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ツナグ の商品レビュー

4

1579件のお客様レビュー

  1. 5つ

    450

  2. 4つ

    645

  3. 3つ

    311

  4. 2つ

    43

  5. 1つ

    5

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2012/09/16

生前に聞いておきたかったことがあったり、 喧嘩別れをしたままだったとか、 連絡をとらない間に訃報がきたとか、 自分の知らない間に事故にあっていたとか、 別れを経験してきた人になら共感できるお話だったと思います。 辻村さんに、生者と死者を「ツナグ」ものがあればいいなぁ・・・という...

生前に聞いておきたかったことがあったり、 喧嘩別れをしたままだったとか、 連絡をとらない間に訃報がきたとか、 自分の知らない間に事故にあっていたとか、 別れを経験してきた人になら共感できるお話だったと思います。 辻村さんに、生者と死者を「ツナグ」ものがあればいいなぁ・・・という願いをお話にしていただいた、と思う。

Posted byブクログ

2012/09/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

直木賞受賞した辻村深月さん。 元々好きだった彼女だけど、最近の作品はあんまりだなぁって思ってたので、これは久々にヒット。 てか、泣けるー!!! 泣ける話があるかと思いきや、ちょっとひやっとさせる話があって、最初の四話はそれぞれの主人公がいての短編だけど、ラスト、歩の話でそれぞれがつながるのがすごくいい。 舞台裏が見えるみたいで、読んでいて「おおおおお」ってなった。 特に「親友の心得」の舞台裏は必見。 なんていうか、こういう終わり方もあるのかぁって思ったり。 死者と一度だけ会える物語だから、どれもほっこり温かくてハッピーエンドだと思っていたけど、「親友の心得」はそれを見事に裏切ってくれてる気がする。 こういう使い方もあるのかぁってなんだか新鮮。 でもまぁ、私の好みは「長男の心得」でしたが。 泣くよ。あれは泣く。 それにしても、やっぱりこの人は心理描写が上手い。 こういう、一人ひとり登場人物の心理描写を丁寧に描いた作品をもっとたくさん送りだしてほしいなー。なぁんて贅沢言ってみたり。 ほんと、面白かったです。買って正解。

Posted byブクログ

2012/09/16

新幹線の中でマスクして泣きながら読んだー! 映像化できそうって思ってたけど、映画出来てるのねー 亡くなった人にひとりだけ会える。 亡くなった人もまた、生きている人にひとりだけ会える。 生きている人から亡くなった人にしか依頼できない。 わたし、今、だれか会いたい人いるかなって考...

新幹線の中でマスクして泣きながら読んだー! 映像化できそうって思ってたけど、映画出来てるのねー 亡くなった人にひとりだけ会える。 亡くなった人もまた、生きている人にひとりだけ会える。 生きている人から亡くなった人にしか依頼できない。 わたし、今、だれか会いたい人いるかなって考えた。 ひとりだけいる。 だけど、一生のうち一人だけで、今、会うかな… 今までの人生を振り返る、そしてこれからをどう生きる、 そういうことを考えます。

Posted byブクログ

2012/09/15

短編集のような短いストーリーが4話あり、それぞれ別の話として読めた。 最後の5話目で色々とそれまでの登場人物との関わり?などで、ツナグのことがちょっと垣間見れた。 ツナグが今後どうなるかが気になる。。。

Posted byブクログ

2012/09/15

辻村深月らしく人間の心情を細かく描いているのに、どこかさっぱりと話が進んでいく感じがとてもいい。一話ごとに完結型っぽくなっているのも読みやすかった。『冷たい校舎』や『ゼロハチ』とはまた違った面白さがあり、さらに著者を好きになれた気がする。

Posted byブクログ

2012/09/14

なんだか不思議なお話。色んな人が色んな人生を送ってるんだなぁと思った。読み終わった後に、私は悔やんだりしないように一生懸命生きて行かないと、と感じた。 映画も観に行ってみたい:)

Posted byブクログ

2012/09/14

使者(ツナグ)にたどり着くことができたら、死者と再会できる。ただし、生前死者に会えるのは一度きり。そして、死者にとっても一度きりしか会えないから、会いたいと言われても会うか会わないか決めなくてはならない。 見事な設定の中に辻村深月の死生観が織り込まれたこの話。 私は完全に本に呼...

使者(ツナグ)にたどり着くことができたら、死者と再会できる。ただし、生前死者に会えるのは一度きり。そして、死者にとっても一度きりしか会えないから、会いたいと言われても会うか会わないか決めなくてはならない。 見事な設定の中に辻村深月の死生観が織り込まれたこの話。 私は完全に本に呼ばれたんだな。

Posted byブクログ

2012/09/16

死者は生者のためにあっていいのか。 これは主人公が疑問に思っていた問いだが、一緒に考えさせられました。 自分が想っている死者の姿が本当の死者の姿なのだという考えに、主人公は最終的に理解したのだと思います。 流れる時間とともにいきるのは死者ではなく、生者。生者は自分の信じるものを胸...

死者は生者のためにあっていいのか。 これは主人公が疑問に思っていた問いだが、一緒に考えさせられました。 自分が想っている死者の姿が本当の死者の姿なのだという考えに、主人公は最終的に理解したのだと思います。 流れる時間とともにいきるのは死者ではなく、生者。生者は自分の信じるものを胸に抱きながら、苦しいものを抱えたとしても、生き続けなければならない。それは苦しいことにも思えるかもしれないけど、一方で、自分が想うものをそのまま信じていれば良いのだと、安心感を与えてくれたような本だと思いました。

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2012/09/14

望む者に死者との面会を叶えてくれる 謎の存在・使者(つなぐ)。 それぞれの想いにより死者との面会を 望む人々と使者の物語。 最初のエピソードでの面会者と死者の 関係性に、連作の1話目としてこれは どうなんだろう?と少しだけ思ったが、 終盤になり物語の構成としてはこれ以上の ...

望む者に死者との面会を叶えてくれる 謎の存在・使者(つなぐ)。 それぞれの想いにより死者との面会を 望む人々と使者の物語。 最初のエピソードでの面会者と死者の 関係性に、連作の1話目としてこれは どうなんだろう?と少しだけ思ったが、 終盤になり物語の構成としてはこれ以上の 配置はないのだと気付き、唸ってしまった。 やはり辻村深月のプロットは見事だ。

Posted byブクログ

2012/09/13

【12/09/13】読了 一度だけ、死者と会う事ができる。死者も自分から選ぶ事はできないが死者に会いたいと願う生者を選ぶ事ができる。 死者と生者を繋ぐことができる使者(ツナグ)。 自分だったら、誰に会いたいか。 そんなことが出来るとしたら私は誰に会いたいだろうか。 死者と会う...

【12/09/13】読了 一度だけ、死者と会う事ができる。死者も自分から選ぶ事はできないが死者に会いたいと願う生者を選ぶ事ができる。 死者と生者を繋ぐことができる使者(ツナグ)。 自分だったら、誰に会いたいか。 そんなことが出来るとしたら私は誰に会いたいだろうか。 死者と会う事で、生者の時が動き始める。会う事で何かが変わるのか、会った事によってどう変わったのか。アイドル、長男、親友、待ち人、使者の視点で物語は展開されていきます。 待ち人が一番好きだったかな。 辻村さんらしい読み終える頃には心がスーーーーッとするお話でした。また「凍りのくじら」を読もうかな。

Posted byブクログ