パンとスープとネコ日和 の商品レビュー
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プライムビデオで観ていた。図書館で偶然目にして手に取った。 私は特段ネコ好きではないが、我が子のようにネコを可愛がる主人公の様子が伺えて、何度も頬が緩んだ。ネコが亡くなる場面ではじわりと涙が湧いてきた。 自分の主張を内面に置いて、人の話を聞いたり、人の気持ちを推し量って発言を慎んだり。あー、私、できてない。自分に釘をさす良い薬にもなるお話だった。シリーズも借りてみよう。また読み返したい。購入候補。2019/3/15
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オチの無い日常系の話を久々に読んだ。 とてもよかった。 たろちゃんの可愛さとアキコが作った食堂?カフェの穏やかな雰囲気が文面から伝わってきて たろちゃんが急逝した時には涙が止まらなかった。 いつかまた読み返そうと思う。
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この本を読んでいたら、2歳の息子が本の表紙(フォークやお鍋の絵)を見て「食べ物の本、おもしろくないんじゃない?」と尋ねてきた。 「おもしろいよ。食べ物のお話、好きでしょう」と私が言ったら、 「うん、すち(すき)。」と。 主人公の愛猫が亡くなってからの場面は、涙なしには読めません...
この本を読んでいたら、2歳の息子が本の表紙(フォークやお鍋の絵)を見て「食べ物の本、おもしろくないんじゃない?」と尋ねてきた。 「おもしろいよ。食べ物のお話、好きでしょう」と私が言ったら、 「うん、すち(すき)。」と。 主人公の愛猫が亡くなってからの場面は、涙なしには読めませんでした。 (おそらく)異母兄の奥さんの最後の言葉は、胸にジーンときた。 心に留めておきたい文章です。
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読み終わった本を登録しようとして初めて知ったけど、この本たくさんあるんですね。 ドラマチックではないけど、自分の人生も振り返るようにふと考えさせられるお話でした。私は猫好きではないけど一緒に泣いてしまったし。 他のも読んてみたいです。
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日常生活の些細なことを、大切にしたいなぁと思わせてくれる本。 サクッと読めて、ドラマを観てるような感じ。 母娘の関係(娘は母親を好きになれない)や、猫への愛着、依存、周囲の人との出会い(素敵な人もいれば、こういう嫌な感じの人もいるよね)がリアルで面白い。
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お料理とネコの話かと思ったら、ネコの割合が予想より多くを占めていた。前半と、最後の方にも少しあるお料理の描写が美味しそう。何よりネコが可愛かった。独特の鳴き声が愛に溢れていて何だか良い。その分急な終盤はショックだったけれど、その後のアキコがとても丁寧に描かれていて、ちょっと長いと...
お料理とネコの話かと思ったら、ネコの割合が予想より多くを占めていた。前半と、最後の方にも少しあるお料理の描写が美味しそう。何よりネコが可愛かった。独特の鳴き声が愛に溢れていて何だか良い。その分急な終盤はショックだったけれど、その後のアキコがとても丁寧に描かれていて、ちょっと長いと思いつつもこんな感じかあと染み入るようだった。
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▪️映画みたので図書館で発見して借りました。 映画と比較しちゃうけど本の方が「悲しみ」の心情がちゃんと載っててそういう意味では深まるよね。 映画も好きです。
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母を突然亡くしたアキコは、修道院のようなすっきりとしたシンプルな内装で、ボリュームのあるサンドイッチとスープを出すお店を、体育会系の無口なお地蔵さんのようなしまちゃんと始める。身内は、猫のタロちゃんしかいない。 淡々と進んでいくんだけど、この感じは嫌いではないかな。
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以前DVDを観たときに、こういうお話は好きだなぁと思い、原作も読んでみました。 群さんの作品はれんげ荘シリーズも好きなので、スルスルっと読めてしまいます。 お話を読みながら、小林聡美さんの顔がチラチラして、親近感のわく作品でした。
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母を亡くした50歳のアキコは、編集の仕事を辞めて調理師免許を取り、母が経営していた食堂を継ぐことになった。従業員は近所に住むサバサバした性格でよく気がつく真面目なしまちゃんの一人だけ。メニューは2種類から選ぶボリュームのあるサンドイッチとスープ、サラダ、小さなフルーツのすっきりシ...
母を亡くした50歳のアキコは、編集の仕事を辞めて調理師免許を取り、母が経営していた食堂を継ぐことになった。従業員は近所に住むサバサバした性格でよく気がつく真面目なしまちゃんの一人だけ。メニューは2種類から選ぶボリュームのあるサンドイッチとスープ、サラダ、小さなフルーツのすっきりシンプルなもの。食材はできるだけ無農薬もしくは低農薬のものを使って、色々な評判に揉まれながらもアキコなりのこだわりと誇りを持って働き続けていた。そんなある日、生まれてこの方一度も会ったことのなかった、今は亡き実父の話しを聞くことになり、アキコの異母兄弟が住んでいる町まで出向くことに。一方、唯一の家族であるネコのたろちゃんには異変が起こり・・・・・・。 たろちゃんが亡くなってしまった後のアキコの悲痛な様子に、胸が痛んだけれど、我慢せずに全力で悲しむアキコが素敵だと思った。 さりげない気遣いができるしまちゃん、優雅な仕草が身についている理事長先生、見ず知らずのアキコの話を聞いてくれるお寺の奥さん…こんな風に年を取りたいなと思える女性が、アキコを含め、たくさん登場する。 たろちゃんのことは悲しいけれど、どこかクスリと和む瞬間もたくさん描かれていて、読んだ後はホッとする。
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