神様のカルテ(2) の商品レビュー

夏川草介【著】

2014/08/26

購入後1年以上寝かせていたものにやっと手を伸ばした。…もっと早く読めば良かったと後悔するほど、作品に引き込まれ、また、いろいろ考えさせられる作品であった。
今巻の話題の中心人物として据えられているのは、一止の学生時代からの友人･進藤辰也と、古狐先生こと内藤先生。命の現場で24時間365日戦いを求められる医師は、また同時に一個の人間である。現実世界にも、文字通り自分の命を削りながら患者を診続けている医師達がいるのだと気付くと、患者としてのあり方を改めて考えさせられる。
古狐先生と奥さんの温かさ、戦友を失った大狸先生の静かな号泣に涙が止まらなかった。

2014/07/13

夫婦、家族、友とりまくすべての、人生に関わるすべての人と、その時間を失うことを思って怖くなったけれど、無くした後の始まりがくること、そうやって生きていくことを、教えてくれました。

2014/06/12

1を読まずに2から読んだけど、主人公の口調以外はすんなり入り込めた。1からなら違和感なかったかも。
後半は栗原先生のキャラとして受け入れていたので気にならなかった。
出てくる人がみんな魅力的でいい人なんだ。
信州の景色やお酒、蕎麦。行きたい･･･

大狸先生と古狐先生の友情が熱く、こんなお医者さんにかかりたいと思った。

2014/06/02

マゴさんとトヨさんに人生を共に生きるとは、こいうことかなと思い。進藤先生の苦悩に共感しつつやっぱり「かかる逼迫した環境でさえ、なお為し得ることがあるという確信を捨てないこと」という一止先生の言葉に、今煮詰まっている自分に響きました。

2014/05/31

お医者さんに求められるものはとても多く、とても重いですね。どれを選択しても間違いだと言い切れないだけに、とにかく考えさせられました。今作は、予想していなかった出来事が次々と起こり、前作以上の目まぐるしさを感じました。ですが、全体を通して信州の自然や季節の流れ、イチ先生やまわりの人々のあたたかな人柄を感じることもでき、決して優しいだけのお話ではないけれど、心はとても満たされた気がしました。御嶽山、登ってみたいなあ。

2014/05/17

前作に引き続き、面白くて一気読み！今回も心がほんわり温まるりました。良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬である。夏目漱石が読みたくなった。

2014/05/11

もっとチャラい主人公がきれいごとを掲げるお話かとおもっていましたが、主人公の性格や語り口でだいぶ違和感が少なくなっていました。変にリアルなキャラ設定をしなかったのが良かったんだと思います。

2014/05/08

読んだ後、とってもほっこりする☀︎
イチさんとハルの夫婦素敵！！

映画と同時進行で読みました。

鳥山のおばあちゃんに買っていただいた♡

2014/05/02

一作目を読み終わったときに
ほっこりした気持ちで読了して
そのまま２を買いましたが 放置していて
映画を見る前に読もうかな と 読みました◎

相変わらずほっこりする作品でした
現代医療における 家族と仕事
そんな内容が上手くまとまっていたように感じます

医療ものによくある慌ただしさ は
イチさんの周りに漂う空気のゆったりさ
によって 良い感じに緩やかになっていて
ゆったりとしたテンポが気持ちいい作品です

ハルが一作目と変わらず
良い奥さんで憧れます 。

2014/04/26

お医者さんってどんな時でもいてくれる人って思ってしまうけど、同じ人間、家族もいる、プライベートと仕事は誰にでもあるというのを考えさせられた。
出てくるキャラクターの人柄本当にみんな好きだなぁと思った。ユーモアがあって可愛らしくて真面目で。