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パンとスープとネコ日和 の商品レビュー

3.5

143件のお客様レビュー

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    12

  2. 4つ

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2018/01/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

母一人子一人で育ったアキコは父を知らない。母がなくなり、母が開いていた食堂を改装して店を始める。身内は猫のたろだけ。母と違いシンプルな内装の店は母の店の常連客からは不評であったが、アルバイト募集でしまちゃんと出会い、2人で店を切り盛りしていく。たろが死んだのが悲しいけれど読んだら爽やかな気分になりました。

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2017/12/31

たろちゃんが旅立っちゃったのは悲しいけれど 時間がゆっらり流れるような、お話でした 映画か?ドラマか?、を先に見てたんだけど 映像のほうがシャキシャキしてたような 小林聡美さんだったからかな お店を開業する場面や心理状況が 細かく描写されてないのが、いい

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2017/12/12

先に「福も来た」を読んじゃってた。 このシリーズの1本目なのね こっちの方がちょっと淋しい だけど、福も来たに続いて行くと思って そうか、そうかと。 3本目も出てるみたいだから、読むの楽しみ♪

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2017/09/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(2017/9/5読了) この頃気になっている作家さん。この本を含め、シリーズ三作とも借りてみた。 主人公は、50を過ぎて独身の女性。背景は少し複雑だけど、主人公が年増(!)ってあまり無いような気がする。 でも同年代なので、親近感はかなりわいた。 飄々と生きている感じだけど、長く勤めた会社を辞めて、料理学校に通って、自分の店を持ち、人を雇う…なんてことをやり遂げちゃってる。すごいなぁって、羨ましく思う。 食べ物の本は大好き。お料理は苦手だけど。 群さんってネコ好きなのかなぁ。タイトルにネコ日和って入ってるから、全作とも猫が登場するんだろうな。先月可愛い猫に出会ったので、猫ちゃんも気になるところ。 (内容) 唯一の身内である母を突然亡くしたアキコは、永年勤めていた出版社を辞め、母親がやっていた食堂を改装し再オープンさせた。しまちゃんという、体育会系で気配りのできる女性が手伝っている。メニューは日替わりの(サンドイッチとスープ、サラダ、フルーツ)のみ。安心できる食材で手間ひまをかける。それがアキコのこだわりだ。そんな彼女の元に、ネコのたろがやって来た―。泣いたり笑ったり…アキコの愛おしい日々を描く傑作長篇。

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2017/08/11

中年の女性が仕事をやめて、亡くなった母が経営していた庶民的食堂をカフェとして生まれ変わらせたのちの思いと唯一の家族である猫のことを書いている

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2017/07/02

淡々とした物語。独身の女性が一人でカフェを始めるという設定は、同じ著者による『かもめ食堂』と共通しています。 ただ、かもめ食堂はまったく未知のフィンランドでの挑戦、この物語は自分の母の店を改築して始めるというところが正反対。 女手一つで育ててもらった母親に感謝の気持ちはあるもの...

淡々とした物語。独身の女性が一人でカフェを始めるという設定は、同じ著者による『かもめ食堂』と共通しています。 ただ、かもめ食堂はまったく未知のフィンランドでの挑戦、この物語は自分の母の店を改築して始めるというところが正反対。 女手一つで育ててもらった母親に感謝の気持ちはあるものの、母親とは違う生き方を選んできた彼女は、お店も全く違うものに変えます。 お店の評判はとてもよいですが、あまりにテイストが変わったため、子供の頃から知っている母親の店の常連はみんな去ってしまいました。 奔放な母親の言動にしばられる娘というシチュエーションに小川糸の『食堂かたつむり』を思い出します。 天涯孤独になった彼女の癒しはペットの猫。 その猫の突然の死を前に、身も世もなく泣き崩れる彼女。 その悲しみ方たるや壮絶なもので、自分がペットを失った時の悲しみが嫌でも思い起こされます。 母親の死の時には、そこまで悲しまなかった自分を冷たいと責める彼女ですが、実際には事情を知った知り合いが多すぎて、人目があるだけに素直になれなかったのではないでしょうか。 猫は、ほかに見ている人がいない分、心ゆくまで別れを悲しめたのだろうと思います。 空虚な喪失感をなんとかなだめながら、これまで通りに真面目にレストラン経営に取り組み、丁寧な日々を過ごしていく彼女。 淡々とした毎日に思えても、人はそれぞれに抱えた悲しみ辛さを隠しながら生きているものだと感じながら、本を閉じました。 それにしても彼女が丁寧に作るスープがおいしそう。 吉田篤弘の『それからはスープのことだけを考えて暮らした』も好きな一冊です。 スープを題材にした物語にこれまで外れがなかったので、これからもチェックしていきたいと思います。

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2017/05/02

終始穏やか〜な感じ。 アキコは店側が客層を選ぶのは傲慢と悩んでいたけど、私はそれぐらいでも良いと思うんだよな。最近はクレームを恐れてか、客に擦り寄り過ぎ。ある程度線引きしていた方が、利用する側も助かる場合ある。 美味しいご飯食べたくなった笑 17/4/28

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2017/04/09

Amazonプライムでドラマを観たけれど、ドラマよりもずっといい。いや、ドラマも本当に良かったのだけど。

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2017/02/20

単なるほっこり系かと軽い気持ちで読み始めたが、読んでいくうちに世界に引き込まれている自分に気が付いた。 特に人物描写が絶妙で、確かに世の中には完全なる悪人、完全なる善人もそこまでいないし、物事には多面性があるという当たり前のことに気が付かされた。 群さんは得意でない気がしていたけ...

単なるほっこり系かと軽い気持ちで読み始めたが、読んでいくうちに世界に引き込まれている自分に気が付いた。 特に人物描写が絶妙で、確かに世の中には完全なる悪人、完全なる善人もそこまでいないし、物事には多面性があるという当たり前のことに気が付かされた。 群さんは得意でない気がしていたけど、今後は気にしてみよう。

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2017/01/15

まけそうになること、自分がぶれそうになること、そういったことは生きてたらあるけど、それでも温かい気持ちになることもあって、それが人生。毎日を、日常を丁寧に大切に生きるってこういうことなんだろうなぁーと全体を通して感じた。

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