伝える力(2) の商品レビュー
ファミレス、コンビニで、言われて、ちょいちょい気になっていた言い回し(~でよろしかったですかぇ?)について、私の頭の中と同じ突っ込みをされていたのが、妙な親近感を覚えました。 後、漢字の読み方について、多数決みたいな流れで読み方が決まる点には、正直、驚きました。政治じゃないけど、...
ファミレス、コンビニで、言われて、ちょいちょい気になっていた言い回し(~でよろしかったですかぇ?)について、私の頭の中と同じ突っ込みをされていたのが、妙な親近感を覚えました。 後、漢字の読み方について、多数決みたいな流れで読み方が決まる点には、正直、驚きました。政治じゃないけど、漢字の世界に、世論を反映という風習があるとは。まー、政治と違い、スパンの長さが圧倒的に異なるとは思いますが。改めて、日本語って面白いなぁと思いなおし、また、他者に意図を使える難しさ、そして、その上手いやり方を知ることができた1冊だと思います。
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【伝力】前回の「伝える力」に続き、シリーズ化した本作。「伝える力」は、著者が伝えることに関して大事にしていることを中心に書かれていたのに対し、本作では前作を踏まえた上でのケーススタディを中心にした内容となっている。伝えることに成功した例、失敗した例をいくつか取り上げ、著者によるコ...
【伝力】前回の「伝える力」に続き、シリーズ化した本作。「伝える力」は、著者が伝えることに関して大事にしていることを中心に書かれていたのに対し、本作では前作を踏まえた上でのケーススタディを中心にした内容となっている。伝えることに成功した例、失敗した例をいくつか取り上げ、著者によるコメントを加えていくという形式。著者が大事にしている考え方を知りたい人には前作だけで十分かもしれない。本作は著者が実際に他者があることを伝えようとしている場面に遭遇した時に、どこに目を付けてどういう考え方で、どんな評価をしているのかを知ることができるので、ここらへんいついて知りたいのであれば読んでみると何かしら発見があると思う。
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伝える力に続けて読了。2ということで同じような内容が別の言い方で書かれているだけなんじゃないかと思って読み始めました。1巻でもそう感じていたが、2巻のほうが内容が豊富だったような気がします。震災後の話や、漢字の読み間違い、敬語の乱れなど身近な内容が多かったからでしょうか。再認識す...
伝える力に続けて読了。2ということで同じような内容が別の言い方で書かれているだけなんじゃないかと思って読み始めました。1巻でもそう感じていたが、2巻のほうが内容が豊富だったような気がします。震災後の話や、漢字の読み間違い、敬語の乱れなど身近な内容が多かったからでしょうか。再認識すること+それに関連した知らなかった知識が増えてよかったです。 コミュニケーションやビジネスには必要なわかりやすさと小説やお話を自分で書くときの言葉の選び方は違うのでうまく使い分けられるようにならなければなぁと思います。
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分りにくい表現を、分りやすくする工夫は、表現の仕方、伝えるためには必要なこと。 気になる言葉、表現として取り上げられるものの中に、敬語の使い方や、ことわざがあった。現代では、使う機会が少なくなっているせいか、なじみが薄いと感じる事もある。スマートに使えると、カッコイイと思う。 日...
分りにくい表現を、分りやすくする工夫は、表現の仕方、伝えるためには必要なこと。 気になる言葉、表現として取り上げられるものの中に、敬語の使い方や、ことわざがあった。現代では、使う機会が少なくなっているせいか、なじみが薄いと感じる事もある。スマートに使えると、カッコイイと思う。 日常よく使う、漢字表現の中にも、例示されていたもので、一段落や年俸は、間違えて覚えていた。本書でも語られていたが、言葉は生きている。時代とともに変わり行く。中には意味までも変わってしまうものもある。 しかし、日本人としての心は変わらないでほしいと願いたい。
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前作よりも実例を挙げて、より分かりやすく言葉の意味を伝えている。 読み返しのしやすい本です。伝えることを知るとはまさにこの本のことを言っているのだなと思う1冊でした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
前作”伝える力”の続編です。 流石、池上さん!! と言いたくなるほど読みやすくわかりやすい文章です。 しかも文章の量もそれほど多くないのにしっかりした内容。 子どもから大人まで幅広く読まれているだけのことはあります。 レビューもそれに習って、簡素で的確にと行きたい処ですが、 やはり文章は経験が物を言うので思ったようにはいきませんね。 でも、参考にして文章力を上げて行きたいと思います。
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「伝える力」を前に読んでいたので、続編も読まねば!!と購入☆ 本当に池上さんの話(テレビや著書も含む)ってわかりやすい。 よくよく思い起こすと同じことを言っていたりするんだけど、 具体例が「なるほど〜」と思わせるところが流石。 会話術やコミュニケーション術って結局斬新なアイデア...
「伝える力」を前に読んでいたので、続編も読まねば!!と購入☆ 本当に池上さんの話(テレビや著書も含む)ってわかりやすい。 よくよく思い起こすと同じことを言っていたりするんだけど、 具体例が「なるほど〜」と思わせるところが流石。 会話術やコミュニケーション術って結局斬新なアイデアではなく、 「当たり前だ」と思えることがとても大切だったりするのだけれど、 なかなかそれができないんだと思う。 今回の「伝える力2」も ・相手の目を見て、ゆっくりと明瞭に話し、曖昧な表現は使わず言い切る。 など、「そりゃそうだ」と思う内容だけど、 東日本大震災の枝野官房長官と管総理との比較をしながら説明することで、「あ〜なるほど」と腹落ち度が増す。 しかも話題がタイムリーで、どんどん引き込まれていく。 だから、最後までかなりハイスピードで読めました☆ 話が分かりやすい人ってやっぱり日常生活の中にもいるし、 それって仕事以外にも必要なことだから、 明日から気をつけることにします。
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『週刊こどもニュース』の頃から著者の解説のファン。 いろいろな質問を受けて、そのたびに丁寧に説明してくれる著者のTV番組は、世の中を知るのに分かりやすくて、見るたびにためになります。 著者のその解説法について語られているのがこの本。 『伝える力』も読了済みです。 著者自身も、常に...
『週刊こどもニュース』の頃から著者の解説のファン。 いろいろな質問を受けて、そのたびに丁寧に説明してくれる著者のTV番組は、世の中を知るのに分かりやすくて、見るたびにためになります。 著者のその解説法について語られているのがこの本。 『伝える力』も読了済みです。 著者自身も、常に明解さを心がけて聞く側に伝えようと努力してきたことがわかります。 東電や政府の原発の説明はさっぱりわからなかったという著者。 その反面、東京ガスの説明は的を得ており、わかりやすかったといいます。 電気会社は独占型で、利用者の理解を求める立場になかったため、消費者向けの広報課が存在しないのがその原因だとのこと。 ガス会社は競合会社があるために、自社の理解のアピールに力を注いできたため、明暗が分かれたといいます。 いつもゆっくりと噛み砕くように話してくれますが、本来は相当な早口だというのが意外でした。 聞き取りやすいようにあえてゆっくり話しているのだそうです。 早さもまた、伝わりやすさにつながるということです。 戦場カメラマンの渡部さんは、実際には普通の速度で話すのだとのこと。 戦場の悲惨な状況をみんなに聞いてほしいから、極端にゆっくり話す手法を開発したのだろうと述べていました。 落語家も、間合いを取って、ゆっくり話すものだと引き合いに出していました。 人にものを伝えるためには、情報量や内容以前に、まず聞きとりやすさが肝心なのだと気付きます。 小泉元首相は「感動した」など、その発言は簡潔で分かりやすいと評判でしたが、実際には彼は語彙不足だったと一刀両断にしていました。 確かに、小泉氏が華麗な演説を行ったという記憶はありません。 語彙が少ないために、余計なことを言うことをできなかったのが、結果として政治家生命にプラスに働いたと、冷静に判断していました。 歴代首相の話上手、話下手について、考えてみたことがなかったため、そうした見方は斬新でした。 言葉には、陥りやすい罠も多く隠されており、使い方を間違えて聞く側を混乱させないため、常に正しい日本語把握に気を配っていることも語られます。 ホームページとウェブサイトとは、日本では同じ意味に使われており、私も同義だと思っていましたが、実際にはウェブサイトの最初の1ページだけをホームページというのだとか。 つまりホームページとは、ウェブサイトの「ホーム」のページだということですね。 「花王」は「顔を洗う石鹸」の意味からきている社名だそうです。 『草枕』の冒頭「情に掉させば流される」とはつまり「感情のままに動けば自分が流されてしまう」ということだと解説されると、ストンと腑に落ちる感じ。 水を漏らさぬ丁寧さで表現してくれる著者の手腕にいつも感嘆していますが、物知りであるからこそ、本人の意識も必要だとのこと。 彼でさえも、時に専門用語を話してしまい、ゲストに「どんな意味かわからない」と指摘されることもあるそうです。 それが、専門的な事柄を一般的なものととらえてしまう罠に陥らずに済む、彼にとっての”気づき”になっているとのこと。 さまざまな質問は、彼を学ばせ、さらにミスター解説者としての腕を磨いているというわけですね。 常に謙虚に勉強する姿勢を崩さないからこそ、全方角からの予測のつかない質問にもきちんと解説できる万能性を持ち続けられるのだろうと感じました。 TV同様、本も非常にわかりやすい文章でまとめられています。
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一作目と大きく内容の違いはなかったと感じました。 分かりやすく読みやすかったので、あっという間に読むことができました。 今作は色々なエピソードを交えて具体的に「伝える」について解説頂けたと思います。 第六章「気になる言葉、気になる表現」はより具体的で、参考になりました。自分でも気...
一作目と大きく内容の違いはなかったと感じました。 分かりやすく読みやすかったので、あっという間に読むことができました。 今作は色々なエピソードを交えて具体的に「伝える」について解説頂けたと思います。 第六章「気になる言葉、気になる表現」はより具体的で、参考になりました。自分でも気付かず使っている言葉、表現があり、今回認識できました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
読みやすいし,理解しやすい(個人の解釈によらない明確な説明)ですんなり読めるのでいいね。 野田総理の「忘れてはいけないものがあります」のよさを初めて知ったw
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