音瀬さんのお話は、なんでこんなにも切ないんだろう。 中身を好きになってくれたなら、外見なんて関係ないでしょ? 中身を好きになったとはいっても、性別の違いまでは超えられないでしょ? どっちも否定できないから、重ならない気持ちがすごく切ない。 たくさんの愛情が散りばめられていて、胸が締め付けられる。 人が人に惹かれる、素敵な恋愛小説だった。
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こんなにのめりこんだ恋愛ものはいつぶりだろう?? そしてBLは初めて読んだ。いやでもそんなの関係なく、松岡がもうたまらなくピュアで可愛くて最高でした。 全国の女子は松岡を見習うべき! だってたばことっておくとかかわいすぎる!! 松岡が幸せになれますように。。
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「箱の中」を読んだ後で直ぐに読み始めました。真逆と思いきや、根底は同じです。私はこちらのほうが好みかも。 一気に読みました。 まさに恋愛小説、帯の謳い文句(究極の恋愛小説)そのものです。後日談が入ってないのが詰めが甘すぎて腹が立ちますが、レーベルを考えると仕方ないのかな… BLと...
「箱の中」を読んだ後で直ぐに読み始めました。真逆と思いきや、根底は同じです。私はこちらのほうが好みかも。 一気に読みました。 まさに恋愛小説、帯の謳い文句(究極の恋愛小説)そのものです。後日談が入ってないのが詰めが甘すぎて腹が立ちますが、レーベルを考えると仕方ないのかな… BLというジャンルに抵抗がない方は是非ともオススメします。
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この作品の登場人物たちは、BLでは「ありえない」、実際にはおおいに「ありえる」人たちだと感じました。 私はBLの世界にどっぷり浸っている人間なので、この作品の攻め(取り柄は優しさだけの優柔不断男)は好きになれません。受けの一途さにイライラもしました。なんで他に行かないのかと。しか...
この作品の登場人物たちは、BLでは「ありえない」、実際にはおおいに「ありえる」人たちだと感じました。 私はBLの世界にどっぷり浸っている人間なので、この作品の攻め(取り柄は優しさだけの優柔不断男)は好きになれません。受けの一途さにイライラもしました。なんで他に行かないのかと。しかし、受け自身も自分でその理由を分かっていない。嫌いになりたいのになれない。けれど攻めは振り向いてはくれず、辛い。そんな、BL用にデフォルメされていない、リアルな感情がこの作品には描かれています。BLとしては異端、しかし恋愛小説としては傑作です。 文庫版ということで、今までBLを読んだことがない、読もうと思っていなかった方にも是非読んで欲しいです。ただし、この作品(というか木原音瀬先生)は特殊なので、BLの基準としては見られません(笑)
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