パンとスープとネコ日和 の商品レビュー
群さんの本はいつもしみじみしてる! 読んでてほっこりするし、気持ちが穏やかになる。 パンとスープのお店… 私の想像では素敵なお店だし 入るとアットホーム感じなんだろうなって。 アキコさんの人の良さやおもてなしをする心 本当に素敵だなって思った♡ シマちゃんと仕事がしたい(笑)
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なんだかしみじみとしてしまいました。 群ようこさんということで、いつものようにクスッと笑えるお話を期待していました。 お母さんが遺してくれた飲食店を改装して自分なりのお店を試行錯誤しながらやっていくアキコのお話です。 前半は面白キャラの人たちも出てきて、『うん、いいぞ!いいぞ!群...
なんだかしみじみとしてしまいました。 群ようこさんということで、いつものようにクスッと笑えるお話を期待していました。 お母さんが遺してくれた飲食店を改装して自分なりのお店を試行錯誤しながらやっていくアキコのお話です。 前半は面白キャラの人たちも出てきて、『うん、いいぞ!いいぞ!群ようこだねぇ〜』と読んでいたのですが、後半、悲しいことがあり、そこからのアキコにもう胸が締め付けられてしまいます。 五十歳を過ぎて、他人に迷惑をかけず一人で生きていこうという覚悟が自分をがんじがらめにしているようで、泣いていいんだよ、頼っていいんだよ、と背中をさすってあげたいと思ってしまいました。 でも、やっぱり群ようこさん。ラストはププッと笑わせてくれます。 いつも元気なあの人もこの人も、色々あるよね、そうだよね、と思わせてくれる一冊でした。
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母親が亡くなって、母の店をやる事に。 全くコンセプトが違うおみせはアキコなりに満足出来るもの。 アシスタントにも恵まれ、順調な日々だがこれでいいのかと迷う事も。 そんなさなか、唯一の家族だったネコのたろが旅立つ。 悲しさからまだまだ立ち直れないアキコだけど、この先また愛おしいもの...
母親が亡くなって、母の店をやる事に。 全くコンセプトが違うおみせはアキコなりに満足出来るもの。 アシスタントにも恵まれ、順調な日々だがこれでいいのかと迷う事も。 そんなさなか、唯一の家族だったネコのたろが旅立つ。 悲しさからまだまだ立ち直れないアキコだけど、この先また愛おしいものに出会う事は出来るのかな。
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アサコさんが、母の死をきっかけに勤めていた出版社を辞め母のやっていた食堂を改装してカフェを始めるお話。 母との関係はフクザツだな。母にも娘への思いがあったのだろうけど。たろの大切さを感じた。
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ドラマを観て、原作を読みたくなり、すぐ図書館へ。 ドラマはドラマならではの良さ。原作は原作の良さがある。 共通するのは穏やかさ。ハラハラすることなく、ゆったりとのんびりと読むことができる。
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かわいらしい表紙とタイトルに惹かれて。 アキコさんの考え方、いいな。自分がもっている芯みたいなものを持ち続けるって大事だけれどすごく難しい。他人の一言でゆらいでしまうことだってあると思う。 読み終わって、タイトルをみて、なるほどネコはそういうことなのかと。 やってることはなかなか...
かわいらしい表紙とタイトルに惹かれて。 アキコさんの考え方、いいな。自分がもっている芯みたいなものを持ち続けるって大事だけれどすごく難しい。他人の一言でゆらいでしまうことだってあると思う。 読み終わって、タイトルをみて、なるほどネコはそういうことなのかと。 やってることはなかなかパワフルというか、決して小さくはないことなんじゃないかと思うんだけど、アキコさんにとっての感じ方は違うみたいで、そんなところがまたいいなぁと思った。
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何年か前に読み2回目。久しぶりに読んだがやっぱり面白い。アキコが開いたお店のパンやスープが気になるし、アキコの義兄と義姉と思われるお寺との関係も気になる。勿論、亡くなった たろちゃん、みんな、素敵な出会いです。
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「かもめ食堂」と似た雰囲気。気取らず、自分の好きなお店を好きなように、丁寧に切り盛りしていくアキコさんとしまちゃんの姿は読んでてとても気持ちが良い。たろちゃんとのふれあいも可愛くて和む。 ただ、その他のパートは読んでて最後まで心晴れなかった。温かいスープを飲んでほのぼのしていたら...
「かもめ食堂」と似た雰囲気。気取らず、自分の好きなお店を好きなように、丁寧に切り盛りしていくアキコさんとしまちゃんの姿は読んでてとても気持ちが良い。たろちゃんとのふれあいも可愛くて和む。 ただ、その他のパートは読んでて最後まで心晴れなかった。温かいスープを飲んでほのぼのしていたら、スープの中にカカオ86%のチョコを入れられた感じ。。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ドラマを見て興味があったので読んでみた。 ドラマもとても良かったものの、引っかかった個所がいくつかあったが 原作はその辺りが全く無かったのも良かった。 特にアキコさんがたろちゃんをとても可愛がっていて、 ドラマのようにドライでも無責任でもなく最初から 「あまりにかわいくて手放すのが惜しい」と思っていて 実際とても可愛がっていたところに安心した。 死んでしまったあとの気持ちの描写はもらい泣きしてしまった。 お寺に行くエピソードも、そもそもおとうさんのことはおかあさんから聞いていて 行ってみた時も話しているのは奥さんの方なのが良かった。 猫が死んで思わず行ってしまうところも良いし、 奥さんが言っている通りお寺とは本来そういう時に行って良い場所のはずだ。 昔なじみの人たちが「あの娘にひとこといってやらねば」という思いで お店にやってくるのも気持ちがわからないわけでもないが お母さんとやりたいものが違ったのだから、アキコさんが自分を曲げてまで お母さんのお店を引き継ぐ必要はない。 同調圧力のあるような田舎の商店街で、嫌な思いをしつつも きっぱりと丁寧にお店を営んでいるアキコさんは恰好良いと思う。 お店をやっていく上で判断が難しいところではあるが 客層が豊かなのは潰しも効くけれど、媚びる必要もないはず。 取材を断るのは傲慢だと思うが、それでやっていけるなら良いだろう。 店主の店なのだから、主の思うように営めば良いのだ。 「どうやってお客さんを呼ぼうか考えてる店がほとんなんだから、贅沢な悩み」 が全くそのとおり。 普通ならそもそも数席しかないキャパでお店を開店する時 まず知り合いに頼んで手伝ってもらって、軌道にのったら人を雇うだろう。 何より心配なのはお客さんが来るかどうかのはず。 アキコさんはなんだかんだで、周りには恵まれている。 ギルトフリーやエシカル消費といった言葉も聞かれるようになってきた今、 シンプルで丁寧、安全な食べ物を出してくれるアキコさんの店は もし近所にあるなら自分も通うだろうと思う。
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タイトルに惹かれました。 私生児として生まれ、その母を亡くして天涯孤独になった50代の女性が、仕事を辞めて、母が残した食堂を改装してサンドイッチとスープだけを日替わりで提供するお店を始めます。 それまでバリバリのキャリアウーマンで独身だった主人公は、50代の設定だけど、30代くら...
タイトルに惹かれました。 私生児として生まれ、その母を亡くして天涯孤独になった50代の女性が、仕事を辞めて、母が残した食堂を改装してサンドイッチとスープだけを日替わりで提供するお店を始めます。 それまでバリバリのキャリアウーマンで独身だった主人公は、50代の設定だけど、30代くらいの若々しい印象。複雑な家庭事情による心情は、共通点のない私には理解しきれないものがあるけど、人生を一度リセットして新しいことを始めたり古いものを整理したりする様子は、「自分もこんなことがしたい」「自分ならこんな風にしたい」と、読みながらついついいろいろと思い描いてしまいました。
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