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評価と贈与の経済学 の商品レビュー

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100件のお客様レビュー

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2013/12/01

十億円でなに買うかでなく、誰と誰にどう分けてパスしたら、いちばんファンタスティックな展開になるかな。贈与とパスのお話。

Posted byブクログ

2013/11/10

共同体の話は興味深かった。拡張型家族コミュニティは今の時代に必要になってくると思う。情けは人の為ならずって本当だよね。すかさずパス回しできる人になりたい。

Posted byブクログ

2013/10/26

おもしろかった。手元に置いて再読したい本。 こんなじぶんにこんなによくしてくれて、なぜ? という贈与を受けていることに気づけたら、 だいじなのはそれを次の世代にかえしていくこと。 ●「イワシ化」する社会 ●まず与えること。贈与すること。だれかを養うこと。すでに親や先人やだれか...

おもしろかった。手元に置いて再読したい本。 こんなじぶんにこんなによくしてくれて、なぜ? という贈与を受けていることに気づけたら、 だいじなのはそれを次の世代にかえしていくこと。 ●「イワシ化」する社会 ●まず与えること。贈与すること。だれかを養うこと。すでに親や先人やだれかからいろいろを贈与されて今がある自分は反対給付義務を負っている。自分が社会や他人に対してできることは何か? ●親切は使っても目減りしない。親切にされたひとが他のだれかに親切にすることで、反対に、親切にすればするほど社会全体の親切の総量は増えてゆく。 ●リカバリー神話(アメリカの病気)ドラッグ中毒で底辺まで落ちたひとが完全復活したらヒーロー扱いされるが、はじめからドラッグやらないふつうのいいひとは「つまんないやつ」 アメリカはグローバルスタンダードというより実験国家。?敬して遠ざける…。 ●欲望の尻尾を掴まれていいように操られることを嫌い、もともと欲望がないかのように尻尾を隠して生きる若者 ●男が結婚生活に求めているのは安心して幼児化できる場。(←女も一緒。頼りたい甘えたい) お互い相手に「母親」を求めている。ゆえに先にバブバブ言ったもん勝ち。言われたほうがしばらくは母親役を引き受けなければならない。 女は甘えられればすぐに母親役ができるが、男はそうではないので不平等。(そうかな?) モテる男は相手の幼児性を温かく許容できる男(オカン男子?)

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2013/10/13

.@levinassien 先生と .@ToshioOkada 先生の対談本。いくつもほほぅと思わせるところがあったが、頭が痛くて纏まらず。再読してメモしたい。ここのところ量産過剰で?な本も少なくなかったが、久しぶりに内田樹先生本で楽しかった。 雑多に心に残ったこと。 子供達を田...

.@levinassien 先生と .@ToshioOkada 先生の対談本。いくつもほほぅと思わせるところがあったが、頭が痛くて纏まらず。再読してメモしたい。ここのところ量産過剰で?な本も少なくなかったが、久しぶりに内田樹先生本で楽しかった。 雑多に心に残ったこと。 子供達を田舎で掃除をさせてその無意味さ、宇宙の真理に気づかせる。とか。誰とでも幸せになれる人が結婚の条件。とか。努力と報酬は一致しない。アメリカは未病という発想がない。嫉妬文化である。決断力はいらない。決断を迫られるような状況を引き起こさない。とか。一番頼りになるのは、人柄の良さが大事。とか。勉強しなさい、ではなく、本人が勉強したいと思うこと。気長に待つこと。とか。贈与の経済については、師を持つことで、師から得たものを人々にパスする。贈与とはこの話が一番ストンと落ちた。

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2013/10/06

現在の日本を完全な閉塞状況とみて、全く新しいコミュニティの在り方を提案する本。すべての価値を貨幣的価値に還元する資本主義社会は限界に達しているとし、持つ者から持たざる者への「贈与」を評価基準とする社会への転換が謳われている。 この「評価経済」では、金銭的な損得よりも、いかに面倒...

現在の日本を完全な閉塞状況とみて、全く新しいコミュニティの在り方を提案する本。すべての価値を貨幣的価値に還元する資本主義社会は限界に達しているとし、持つ者から持たざる者への「贈与」を評価基準とする社会への転換が謳われている。 この「評価経済」では、金銭的な損得よりも、いかに面倒見が良いかという「人柄」や「甲斐性」が重視される。そして現在のSNSを始めとしたインターネット環境の向上は、通常ノイズとして排除されるこれらの属性に関する情報の交換スピードを高めるため、こうした共同体が成立しやすい。こうしてできた新しい「拡大家族」は、効率性や均質性を重視して構成された従来の集団に比べ遥かに自由で創造的に機能する、というのだ。 そんなに簡単な話かな、という気もするが、著者の一人、岡田斗司夫氏は既にこれを実践しており、単に理論の提唱だけに終始していないところに説得力を感じた。 議論の途中で、若者の世代格差観や師弟関係、アメリカ的価値観の終焉から結婚相手の選び方まで、いろんなところに話が飛ぶが、これが滅法面白い上に議論の筋を絶妙に繋いでおり、全く飽きさせない。 個人的に「キャッシュ・オン・デリバリーを要求するのは仕事に自信がない証拠」というくだりに励まされ、また明日から頑張ろうという気になった。日本の将来論も含め、今年一番エンカレッジされた本。

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2013/09/25

世の中、頭がいい人ばかりだったら、この2人の対談の中にある、ある種、理想的な世界が実現しうると思うんですが、現実はそうではないんですよね…。 ただ、イワシ化の件と、アメリカ合衆国に対する考え方は、すごく納得できました。 ちなみに、内田樹と岡田斗司夫では、岡田斗司夫の方が、...

世の中、頭がいい人ばかりだったら、この2人の対談の中にある、ある種、理想的な世界が実現しうると思うんですが、現実はそうではないんですよね…。 ただ、イワシ化の件と、アメリカ合衆国に対する考え方は、すごく納得できました。 ちなみに、内田樹と岡田斗司夫では、岡田斗司夫の方が、僕の考え方に近いと思いました。

Posted byブクログ

2013/09/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とても深い話し合いが行われているのでついていくのでやっとですが、 改めてこれからの日本が楽しみになりましたし、 なによりも自分の在り方を大切にすること、 今学んでいることがほんとにまさに!だと確信深まりました☆

Posted byブクログ

2013/09/16

本当に「努力は報われる」と思っている人間は、「まだ報われて居ないがいつか報われる」と思うはずだ、という話は目から鱗。何一つ「安定」などなかった日本なのに、安定神話が崩れたかのように叫ばれる昨今。これまでとは異なる新しい共同体の在り方とはなんなのかが語られ、自分も考えねばと感じた本...

本当に「努力は報われる」と思っている人間は、「まだ報われて居ないがいつか報われる」と思うはずだ、という話は目から鱗。何一つ「安定」などなかった日本なのに、安定神話が崩れたかのように叫ばれる昨今。これまでとは異なる新しい共同体の在り方とはなんなのかが語られ、自分も考えねばと感じた本であった。

Posted byブクログ

2013/10/07

2013.9.12 贈与経済、拡大家族。 こういう本読んで段々変わって来てる人も多いんだろうけど、まだまだなんだろうな。 成長戦略とか五輪招致して経済効果とか。

Posted byブクログ

2013/09/11

「ボクは出来てるから皆もやるといいよ」という姿勢では、ある程度、規模までしか届かない。そこで鼻についてしまう人を突き放し、無視しているのが、頭の良い人の限界なのか。 もうそろそろ、何故、こんなにも面白く画期的な考え・提案に対してリアクション・ムーブメントがこんなにも小さいのか、顧...

「ボクは出来てるから皆もやるといいよ」という姿勢では、ある程度、規模までしか届かない。そこで鼻についてしまう人を突き放し、無視しているのが、頭の良い人の限界なのか。 もうそろそろ、何故、こんなにも面白く画期的な考え・提案に対してリアクション・ムーブメントがこんなにも小さいのか、顧みてもよいのでは。

Posted byブクログ