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楽園のカンヴァス の商品レビュー

4.3

939件のお客様レビュー

  1. 5つ

    394

  2. 4つ

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  3. 3つ

    114

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2012/02/19

ルソーの世界に引き込まれた。 何だかあまり美術に興味のない私だったケド、 絵画と向き合ってみたくなった。 大人の恋愛。

Posted byブクログ

2012/02/18

さすがキュレーター 絵画だけでなく美術界のことが生き生きと描かれている。 今までルソー事あまり知らなかったけれど どんどんルソーが好きになっていく。 ミステリーとしても面白かった。 どこまでが真実なの?

Posted byブクログ

2012/02/17

絵画の事が分からないので、今一つ入っていけなかった。がストーリーは楽しめた♪ 2012.2.16

Posted byブクログ

2012/02/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あのピカソに影響を与えたアンリ・ルソーを知っていますか? その名作「夢」。しかし、もうひとつ「夢を見た」という作品があるという。MOMAのキュレーター・ティム・ブラウンに、その鑑定を依頼する招待状が届く。 もう一人の日本人女性研究者・オリエ・ハヤカワと競い、優れた好評をしたものに、その所有権を譲るというものだった。 物語は、2000年の倉敷で、老いた母と未婚のまま生んだ娘と暮らす早川織江が、働く大原美術館から始まる。突然、MOMAからアンリ・ルソーの絵を借り受ける窓口になってほしいとの依頼が舞い込むのだ。引きつけられる冒頭で、一気に読めた。

Posted byブクログ

2012/02/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

有名絵画作品をめぐり、その真贋を競う異色の美術鑑定ミステリ。史実に基づくフィクションというけれど、おそらく事実だって小説並みに「奇」なのではないかと思う。 著者のこれまでのキュレーターとしてのキャリアを最大限に生かして書きあげた傑作ではないか。 新潮社の雑誌『波』に掲載された[原田マハ『楽園のカンヴァス』刊行記念特集インタビュー]を読むと、このモチーフは大学三年生の頃からずっと書きたかったものだとのこと。なるほど、紆余曲折があったとは言え、なるべくしてキュレーターになり、さらには小説家になってしまった著者だから言える言葉だ。 舞台は岡山県の倉敷から始まり、いきなり1983年のニューヨーク、そしてスイスへと移っていく。美術館の単なる監視員と思われていた女性が持つ秘密の過去が明らかになると共に、時代を越えた世紀の謎解きが始まる、、、 次から次へと繰り出される手掛かりや、作中話を通して繰り広げられる物語性に非常に知的な興奮を覚える。読み手が予想する結末を鮮やかに裏切る展開が驚きだ。 惜しむらくは、娘との葛藤の行く末が分からぬところだけかな。

Posted byブクログ

2012/05/16

祝!第25回山本周五郎賞を受賞したそうです!! 楽園のカンヴァス ピカソ、ルソーの作品をめぐる絵画ミステリ。絵画に全く興味ない人もグイグイストーリーの中に引き込まれます。絵画の描写もまるでカンヴァスを観ているかのごとくイメージが立ち昇り、実際の作品を観てみたいと思わせます。これ...

祝!第25回山本周五郎賞を受賞したそうです!! 楽園のカンヴァス ピカソ、ルソーの作品をめぐる絵画ミステリ。絵画に全く興味ない人もグイグイストーリーの中に引き込まれます。絵画の描写もまるでカンヴァスを観ているかのごとくイメージが立ち昇り、実際の作品を観てみたいと思わせます。これ以上は書きません。是非読んでみてください。今年度話題になる要素満載の秀作です。

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2012/02/10

極めるということ。 深く知ることは、新しい世界へ分け入ることのように思う。 そして、深い世界を共有するもの同士には深い繋がりが生まれるのだろう。

Posted byブクログ

2012/02/02

ルソーの大作「夢」とほぼ同じ構図、タッチの画を判定するため、伝説の大富豪に招かれたティム。その対戦相手・織絵と共に、7日間ある書簡と向き合うことに。 様々な思惑が絡み合い、誰が敵で誰が味方かもわからずモヤモヤしつつ、 ティムや織絵と一緒に書簡に夢中になり画に心震わせる時を過ごした...

ルソーの大作「夢」とほぼ同じ構図、タッチの画を判定するため、伝説の大富豪に招かれたティム。その対戦相手・織絵と共に、7日間ある書簡と向き合うことに。 様々な思惑が絡み合い、誰が敵で誰が味方かもわからずモヤモヤしつつ、 ティムや織絵と一緒に書簡に夢中になり画に心震わせる時を過ごした気がした。 【図書館・初読・2/2読了】

Posted byブクログ

2012/01/23

芸術に造詣が深くないと理解できないんじゃないか、最初そんな不安もあったけど全くの杞憂。 読み進めるうちにぐいぐいと小説の世界に引き込まれ、もう早く次の章へ次の章へとページをめくる手を止められなかった。  アンリ・ルソーの絵は見たことはあるけれど、ただどこかで見たことがあるだけで、...

芸術に造詣が深くないと理解できないんじゃないか、最初そんな不安もあったけど全くの杞憂。 読み進めるうちにぐいぐいと小説の世界に引き込まれ、もう早く次の章へ次の章へとページをめくる手を止められなかった。  アンリ・ルソーの絵は見たことはあるけれど、ただどこかで見たことがあるだけで、彼の人生も、彼が描こうとしていた世界も何も、本当に何も知らなかった。なんだかヘンテコな絵だという印象しか持たなかった気がする。  画家の、絵を描くことへの激しい情熱と、描かれた絵をめぐる多くの人々の深い執念とさまざまな思惑がこれほど魅惑的なミステリになるとは。 美術音痴の私でも読み終わった後に誰かと芸術に関して語り合いたくなる、そんな魅力的な小説。

Posted byブクログ