リーン・スタートアップ の商品レビュー
方法論としてはよいが,事例が多くて骨子がややわかりにくい 新規事業や団体活動の立ち上げにおいて,効率的で無駄の少ないプロセスについて解説されている。 概ね以下のような順番キーワードが骨子となる。 1. 仮説をたてる 2. MVP(Mimimum ViableProduct)実...
方法論としてはよいが,事例が多くて骨子がややわかりにくい 新規事業や団体活動の立ち上げにおいて,効率的で無駄の少ないプロセスについて解説されている。 概ね以下のような順番キーワードが骨子となる。 1. 仮説をたてる 2. MVP(Mimimum ViableProduct)実用最小限の製品の作成 3. 影響力の計測 4. 革新会計 5. ピボット 6. 5のなぜ 変化が激しく先が見えない現代においては,このような開発手法は役に立つと思った。それもそのはずで,この開発手法は日本のトヨタ自動車で長年採用されたリーン生産方式という方法論がベースになっているからだ。 実際に計測してデータに基づいて判断するのが,理系でとてもよいと思った。会社だけでなくボランティア活動やOSSのプロジェクトでも適用できそうだと思った。 ただ,合間合間に著者の自慢もとい事例紹介が挟み込まれていまいちわかりにくいものがあった。例えば,革新会計。結局よくわからないままだった。 この本だけだと具体的にどうやったらいいの?という疑問がでてきて,実践に移して成功するのは難しい。この本の他に,「Running Leanー実践リーンスタートアップ」や「Lean Analytics」という実践的で具体的な内容を取り扱った本がある。これらの本も合わせて読んでみるとよいのだろう。
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『リーン・スタートアップの本質をわかりやすく表現すると「地図を捨ててコンパスを頼りに進め」ということになる』 地図がないと不安な人はイノベーションなんてしようと思っちゃダメ、ということですね。 納得。 最近コンパスすら怪しい混迷に突入しつつあると思いますが…
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スタートアップ企業は、戦略計画を立てたり大きな時間をかけてプロダクトリリースするとリスクが大きいので、必要最小限のプロダクトで市場評価をもらってPDCAを最速で回すべきという考え方。 何かをやろうとすると綿密に計画を立てたくなるものだが、そうではなく最小限でまずは取り組み少しず...
スタートアップ企業は、戦略計画を立てたり大きな時間をかけてプロダクトリリースするとリスクが大きいので、必要最小限のプロダクトで市場評価をもらってPDCAを最速で回すべきという考え方。 何かをやろうとすると綿密に計画を立てたくなるものだが、そうではなく最小限でまずは取り組み少しずつピボットしていくという「場当たり」的な発想を与えてくれた。
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近年、ファストワークスの大号令がGE社内に走った。そのもとになったのがリーンスタートアップという概念。この本がGE幹部の目に留まり、大企業文化になりがちだった社内にメスを入れた。ファストワークスの話を聞いた時に「顧客の声に注目する」「敏捷に動く」ということかと認識していたが、それ...
近年、ファストワークスの大号令がGE社内に走った。そのもとになったのがリーンスタートアップという概念。この本がGE幹部の目に留まり、大企業文化になりがちだった社内にメスを入れた。ファストワークスの話を聞いた時に「顧客の声に注目する」「敏捷に動く」ということかと認識していたが、それでは十分ではないことがわかる。注目しなければならないのは、この本でいう「革新会計」。革新会計とは1.現状認識(ベースラインの設定) 2.現状から理想状態へのエンジンのチューニング(実験&検証) 3.ピボットの決定(方向転換か辛抱か)。イノベーションを科学的なプロセスに変換したこの本の中には、起業だけではなく小さなプロジェクトマネジメントでも活用できそうなアイデアが豊富にある。必読の書籍。
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経営関連の書籍をあまり読んでいないため、基本的なことから学ぶことが多かった。MVP,価値仮説,成長仮説,評価手法などすぐに取り組める内容で、いいものであった。しかし、企業例などの部分はだらだら感が多く、著者としてはまだまだな部分が垣間見えた。
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第1部 ビジョン 第1章 スタート 起業マネジメント リーン・スタートアップのルーツ 第2章 定義 アントレプレナーとはどういう人間を指すのか? アントレプレナーにとってスタートアップとは何か? スナップタックス 7...
第1部 ビジョン 第1章 スタート 起業マネジメント リーン・スタートアップのルーツ 第2章 定義 アントレプレナーとはどういう人間を指すのか? アントレプレナーにとってスタートアップとは何か? スナップタックス 7000人によるリーン・スタートアップ 第3章 学び IMVUにおける検証による学びの例 価値と無駄 検証はどのように行うか 大胆なゼロ IMVU以外への応用 第4章 実験 錬金術から科学へ 実験は製品である ビレッジランドリーサービスの例 政府機関でリーン・スタートアップ? 第2部 舵取り ビジョンから舵取りへ 第5章 始動 戦略は仮説に基づいている 現地・現物 事務所を出る 分析による停滞 第6章 構築・検証 最初の製品で完璧を狙わない理由 動画型MVP コンシェルジュ型MVP …
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こちらも、GEなんかも取り組みだした「リーンスタートアップ」を知っておくために読んでみた一冊。この本は良かったな~、仕事上で活かせる考え方が多々あった。新しいことを始めるにはスモールスタートがやりやすいけど、それだけじゃ考えとしては足りない。そのやり方にもいくつも工夫すべき点があ...
こちらも、GEなんかも取り組みだした「リーンスタートアップ」を知っておくために読んでみた一冊。この本は良かったな~、仕事上で活かせる考え方が多々あった。新しいことを始めるにはスモールスタートがやりやすいけど、それだけじゃ考えとしては足りない。そのやり方にもいくつも工夫すべき点があることを改めて考えさせられて、早速自分の仕事の仕方も少し変わってきたかな。リーンな考え方も取り込みつつ、失敗から学んでできることを増やしていけるといいなと。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ざっくりとまとめるとこんな話かな。 PDCAの「P」の時点で、様々な仮説検証修正を繰り返し、精度を高めるべく物凄い時間をかけまくった後に、自信満々で「D」して「C」してみたら、全く「P」がずれまくってた。。。そんな無駄なことは無い。「P」はあくまで要諦となる「仮説」を定められればOK。さっさと「D」して、「C」に移るべし。 顧客の深層にある本当の気持ちが現れるのはあくまで購買のタイミング。そもそも、どれだけお客様調査したって、顧客は本気で答えてるようで内なる気持ちなんか声に出せないもの。 だったら、不完全でも良い、仮説が検証できるモノを作り世に問うようにしよう。それで仮説があってれば、次の仮説を潰すための作り込めば良いし、仮説がずれてるのであれば仮説を修正すればよい。最初からあらゆる仮説を検証できるフルスペックで対応するのはナンセンス。 一言で言えば、小さく生んで、早く育てようってこと。 勉強になりました。
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ざっくり ・顧客にとってお金出す価値ある? ・思い込みで作らない。でも思い込みだってどうやって気づける? ・成功に向かって前進してる?本当に? これらの考え方について。 これを知っていれば少なくとも「最高のサービスをローンチして1日で大失敗して僕が学んだこと」にあったような失...
ざっくり ・顧客にとってお金出す価値ある? ・思い込みで作らない。でも思い込みだってどうやって気づける? ・成功に向かって前進してる?本当に? これらの考え方について。 これを知っていれば少なくとも「最高のサービスをローンチして1日で大失敗して僕が学んだこと」にあったような失敗はしなくてすむんじゃないかなって思いました。
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検証による学び 成果に結びつかないムダを排除 作るのにどれくらい時間がかかったかは顧客は気にしない。顧客が気にするのは、自分にとっていいか悪いか
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