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考えない練習 の商品レビュー

3.6

92件のお客様レビュー

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2021/10/05

【三毒】 ・欲 情報を求める心の衝動エネルギー ・怒り  情報に反発する心の衝動エネルギー ・迷い  目の前のことに飽きて別の刺激を求める心の衝動エネルギー 無知の煩悩とも言う=自分の体の中での意識の働きや思考の動きを知らない 【八正道】 ステップ⓵ 自己ルールを律しぶれ...

【三毒】 ・欲 情報を求める心の衝動エネルギー ・怒り  情報に反発する心の衝動エネルギー ・迷い  目の前のことに飽きて別の刺激を求める心の衝動エネルギー 無知の煩悩とも言う=自分の体の中での意識の働きや思考の動きを知らない 【八正道】 ステップ⓵ 自己ルールを律しぶれない芯を作る 正思惟 思考内容を律す 正語 言葉を律す 正業 行動を律す 正命 生き方を律す ステップ② 集中力を養う 正精進 心を浄化する 正定 集中する ステップ③ 気づく 正念 心のセンサーを磨く 正見 悟る 【正思惟】 念力 自分の心の状態に気づく 定力 心の働きを変える 六門 目、耳、鼻、舌、身、意 外部からの刺激に気づく方法 【話す】 〇自分の声音の観察→ 違和感があれば自然に修正される 〇ネガティブな思考を感じたら、その感情を真っすぐに見つめる 例:「むかつく」と思っている 〇謝罪の際には、具体的な対策を述べる「次からはこういうやり方、順番で、同じ失敗を繰り替えさないように気を付けます」 〇言い訳は、相手の性格や感情を分析しながら注意深く選ぶ 〇無駄話をしない 相手にとって有意義でないもの、心にもない相槌やフォローを返さなければならない話 〇ありがとうを連発しない 社交辞令は必要最低限にする 【呼吸する】 呼吸を意識する→違和感があれば自然に修正される 【聞く】 〇暴力的な音や大きな音はできるだけ遠ざける 自分でもできるだけ音を立てずに動作する練習をする 〇周りの音を意識的に聞いてみる 〇相手の感情に着目して聞く 相手の声音、速度、呼吸、表情の変化に着目 〇批判されたときは、相手の苦しみに目を向ける 「怒り」→喉に何かがつまったような声 「慢:自己評価を気にしプライドにしがみつく」→相手を馬鹿にしたようなトーン 〇音そのものに注意して聞くことで、最初から不愉快にならないようにする 【嗅ぐ】 嗅いだままにする あるにおいが鼻を刺激して、それに怒りを感じているだけ 【見る】 〇ニュートラルなものをしっかり見る 例:看板が見えている→近づいて見える→今見えなくなった 〇見ることにより自我が強く刺激されるようなものも避ける 〇相手の感情に着目して聞く 相手の声音、速度、呼吸、表情の変化に着目 ↓ ただし自我に還元させないで客観視する 〇緊張した時などは、いったん目を閉じたり半目になったりしてみる 〇自分の姿も相手の心を刺激していることを心の片隅に置く 自分の表情に自覚的であるように心がける 【書く読む】 ネガティブなことは書かない 計画する あらかじめ決めておく

Posted byブクログ

2021/09/15

心の三毒である欲、怒り、迷いから離れるための方法。 目・耳・口・鼻・舌・身体を使って、感じることが大事。自分自身のことを考えるのではなく、周りの人や本などから、聞く、話す、触る、書く、読むことで、自分を客観視することが大事。

Posted byブクログ

2021/09/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第3章の対談 池谷裕二 x 小池龍之介 僧侶が脳科学者に聞いた「脳と心の不思議な関係」というテーマでの対話が非常に興味深かった。ブッダが唱えたオリジナル仏教と、小池さんの書いたものをもっと学びたくなった。

Posted byブクログ

2021/03/22

難しかった。すべてが最もで反論の余地がない。実践すれば自分の苦痛からきっと逃れられるだろうと理屈ではわかるけれど、なかなかできないと思ってる自分がいる。まだまだ雑念だらけの凡人だから、その境地に到達することを目指していきたいと思うだけでも前進といえるのかもしれない。

Posted byブクログ

2020/04/29

・よけいな考えごととは、後悔や憂い。今考えてもどうしようもないことなので、後悔は教訓に、憂いは目標に変換して、今を精一杯生きることが大切です。そして焦ってはいけません。周囲の目を気にせずに…  いつもよけいな考えごと、とりわけネガティブな考えごとに支配されている母のために、と買...

・よけいな考えごととは、後悔や憂い。今考えてもどうしようもないことなので、後悔は教訓に、憂いは目標に変換して、今を精一杯生きることが大切です。そして焦ってはいけません。周囲の目を気にせずに…  いつもよけいな考えごと、とりわけネガティブな考えごとに支配されている母のために、と買った本でしたが、自分が先に読み始めてしまったら、自分のためにこそなる言葉に溢れていたので、母の分は、もう一冊買いました。  「慢」とは、良く思われたいといった自己の評価を気にし、プライドにしがみつく「欲」の煩悩のうちのひとつです。とか、怒りの発散を繰り返すことによって、怒りを表に出しやすい直感的な性格に近づいてくのです。など、耳の痛いことばかりですが、そんな間違った方向に暴走する自分に急ブレーキをかけるために、考えない練習を!  よけいな考えごととは、いわゆる「煩悩」なんですよね。後悔、憂い、いずれも、今考えてもどうしようもないことなので、後悔は教訓に、憂いは目標に変換して、今を精一杯生きることが大切です。そして焦ってはいけません。周囲の目を気にせずに、マイペースで進みたい。  取引先から頼まれた仕事を理解しようとすらしないまま丸投げしてくる同僚に腹を立てている自分がいる。まず、自分が少しでも理解しようとすることが、当然のことだと思うからです。相手のことを考えることは、簡単なようで中々難しい……

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2020/01/26

考えない練習 著:小池 龍之介 本書で提案する思考の調教とは、五感を研ぎ澄ませて実感を強めることにより、思考というヴァーチャルなものを乗り越える手だてである。目・耳・鼻・舌・身の五感に集中しながら暮らす練習を経て、さらには思考を自由に操ることを説いている。 本書の構成は以下の...

考えない練習 著:小池 龍之介 本書で提案する思考の調教とは、五感を研ぎ澄ませて実感を強めることにより、思考というヴァーチャルなものを乗り越える手だてである。目・耳・鼻・舌・身の五感に集中しながら暮らす練習を経て、さらには思考を自由に操ることを説いている。 本書の構成は以下の9章から成る。 ①思考という病 ②身体と心の操り方 話す ③身体と心の操り方 聞く ④身体と心の操り方 見る ⑤身体と心の操り方 書く 読む ⑥身体と心の操り方 食べる ⑦身体と心の操り方 捨てる ⑧身体と心の操り方 触れる ⑨身体と心の操り方 育てる ざわつく心は不安からくる。 考えすぎる思考病から抜け出すにはどうすべきか。 不安やストレスなく過ごすには考えないにこしたことはない。 しかし、それができない。 そして、一気に改善はしない。 本書から向かうべき方向を確認しつつ、今の自分が受け止められる教えと真摯に向き合うほかない。 丁寧に生きる。 そこがキーワードになると感じる。

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2019/12/03

人間は本能的に刺激を求めてしまうため、怒りの感情も刺激として感じて求め続けてしまう、という内容にはっとした。 本の内容に直接関係ないが、著者は、座禅会をやっているので禅宗のお坊さんかと思いきや、もともとは浄土真宗のお寺の跡継ぎらしい。その後、独立しているため、仏教といっても今現...

人間は本能的に刺激を求めてしまうため、怒りの感情も刺激として感じて求め続けてしまう、という内容にはっとした。 本の内容に直接関係ないが、著者は、座禅会をやっているので禅宗のお坊さんかと思いきや、もともとは浄土真宗のお寺の跡継ぎらしい。その後、独立しているため、仏教といっても今現在主流となっている流派とは少し異なるようだ。このため、一般的な仏教書とは毛色が異なることを頭に入れて、 読んだほうがよいかもしれない。

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2019/11/16

「考える」ことにエネルギーを割かれないための方法を、仏教の手法をベースに具体的に書かれた本。 情報を入り口で止めて自分の自我を刺激しない、自分の感情をぶつけて相手の自我を刺激しないというのは、練習が必要だけど、それができたら心が穏やかになるだろう。 ささいなウソもつかない、とい...

「考える」ことにエネルギーを割かれないための方法を、仏教の手法をベースに具体的に書かれた本。 情報を入り口で止めて自分の自我を刺激しない、自分の感情をぶつけて相手の自我を刺激しないというのは、練習が必要だけど、それができたら心が穏やかになるだろう。 ささいなウソもつかない、というのもハッとする。 考えない練習は、自分自身と他人の感情を、どちらも大切にすることにつながることだと感じた。 ―――――――― ・無意識下で「考える」ことに多くのエネルギーを割いている ・混乱しているときほど、考える量や時間が増える ・心の三つの毒は「欲」「怒り」「迷い」 ・入ってくる情報に対して「受け入れたくない、見たくない、聞きたくない」と反発する心の衝動エネルギーが怒り。  「やる気がしない」「妬む」後悔する」「寂しい」「緊張する」も“怒り”の煩悩エネルギー ・嘘をつくと、脳内の情報の連携がおかしくなる=迷い=「無知」の煩悩。その結果、混乱で記憶力や明晰さが衰え、自分の本心が分からなくなる。だから建前やごまかしなどささいなウソも積み重ねるのはやめたほうがいい。 ・音の洗脳もある。音が入ったときに反応せず、音で止める。思考の流れを止める。  人に悪い影響を与えないために、なるべく普段から「音を立てないで動作する」 ・聴くー相手の苦を観察する がコミュニケーションの基礎  相手を突き動かしているのは、苦しみ=ストレスなのではないか、という洞察。 ・情報を入り口で止める。 ・観察結果を自我にいちいちフィードバックしない ・なるべく相手の自我を刺激しない。  メールの導入でも価値観や評価を入れず、「満月の晩に、失礼いたします」のように事実をそのまま記す。 ●脳研究者 池谷裕二さんとの対談 身体性ストレスに関する実験。 ペンタガストリン(身体性ストレスを引き起こす薬)を点滴する。 被験者の手元に、いつでも点滴を止められるボタンを用意しておくとストレスホルモンの上昇量が1/5程度ですむ。 つまり・・・ いつでも逃げられると思うとストレス性ホルモンの上昇量が減る。 =「こうすればストレスの元から逃げられる」という方法を持っているだけでストレスにならない。 =身体性ストレスも結局、意識の問題 ●人が幸せに生きていくために育てるべき感情 慈・悲・喜・捨 「慈」人々を含めた他の生き物が平和で穏やかであることを願う感情。 「悲」哀れみの感情や、悩みや苦しみがなくなることを願う同情心。 「喜」他社が幸福になって喜んでいるとき、自分もそれを見てともに喜べる感情。 「捨」怒りや迷いを持つクセをなくし平常心を保つ心の状態。

Posted byブクログ

2019/06/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

内容がお坊さんならでは過ぎて ちょっと真似できる領域ではない... 仏教、もはや悟りたい!という人にはぴったりかも

Posted byブクログ

2019/05/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルに惹かれました。 人間は動物と違って考えるという言葉がありました。 愛犬を見ていても、動物も非常によく考えていると思います。 ただ、人間のように余計なことに囚われず、良い意味で今を全力で生きているという印象はありました。 前頭葉にダメージを受けると危機感や恐怖を感じなくなると言います。 同じニュースを見ても賛成と反対が出てくるわけで、 反射のパターンは人生経験によって決まるというのは 本当にそのとおりだと思いました。 笑っているときの脳神経の動きは痙攣発作に似ているというのは知りませんでした。 笑う門には福来るとよく言ったもので、 口角を上げるだけで楽しくなります。 脳の報酬系が活性化するのだとか。 タイトルに惹かれただけで筆者のことも知らないまま手に取りましたが 仏教の世界観がすっと心に入ってくるように思いました。

Posted byブクログ