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楽園のカンヴァス の商品レビュー

4.3

939件のお客様レビュー

  1. 5つ

    394

  2. 4つ

    323

  3. 3つ

    114

  4. 2つ

    16

  5. 1つ

    3

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2012/06/10

美術にあまり感心が無いのだけれど、ルソー、ピカソに親近感を覚えた。TV「王様のブランチ」で絶賛紹介されていた。確かに面白いとは思ったが、あの絶賛の仕方は大袈裟すぎるのではないだろうか。

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2012/06/09

「カフーをまちわびて」という本を書いた人です。ご存知の方も多いかも。ピカソ時代の画家であるルソーを取り上げ、その作品が真作か?贋作か?を解き明かしていく絵画ミステリーです。 こうして書くと「ダヴィンチコード」を思い起こさせますがまったく別物だと思いました。  ミステリー性はそこま...

「カフーをまちわびて」という本を書いた人です。ご存知の方も多いかも。ピカソ時代の画家であるルソーを取り上げ、その作品が真作か?贋作か?を解き明かしていく絵画ミステリーです。 こうして書くと「ダヴィンチコード」を思い起こさせますがまったく別物だと思いました。  ミステリー性はそこまでなく謎解きって感じではないです。話の展開が上手なので引きこまれますが、よくよく考えると「あれ?これ偶然?」とかw  カフーにあるような恋愛/純愛(?)が主となってくるのでは?と思います。なのでそれが嫌な人はがっかりするかも・・・・ 「キュレーター」と呼ばれる仕事内容やピカソやルソー、アポリネールといった人たちの「熱情」みたいなものを感じました。  何気なく文章にヒントがあったりするので、全部見終わってから見なおしてみると面白いかも。 ただ、この構成2部になっていて、監視員として織絵が登場する2000年とオリエが研究者である1983年と。 それ自体は問題ないんだけど真絵の登場意義ってなんだろう?と想像してしまいます。

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2012/06/09

"ルソーを心から愛し、その画家としての評価を世間に認めさせようと力を尽くす人。この人こそ、アンリ・ルソーの真の研究者。真実の友なのだ。"

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2012/06/08

最高です。久しぶりに読書の楽しみを堪能しました。ほんの序盤20ページぐらいからいっきに変わっていく展開…いったいこの話はどこへいくのか考える暇もなく、 その世界「本物の持つ情熱」へ引き込まれました。 買って読むのにふさわしい作品です。 すっかり虜になった私はもう1冊「#9」を読み...

最高です。久しぶりに読書の楽しみを堪能しました。ほんの序盤20ページぐらいからいっきに変わっていく展開…いったいこの話はどこへいくのか考える暇もなく、 その世界「本物の持つ情熱」へ引き込まれました。 買って読むのにふさわしい作品です。 すっかり虜になった私はもう1冊「#9」を読みました。あさのあつこの「#6」とおなじ符号…これも「楽園の…」を連想できる作品。そして「カフーを待ちわびて」私にとっては「#9」がラブストーリー大賞にふさわしい気がしています。

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2012/06/07

ダン・ブラウンを読んでいる時の高揚感に近いかんじ。 ルソーの画が以前から好きだったので、より面白かった。 読んでいる間に美術館熱が高まって、実際に出かけてしまった。

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2012/06/05

有名な画家、アンリ・ルソーの名画を巡る謎と陰謀。ミステリ感覚でもあり、恋愛小説でもあり、映画を観ているよう。絶対に美術館に行きたくなります。読んでる途中で絵を検索したくなりますので、お手元にPCを・・・

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2012/06/05

芸術ミステリーとでもいうのでしょうか、絵に隠された謎解きですが、背景がしっかりしている分、わかりやすく芸術モノ素人の自分でも安心して読めました。 ルソーについての物語が途中から入ってきますが、そこから読者も謎解きに参加するような流れはミステリー好きにはワクワク感があると思います。...

芸術ミステリーとでもいうのでしょうか、絵に隠された謎解きですが、背景がしっかりしている分、わかりやすく芸術モノ素人の自分でも安心して読めました。 ルソーについての物語が途中から入ってきますが、そこから読者も謎解きに参加するような流れはミステリー好きにはワクワク感があると思います。 少々ひっかかったのは登場人物の設定にちょっと現実感がわかなかったのですが、それは単に芸術世界に私が無知だからなのだろうか・・・

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2012/06/02

美術品を見ていると、 今の自分を“試されている”“問われている” と感じることがある。 それでいいのか、と。 本作のティムと織絵にも それが問われているように感じるのだけど、 それ以上に、ルソーの作品と、それが織りなす物語を通じて、 この作品自体が作者にそれを問うている、 そん...

美術品を見ていると、 今の自分を“試されている”“問われている” と感じることがある。 それでいいのか、と。 本作のティムと織絵にも それが問われているように感じるのだけど、 それ以上に、ルソーの作品と、それが織りなす物語を通じて、 この作品自体が作者にそれを問うている、 そんな風に感じました。 読んでとても幸せな気持ち、 そして熱い気持ちになる一冊でした。 美術史に詳しい人はもちろん、 そうでない人にとっても心踊る作品だと思う。 森美術館、MoMAなどに勤務し、 フリーのキュレーターでもある 著者の本領発揮といったところかしら。

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2012/06/02

これは面白い。もともと絵画にまつわる面白い話が好きだったこともあるのですが、推理小説とは違った意味で謎が解きほぐされる過程に引っ張られあっという間に読み終わってしまいました。 名画の真贋なんてどうやって見分けるのと思っていたのですが、この物語には何も科学的な見分け方は出てきませ...

これは面白い。もともと絵画にまつわる面白い話が好きだったこともあるのですが、推理小説とは違った意味で謎が解きほぐされる過程に引っ張られあっという間に読み終わってしまいました。 名画の真贋なんてどうやって見分けるのと思っていたのですが、この物語には何も科学的な見分け方は出てきません。でも科学的に解決されるよりかえって面白いかも。

Posted byブクログ

2012/06/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

絵画ミステリー。 うーん。 後半納得いかななかったです。 美しさばかり際立たせようとしてる感じがして、あまり上手く繋がってなかったと思う。 前半がかなりすきだったので悔しいな。 だって あんなにわくわくさせておいて「情熱」って!と思ってしまったし。 ピカソの絵が隠れているかは結局最後までハッキリしなかったし。 孫の登場にもモヤモヤ。 一番がっかりだったのがアルファベットの件。 あれはちょっとセンスを疑いました。(か、かっこ悪い!) トムがなぜあの場所に居たのかの種明かしも微妙だったし。 オリエと娘のこともなんだかやっつけ感があるし。 バイラーが誰かっていうとこだけは唯一すんなり納得できました。 読んでる時はすごく盛りあがったけど、 後から冷静に考えるとモヤっとした部分が多かった。 もう一回読むと変わるのかな。うーん。もったいない。

Posted byブクログ