考えない練習 の商品レビュー
「考えること」とは、強い刺激を求めてやまない心の傾向性に支配されることであるという考えから、考えることをやめて五感を通じて得られる経験の諸相を見つめることを読者に勧めている本です。 巻末には、記憶力にかんする著作で知られる池谷裕二との対談が収録されており、脳科学と原始仏教という...
「考えること」とは、強い刺激を求めてやまない心の傾向性に支配されることであるという考えから、考えることをやめて五感を通じて得られる経験の諸相を見つめることを読者に勧めている本です。 巻末には、記憶力にかんする著作で知られる池谷裕二との対談が収録されており、脳科学と原始仏教というそれぞれの立場から、われわれ人間の心の精妙な働きについて、ときに大胆な推測も織り込みながら、議論が交わされています。 原始仏教の実践哲学を「心理主義的」と形容するのは適切ではないのかもしれません。また、著者が語っている方法は非常に具体的であり、そこに本書のもっとも大きな魅力があることも十分に理解できるつもりです。しかしながら、それでもやはり本書には、自分自身の心のあり方をコントロールするための技法として読まれてしまうような側面があることは否定できないような気がします。
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僧侶である著者が「なぜヒトはやたらと雑念が多くなってしまうのか」について説明しています。また、雑念をうまく振りほどいて安穏な精神状態になるにはどうすればよいかについても説明しています。雑念発生のメカニズムについては概ね僕が普段から思っていることと同じで、しかもそれを明文化してくれ...
僧侶である著者が「なぜヒトはやたらと雑念が多くなってしまうのか」について説明しています。また、雑念をうまく振りほどいて安穏な精神状態になるにはどうすればよいかについても説明しています。雑念発生のメカニズムについては概ね僕が普段から思っていることと同じで、しかもそれを明文化してくれているのでよりはっきり自覚的になれました。対処法についても感覚に注意を注ぐことが大事とのことなので、意識していきたいと思います。
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The title is so catchy! Why should I try to NOT think? What for? The answer is in the book.(kaoriさん )
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「考えない」練習というよりは、「五感」を大切に、より集中することをメッセージとしている本。 われわれは「考えすぎる」せいで混乱しているとのこと。 本書の中で、一番のメッセージは五感を能動的に「感じる」ということ。 「見えている」と「見る」 「聞こえている」と「聞く」 「におい...
「考えない」練習というよりは、「五感」を大切に、より集中することをメッセージとしている本。 われわれは「考えすぎる」せいで混乱しているとのこと。 本書の中で、一番のメッセージは五感を能動的に「感じる」ということ。 「見えている」と「見る」 「聞こえている」と「聞く」 「においかする」と「嗅ぐ」 「味がする」と「味わう」 「感じている」と「感じる」 そういえば、能動的に五感を活用するって最近あんまりないなぁと思うところです。 また、今回、驚きが 仏道において、人が幸せに生きてくために育てるべき感情は 「慈」 人々を含めたほかの生き物が平和で穏やかであることを願う感情 「悲」 哀れみの感情や悩みや苦しみがなくなることを願う同情心 「喜」 他者が幸福になって喜んでいるとき、自分もそれを見てともに喜べる感情 「捨」 怒りや迷いをもつクセをなくし「平常心」を保つ心の状態 と4つのみで、「感謝」はないとのこと。 ブッダが弟子たちに感謝している記述はないとのこと。 これは、びっくりしました。 まぁ、感謝は努力して持つ感情ではないとのことですが、うーんってな感じでした。 読み進めると、前回読んだ「反応しない練習」につながるようなところがいくつかあります。 例えば、観察結果をいちいちフィードバックしない といったメッセージ! 根っこは一緒ということでしょうか。 ただ、本書は正直、ところどころ「うざいっ!」というような思考や物言いや、ちょっとそれはといった物言いが出てきます(笑) 正直そこはいまいち(笑)
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当然ながら仏教ベースなので、科学的な話より観念的な話が多いのは否めないが、全体として悪くないかなと思った。得に冒頭の「考えすぎるとはどういう状態なのか、なぜよろしくないのか」という説明にとても頷く。
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一切皆苦についてよくわかる ようは考え過ぎないということだろう なぜ? 考えすぎても意味がない 自然に流れることも大切か
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マインドフルネスを学ぼうとしていたので、これはまさに!でした。これを実践して生活に取り入れられたらどんなに心休まるだろうと思いました。 もう一度読んで、理解を深めたいです。
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煩悩を絶って心に波を立てないように云々。。。 逆に考えて悩んで疲れてってのが人生の醍醐味やん!と気付いた1冊でした。笑
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自分を客観的に見ることで、「事実と感情を結び付けない」冷静に現状を評価できることの大切さ。 刺激を受けない生活の大切さ。
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考えない練習っていう本を書いてるこいつがかなり考えすぎだと思う。 その一点につきる。 こんなに物事考えてるやついる?
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