私とは何か の商品レビュー
以前、平野啓一郎さんの提唱する分人という考え方を使った話を聞いたことがあって、ずっと気になっている本でした。ようやく読めた! この個人を唯一のものとしない、分人の集まりと考えると、色んな自分がいるということに納得がいき、色んな自分がいることに安心できる。 言葉一つ、考え方一つ...
以前、平野啓一郎さんの提唱する分人という考え方を使った話を聞いたことがあって、ずっと気になっている本でした。ようやく読めた! この個人を唯一のものとしない、分人の集まりと考えると、色んな自分がいるということに納得がいき、色んな自分がいることに安心できる。 言葉一つ、考え方一つで、こんなに気がラクになることってあるのだなと驚く。
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平野啓一郎氏が提唱する分人主義という思想は、対人関係において「本当の自分」に悩まされてきた私たちの心を軽くしてくれる考え方である。本書を通して、その相手と一緒にいる時の自分(分人)が好きになれるような人間関係をたくさん築いていきたいと思えるようになった。
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私は個人ではなくて分人。それぞれの分人がある。 例えば、家族といる時、友達といる時、1人でいる時など、それぞれに対する分人がいる。 好きな分人があれば、それを足場にして生きていけばいい。そこが自分を肯定する入り口だ。 好きな分人が増えていけば、自分をより肯定することができる。 ...
私は個人ではなくて分人。それぞれの分人がある。 例えば、家族といる時、友達といる時、1人でいる時など、それぞれに対する分人がいる。 好きな分人があれば、それを足場にして生きていけばいい。そこが自分を肯定する入り口だ。 好きな分人が増えていけば、自分をより肯定することができる。 他人もまた分人。他人の一部は自分の分人ではあり、自分の一部もまた他人の分人である。だから、この人といるときは好きな分人だなと思える人と長く一緒にいる方がいいと思った。 誰と一緒にいる、過ごすかが大切。 心地いい人とたくさんの時間を過ごすことで、自分を好きになれるのではないだろうか。 文章で現すのは難しい本だったけれど、モヤモヤしていた何かが、分かった気がした。
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他人の喜びは共に喜ぶべき、他人の苦しみには優しさで寄り添うべき。なぜなら自分の前で起こる他人の感情は自分への見せる分人の結果であるから。他人の感情の半分は自分という存在によってできているから これは主語を一つに。の考え方に似てると思った 感情の起伏に共感する。ことが好きだし、...
他人の喜びは共に喜ぶべき、他人の苦しみには優しさで寄り添うべき。なぜなら自分の前で起こる他人の感情は自分への見せる分人の結果であるから。他人の感情の半分は自分という存在によってできているから これは主語を一つに。の考え方に似てると思った 感情の起伏に共感する。ことが好きだし、それがどんな人でも潜在的に大切であるとぼんやり思ってた。 だからこそ「感情の起伏を共感する」ことを1番に起き、それの達成のために結果を追い求めるビジョンにした。個人としてもこの考え方を大切にしたいと今でも思う 分人主義を知ることで、「感情の起伏に共感すること」が「べき論」で強くまとめられてることを安心すらした
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何かの本で本作が言及されていて(なんだったかな…思い出せない。今後は繋がりで読もうと思ったものは、どこかにメモしておかないと)読んでみようと思い立って手にした。 実は平野啓一郎はあまり得意でなく、正直気が進まなかったのだけど、じゃあ読まなければいいんだけど、この人は小説だけじゃな...
何かの本で本作が言及されていて(なんだったかな…思い出せない。今後は繋がりで読もうと思ったものは、どこかにメモしておかないと)読んでみようと思い立って手にした。 実は平野啓一郎はあまり得意でなく、正直気が進まなかったのだけど、じゃあ読まなければいいんだけど、この人は小説だけじゃなくて、こんな新書で出されるようなものも書くのか〜という思いだけで読んだのだけど、やっぱりあんまり得意じゃなかった。再確認。 でも「分人」という発想は興味深く、納得しやすいものだった。ああ、確かに、と普段の暮らしの中で思い当たることもたくさんあり(そういう意図で書かれているようだ)苦手なのは苦手だけど、ちょっぴり親近感も湧いたりもした。 「個人」という言葉の成り立ちについて記された補記もなかなか興味深く読んだ。 まあ何にしても、この人はいつだって、あれこれ難解なことをじっくり考えるのが好きだなあ、と勝手な結論に至ったわけで、私の著者への苦手感は変わらなかったということです。 っていうかさ、タイトルは「私とは何か」でいいの?なんか違う気がする。
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分人という考え方、言われてみれば確かにそうで どの人に接するのも自分だが、 その人にしか見せない自分がいる。 しかし、ではどれが自分かと言われれば 全て自分 という考えにはしっくりきた。 また恋愛面で語られていたが恋愛だけではなく、 その人といる自分(分人)がすきと 思えること...
分人という考え方、言われてみれば確かにそうで どの人に接するのも自分だが、 その人にしか見せない自分がいる。 しかし、ではどれが自分かと言われれば 全て自分 という考えにはしっくりきた。 また恋愛面で語られていたが恋愛だけではなく、 その人といる自分(分人)がすきと 思えること、そういう分人を 生きられるようにしたい たくさんのコミュニティの中で そんな分人が得られたらいいと思う
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タイトルに惹かれて読んでみたが、わかりにくく目が滑る文章だった。 「分人」という慣れない造語のせいだとしておく。 分かるような分からんような、オジサンの一人語りをメモったような一冊だった。 自分が「分人」の考えを持つに至った背景や、この時期の云々を例に挙げたいのも、自身の作品に...
タイトルに惹かれて読んでみたが、わかりにくく目が滑る文章だった。 「分人」という慣れない造語のせいだとしておく。 分かるような分からんような、オジサンの一人語りをメモったような一冊だった。 自分が「分人」の考えを持つに至った背景や、この時期の云々を例に挙げたいのも、自身の作品に関係する内容があるから引き合いに出したいという気持ちも理解できる。 だが、その関係の記述が本当に伝えたい内容を遠ざけ、間延びさせているように感じた。 3000文字のエッセイを連載で4回ほどに分けて発表するくらいでちょうどよさそうな気がする。
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良かった。 人は他人への影響無しには生きられない、その事が自分にはどうしようもないという良い諦めと、心地よい他人と出会うことで自分が変わるかもしれないという希望になる。
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分人という考え方を持つことで対人関係の捉え方はかなり前向きなものに変わると感じた。自分自身も対人関係で悩んでいたことや違和感に思っていたこと全てが分人主義の考え方を持つことで解決したように思う。対人関係に悩んでいる人には必ず読んで欲しいと思う一冊。また自分の中にも色んな自分がいて...
分人という考え方を持つことで対人関係の捉え方はかなり前向きなものに変わると感じた。自分自身も対人関係で悩んでいたことや違和感に思っていたこと全てが分人主義の考え方を持つことで解決したように思う。対人関係に悩んでいる人には必ず読んで欲しいと思う一冊。また自分の中にも色んな自分がいていいと思えることや、分人の構成比率によって個性が定まると分かればそこを気にした上で自分の対人関係を調整できるのだと思う。 今から実践したいと思うような実用的な学びが多く、もっと早くに出会っていたかった本。
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昔から感じてきたことの辻褄が合う考え方で面白かった。 人間は相互影響によって変化し続ける感じがメタモンみたいだと思ったのと、そのちょっと気持ち悪いとも言える性質が地球の生命っぽくて好きだなと思った。 何回も読みたいしなるべく多くの人に読んで欲しい。
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