夜行観覧車 の商品レビュー

湊かなえ【著】

2013/03/10

同名のドラマが面白いので、文庫版を見つけ購入。遠藤家、高橋家、小島さんの三つの視点で話が進んでいく。それぞれの状況がわかりやすく、読みやすい。ドラマではこうだったのに、と比べるのも楽しい。小島さんがドラマ版より好感が持てる。遠藤家の状況がとても緊迫していて、いつ爆発するのかと思ったら、母親が鬼気迫っていた。高橋家のきょうだい達も協力して自体を抑えようとする姿が健気だ。犯行の動機はドラマ版とは少し違う。ドラマ版は父親の暴力が原因だけど、小説では母親の圧力が影響していて興味深い。

2013/03/10

ドラマ追っかけで読み始めてドラマ最終回前に読破ー！それぞれの角度からみたら違ってみえることのおはなし

2013/03/10

2013/03/10
終始嫌な気分で読み進めた。
でもそれだけリアルな描写だったということだろう。

2013/03/10

2013年1月にドラマ化された小説。ドラマが終わってから読むか迷ったが、原作とドラマでストーリーや犯人が違うと聞き、先に読むことにした。

湊さんの5作目の作品で、初めて「家族」をテーマにした作品だそうだ。

読み進めていくと、ドラマのせりふは原作を大事にしていることがわかる。

ドラマに比べると人間の醜い部分の描写は他の小説同様多い。みんな目を背けたいけれど、もっている部分を描きだすのは湊さんの持ち味だと思っている。

世間の冷たさ、一辺倒な報道をするメディア、ネット上で誹謗中傷をする人々。こういう醜い部分も描いている。

なさそうで、ありそうなストーリー設定なので、どんどん読み進めてしまう。

一番印象に残った部分は（殺人を起こすか起こさないかは）「止めてくれる人がいるかいないか、それに左右される場合の方が多いのではないだろうか。」という部分。ぎょっとする気持ちもあるが、腑に落ちる気もする。

人の醜い部分を描くことで、今の社会の問題を直視させ、改善していかないといけないのではと問題提起しているように感じるのは私だけなのだろうか。

2013/03/10

これは決して別の世界の話ではなくて、ぐさぐさ突き刺さる。辛い。
でも、正面きって書かれているからこそ止まらず読んでしまう。

泣いてしまう。
人間、というもの。

2013/03/09

告白の映画を見て期待して購読。
人間関係、家族関係の描写は、現実的で非常に面白い。
途中が面白かっただけあって、終わり方が少し軽い印象。ミステリーより、家族小説として読んだほうが、終わり方に納得できるかも。

2013/03/08

ドラマを見て原作が気になったので購入。どこの家庭にも潜む、そんな怖さ。幸福そうに見えるあの家だって。。。
結末は、それがいいのかもしれない、でも。。。自分にはイマイチ。
途中が良かっただけに残念。

2013/03/08

本屋平積み選択パターン。湊かなえ2作目。一軒幸せそうに見える家族もその家族なりに色々悩みがある、それは家族だけの問題で傍目から解らない。そんな話し。フーンって感じ、それだけだった。

2013/03/08

事件は高級住宅地で起きた。

誰もが羨む理想の家族は、一夜にして失意のどん底を彷徨う。
隣人は羨望の眼差しを、憎悪と嘲笑にすり替える。

当人だからこそ気付かない、人間の後ろめたい習性を
［高級］［受験］［伝統］という３つのキーワードで巧く描写した、現代ミステリー。

隣人３軒の視点で物語は進むが、奥行きにバラつきがありすぎるのが難点。
人間の浅ましさを伝える一方で、対極に立つ人物が「良い子」過ぎる。

ラストの展開が無理矢理過ぎるが、
耳タコな内容に、続きを読まずにはいられない作品。

2013/03/06

友達に借りた本。

読みながら、今まさにドラマやってるなと思いながら。
すいすい読み進んで３話からドラマを見出した。

小説とは違う展開。
ストーリー。
動きの違う人物。

ドラマ用にしたてているみたいで、これはこれで面白い。

結末は小説と一緒なのか、どうなのか。
そこが楽しみ。