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評価と贈与の経済学 の商品レビュー

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100件のお客様レビュー

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    23

  2. 4つ

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2013/03/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

落ちるわ落ちるわ、目からウロコが ボロボロと。岡田さんと内田さん、方向性が似ているようで、語り口がまったく対照的な印象。一つのことをお二人がいろいろな面から語っていくので、読んでいるうちに、フッと腑に落ちる感じが心地よい。

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2013/03/12

内田 樹さんと岡田 斗司夫さんの対談。これからの日本社会について、それぞれの切り口から語られています。 内田さん・岡田さんともに講演会に行ったことがあったからか、本を通して実際に講演を聞いているような錯覚をするぐらい、大変読みやすかったです(*^ω^*)

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2013/03/11

生き延びるための共同体を考える。 私は内田樹さんは他の本を何度も読んだことのある方ですが、岡田斗司夫さんは初見でした。対談形式になっていますが、岡田斗司夫さんが自分のアイデアを内田樹さんにぶつけまくるといった形で進んでいるように見えます。 私のようにどちらかを知らないという人に...

生き延びるための共同体を考える。 私は内田樹さんは他の本を何度も読んだことのある方ですが、岡田斗司夫さんは初見でした。対談形式になっていますが、岡田斗司夫さんが自分のアイデアを内田樹さんにぶつけまくるといった形で進んでいるように見えます。 私のようにどちらかを知らないという人にとっては、違った見方から考えることが出来て参考になるのではないかと思いました。 結局私は内田樹さんの側に終始ついていましたが。 途中意見が割れて決着が着かないような章もあります。 最初の「イワシ化する社会」の両者の考え方から早速納得しました。 私は若者には自分の価値観を維持する力がなく、みんなが良いと思うから良いといったコマーシャリズムのようなものに洗脳されつつあると思っていました。そんな話から始まります。 さらに第三章の「拡張型家族」の話にも非常に同意。 もしかしたら内田樹さんが他の本で書いていたと思いますが、未来には現実にありそうな光景でした。例えば仲の良い人達数人が家族で近くに住んでいるとして、お互い子どもの世話を出来る時にしたり、病気になった時に夫婦以外にも助け合えるような関係。私が学生マンションに住んでいた頃の拡大版のように感じて理想な未来の形のように思えました。 第五章の「贈与経済、評価経済」の話もなかなか興味深い。 自分から贈与しないともらえない。若者には余裕がないから報酬を先に受けたがる。しかし、余裕が出来たら贈与するというつもりでもその上限はどんどん上がっていくため、結局贈与しない。 まずは贈与して貢献することで評価を受けて報酬をもらう。そんな話。 「おわりに」で内田樹さんがおっしゃっているように「生き延びるための共同体」について2人の意見が対立したり協調したりして不思議と楽しめる本でした。

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2013/03/10

知の巨匠二人による、新しい経済の在り方、そしてその先にある、この世界で生き抜く方法論を語った対談本。対談の軽めのテイストとは裏腹に、とても深い議論の一端が垣間見える一冊。ものの観方はもちろん、自分の生活全般を見直すキッカケにも。

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2013/03/10

 合気道の道場<凱風館>を立ち上げた内田樹氏と、社員が給料を支払うユニークな組織<FREEex>を立ち上げた岡田斗司夫氏との対談。なぜ、「評価」と「贈与」が結びつくのかといぶかしく思いつつ読み進めると、「現在求められているのはスキルだ、ネットワークだと言われるが、最後は人柄」との...

 合気道の道場<凱風館>を立ち上げた内田樹氏と、社員が給料を支払うユニークな組織<FREEex>を立ち上げた岡田斗司夫氏との対談。なぜ、「評価」と「贈与」が結びつくのかといぶかしく思いつつ読み進めると、「現在求められているのはスキルだ、ネットワークだと言われるが、最後は人柄」との指摘で納得。  「人柄のいい人」は、今の自分はみんなから贈られたもののお陰という自覚がある。だから、いつも他人に機会さえあればお返しをしようとチャンスを窺っている。「お裾分け」いう言葉も思い浮かぶ。もらい物や自然の恵みを近くの人に分けること。これも贈り物のお返しだ。住みやすい共同体は、どうやらパスすることで続いて来たらしい。  今ある命も貰った命。この人生がそもそも貰い物であったことに気付かされる。内田センセイの師である哲学者レヴィナスの教えにちょっとだけ近づけたような気がした。

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2013/03/08

内田樹さんと岡田斗司夫さんの対談。この二人ならおもしろいやろうと思って読みました。 内田さんがあとがきで書かれているように、本書は「生き延びるための共同体」を模索している本です。 かなりいい内容でした。めっちゃ引用してしまった。 贈与すること、そして「いい人であること」がキーワー...

内田樹さんと岡田斗司夫さんの対談。この二人ならおもしろいやろうと思って読みました。 内田さんがあとがきで書かれているように、本書は「生き延びるための共同体」を模索している本です。 かなりいい内容でした。めっちゃ引用してしまった。 贈与すること、そして「いい人であること」がキーワードであるように思いました。人とうまく付き合っていけるか、それがとても大切であることには共感する。 内容がいっぱい詰まっているとは言い難いですが、楽しく読める本でした。

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2013/03/08

岡田斗司夫さんと内田樹さんの経済に対する対談本。 これまでの貨幣経済が断ちいかなくなっている現代において、今主流となっているのが他人からの評価で成り立つ評価経済であると説く。マーケットが縮小したことで、全体としてのパイも小さくなり、これまでと同じ、もしくはそれ以上働いても従来と...

岡田斗司夫さんと内田樹さんの経済に対する対談本。 これまでの貨幣経済が断ちいかなくなっている現代において、今主流となっているのが他人からの評価で成り立つ評価経済であると説く。マーケットが縮小したことで、全体としてのパイも小さくなり、これまでと同じ、もしくはそれ以上働いても従来と大きく変わらない収入に甘んじる現状が生み出されている。そのため、収入における二極化がおき、各々がライフスタイルを見直す過渡期にさしかかっている。 そのような背景のもと、ネットを通じて人々がつながる機会が増え、小規模ながら多様なコミュニティが発生してきている。新たにつながる人・時間・場所、そこから生まれるビジネスの芽が、さらにまたネットを通じて広がりをみせていくのである。

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2013/03/04

内容は対談形式で非常に読みやすい。 「パスは出す人のところへ回ってくる」(=お金は使う人のところへ回ってくる)というのは色んな本で読んだけど、一番説得力があったかな。 今まで積み重ねた財産(知識、お金)を惜しみなく分け与える人の下で過ごし、自分もそんな人でありたい。

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2013/03/04

内田さんや岡田さんの言葉に深みがあって、とても興味深く読めました。 拡張家族(共同体)の考え方や、若者に「パス」をする、といった内容が、今後の自分の生きるヒントになりました。 日を置いて再読しようと思います。

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2013/02/25

タイトルは固めだけど内容は対談形式で読みやすく、すごくおもしろかったです。内田さんの「贈与経済」は「教育者」というお立場からの考え方が色濃くて、人の育て方や人間としての成長の仕方、振る舞い方への示唆が多く、 岡田さんの「評価経済」は、現状分析と近未来予想、そしてそのための戦略、シ...

タイトルは固めだけど内容は対談形式で読みやすく、すごくおもしろかったです。内田さんの「贈与経済」は「教育者」というお立場からの考え方が色濃くて、人の育て方や人間としての成長の仕方、振る舞い方への示唆が多く、 岡田さんの「評価経済」は、現状分析と近未来予想、そしてそのための戦略、シビアな時代のしあわせの見つけ方的なアイディアと面白さがありました。 共通してるのは若い世代への愛があふれているなと。読んでよかったです!

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