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炎上する君 の商品レビュー

3.6

184件のお客様レビュー

  1. 5つ

    29

  2. 4つ

    55

  3. 3つ

    50

  4. 2つ

    18

  5. 1つ

    2

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2020/04/11

どの話も「だから何?」って感じになってしまって自分には合わなかった。 表題作もよくそれで一流企業に勤めてるな、って感じてしまった。

Posted byブクログ

2020/04/09

小気味良い短編集。突飛な発想で、そんな事あるわけないよ〜と思いながら、読んでいるうちに、引き込まれていました。

Posted byブクログ

2023/04/02

失恋したり、女性であるアイデンティティを歪めなくては生きていけなかったり、自分の容姿に対する愛憎に涙したり、愛しても見てももらえなくて消えてしまいそうになったり、短編に出てくる登場人物の女性はどれも違う人物なのに、一貫して「自分のままでいていいこと」を訴えてくる強くて熱い描写は、...

失恋したり、女性であるアイデンティティを歪めなくては生きていけなかったり、自分の容姿に対する愛憎に涙したり、愛しても見てももらえなくて消えてしまいそうになったり、短編に出てくる登場人物の女性はどれも違う人物なのに、一貫して「自分のままでいていいこと」を訴えてくる強くて熱い描写は、何歳になって何度再読しても読んだ後には顔を上げて胸を張れる気分になれる。 . . 落ち込むほどじゃないけど、なんだから自分の人生と距離を置いていたり、自分の人生の当事者になれてない感覚になった人がこの本と出会えればいいと思う。あともう熱烈に恋してる人には表題作「炎上する君」をマジで読んで欲しい。 . . 引用 ======================== 恋愛のさなかにいる君、恋の詩をつづる君、恋の歌を歌う君よ。 周囲の人間に、馬鹿にされるだろう、笑われるだろう、身の程知らずだと、おのれを恥じる気持ちにも、なるだろう。だがそれが、何だとというのか。 君は戦闘にいる。恋という戦闘のさなかにいる。誰がそれを、笑うことができようか。 君は炎上している。 その炎は、きっと誰かを照らす。煌々と。熱く。 ======================== . . ここも好き 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 何ものにも感動できない、いわば生きることへの不感症なのではないか、と、おのれを呪った。 もっと、血の滾るようなこと、これがあれば死んでもいい、と思うようなこと、それを探していた。銭湯以外に。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

Posted byブクログ

2020/03/14

ファンタジー要素が多くて、とても人気の作品のようですが自分にはハマらず悔しい。。 ただ、タイトルにもなっている「炎上する君」は、2人の女の子の成長というか変わっていく様がかわいらしかったです。

Posted byブクログ

2020/03/12

「絶望するな。僕達には西加奈子がいる。」という又吉さんの帯で有名な『炎上する君』。 実は私、西さんの本読むの初めてだって気付いてびっくりしました。何冊か読んでると思ってた。 すごかった。又吉さんとか中村文則さんとかもそうだけど、私たちが些細なことで悩んだり、後ろ向きになることを、...

「絶望するな。僕達には西加奈子がいる。」という又吉さんの帯で有名な『炎上する君』。 実は私、西さんの本読むの初めてだって気付いてびっくりしました。何冊か読んでると思ってた。 すごかった。又吉さんとか中村文則さんとかもそうだけど、私たちが些細なことで悩んだり、後ろ向きになることを、肯定するというより、受け入れてくれる。 私たちはたぶん、何か「もっと苦労している人」とか「もっと不幸な人」と比べられてしまうと何がそんなに不満なのか説明しても絶対分かってもらえないくらい幸せな若者だと思うけれど、それでもここに確かにある暗さの存在を認めてくれて、その上で、世界は敵ではないと思わせてくれる。 ただ生きているだけでたぶんみんな頑張っていて、そこの角を曲がった先のような近い将来、世界はすべての人にきっとご褒美をくれるのだと、叱るのでも諭すのでもなく、大きな懐とまなざしで包んでくれる感じ。 たぶんこの先どの西加奈子の本を読んでも同じような感想しか書けない自信がある。 小説というものはすべて、人生は生きるに足るということを言うためにある、とどっかで読んだと先日友人に聞いたのだけど、まさにそれを見た気がしました。 他の人の感想とかレビューとか全然読んでないのでこんなに絶賛して大丈夫かなと思わないではないけど、随所で号泣がとめられなかったです。小説で星5つはもうつけない予定だったけどつけちゃった。 「絶望するな。僕達には西加奈子がいる。」 2015.11

Posted byブクログ

2020/03/12

色んなことを想像してしまう、面白い。西さんの作品は、感じたことのある気持ち、誰にもわかってもらえない、自分すらわからない感情、色んなことを言葉にして、表現してくれる。大好きだなあ

Posted byブクログ

2019/11/17

『太陽の上』 あぁ、子宮って、誕生日って、そういうことかぁ、、 神秘的と言えるかもしれない やっぱ西加奈子にはかなわん、、 『空を待つ』 これは、難しいなぁ いつか、読み返そう 『甘い果実』 ナオコーラ、、、、!!! 新しい切り口 これを読んだ何人が山崎ナオコーラの画像検索し...

『太陽の上』 あぁ、子宮って、誕生日って、そういうことかぁ、、 神秘的と言えるかもしれない やっぱ西加奈子にはかなわん、、 『空を待つ』 これは、難しいなぁ いつか、読み返そう 『甘い果実』 ナオコーラ、、、、!!! 新しい切り口 これを読んだ何人が山崎ナオコーラの画像検索したんだろう 『炎上する君』 まず、浜中と梨田が大好きになった。 この二人が現実にいてほしい。 ロックバンドとか、イカしすぎ。 テーマは、恋なのかな? この二人の物語もっと見たかった。 『トロフィーワイフ』 ミステリアス、 続きがありそうで、ない。 炎上する君が一番良かった。やっぱり。

Posted byブクログ

2019/11/02

ー僕らが住む世界は非常に面倒だ。 どのような楽しい物語を読んでいても、その裏にあるきな臭い現実は容易に想像できてしまう。 しかし、この物語達は現実から逃げず、真っ向から対峙し生きることを肯定してくれる人間賛歌だ。ー又吉直樹 西作品は全てが必ず生きることを肯定してくれる。 絶望...

ー僕らが住む世界は非常に面倒だ。 どのような楽しい物語を読んでいても、その裏にあるきな臭い現実は容易に想像できてしまう。 しかし、この物語達は現実から逃げず、真っ向から対峙し生きることを肯定してくれる人間賛歌だ。ー又吉直樹 西作品は全てが必ず生きることを肯定してくれる。 絶望するな。僕達には西加奈子がいる。 又吉直樹さんの解説の言葉に凄く共感! 2019年読了、26冊目

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2019/10/16

とにかく好き! 西加奈子の作品を多く読んできたけれど、 サクサクと笑いながら一気に読んでしまう話の巧みさ、 ここまで登場人物も設定も突拍子もないのに、共感し、最後にすっと心が軽くなる温かさ。 とてもほめてしまいましたが、 ぜひ一読してみてほしい、私にとっておすすめの本です。 ※特...

とにかく好き! 西加奈子の作品を多く読んできたけれど、 サクサクと笑いながら一気に読んでしまう話の巧みさ、 ここまで登場人物も設定も突拍子もないのに、共感し、最後にすっと心が軽くなる温かさ。 とてもほめてしまいましたが、 ぜひ一読してみてほしい、私にとっておすすめの本です。 ※特に、短編のうち後半作品から引き込まれます。読み進めてみて下さい!

Posted byブクログ

2019/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集だとは気づかずに手に取った。 おかげで、一作品目は感情がついていかず、二作品目もなかなか・・・。 しかし、三作品目辺りからずるずると入り込まされて、結局一気に読み終えてしまった。 一番印象に残っているのは、タイトルにもなっている「炎上する君」だ。 炎上というだけで、現代から考えると直ぐにSNSに結び付けてしまうのだけれど。 違うのだ。 本当に「君」の足が燃えているのだ。 君に出会った二人の女性。 きっとはたから見たら、人生何が楽しいくて生きてるの? そう辛らつにいわれるようなタイプの二人だろう。 イヤ、これはいい過ぎか・・・。 真面目で堅物、おさげにめがね。 戦時中なら難なく溶け込める二人のスタイルは、炎上する君に出会って最終的には大きく変わる。 どう変わるのか、是非読んで頂きたい。

Posted byブクログ