なんでコンテンツにカネを払うのさ? の商品レビュー
考えてることと、ほぼ同じことが書かれていて焦ると同時に実現するには賛同者が多いかもしれないという自信にもなった。
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昨今、ネットの普及で今まで敷居が高かった作品の発表が容易にできるようになり、ネット上には素人、セミプロのさまざまな漫画、小説、映像、音楽等の作品が溢れていて、初音ミクなど独自のムーブメントを起こしているものもある。 今後コンテンツで飯を食える人は非常に少なくなるので、一握りのプロ...
昨今、ネットの普及で今まで敷居が高かった作品の発表が容易にできるようになり、ネット上には素人、セミプロのさまざまな漫画、小説、映像、音楽等の作品が溢れていて、初音ミクなど独自のムーブメントを起こしているものもある。 今後コンテンツで飯を食える人は非常に少なくなるので、一握りのプロ以外は兼業で作品を作っていけば良いというのが岡田斗司夫の考えである。確かにCDやDVDとか買わなくなったし、雑誌や本も売れてないもんなあと納得する部分が多かった。 両名ともコンテンツを愛している人たちなので、著作権を守ろうとする利権者のちからが強くなり過ぎたら、面白いコンテンツが生まれなくなることを憂いていて、その部分はすごく共感できた。 本が対談形式なので、堅い内容でもすごくわかりやすかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
期待以上に面白い本だった! 岡田斗司夫の考えていることが凄くラジカルで、この本をきっかけに地方通貨、小規模政府などにも関心が。福井さんがこれほどフレンドリーな人であることも(実際に彼のセミナなどに出席したこともあるんだけど)知らなかった。 「創作で食っていこうとする態度が真面目じゃない」という岡田さんの発言が最高(その上で、プロ未満のプチクリエイタをどう助けるか、という議論になるので、引っかかったらまず本を読んで真意を組んでください)。
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コンテンツ業界(特にネット方面)に生きてる方で著作権ってちょっと苦手と思ってる方には、非常に読みやすくいろいろと考えられるのでいい本だと思います。 だがしかし、個人的にはちょっと夢想が過ぎて面白いけど現実感がなかったw 対談2回をまとめたものとしてはこんなものだと思いますが…(...
コンテンツ業界(特にネット方面)に生きてる方で著作権ってちょっと苦手と思ってる方には、非常に読みやすくいろいろと考えられるのでいい本だと思います。 だがしかし、個人的にはちょっと夢想が過ぎて面白いけど現実感がなかったw 対談2回をまとめたものとしてはこんなものだと思いますが…(2012.03.25読了)
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例えばCDを2500円で買ったら、バンドにいくら、レーベルにいくら、流通業者にいくら、プレス工場にいくらずつ払ったことになってるんだろう。CDじゃなくて曲をファイルでダウンロードしても同じ額になるのってホントにおかしくないの?そんな疑問を提起してくれる議論を、岡田さんと弁護士の福...
例えばCDを2500円で買ったら、バンドにいくら、レーベルにいくら、流通業者にいくら、プレス工場にいくらずつ払ったことになってるんだろう。CDじゃなくて曲をファイルでダウンロードしても同じ額になるのってホントにおかしくないの?そんな疑問を提起してくれる議論を、岡田さんと弁護士の福井先生が展開してくれます。以下は引用w (本書P130,140)‥岡田 福井先生がおっしゃるように、2兆円の出版市場が2000億円規模にまで縮小するのはその通りでしょう。けれど、僕はそれで構わないし、そういうふうになった方がむしろ出版業界は元気が出るのではないかとすら思いますよ。 (一同)はあぁーー。 岡田 なんでため息をつくんです?‥
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自分が考えていることとマッチしてることもあっておもしろく一気に読んだ。クリエイターとプラットフォームの関係のあたりとか特に。
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自炊問題だけでなく、著作権全体を考える上で参考になる本。 ブログはこちら。 http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4135832.html
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全く異なる背景を持つお二方のコラボレーション。著作権の起源から現在の状態。そして未来への提言まで。岡田さんの本質を捉えたアイデアに対して、実際の法務ステップを熟慮した福井さんがブレーキ/フォローを入れるという掛け合いが続く。最高の化学反応!コンテンツビジネスにかかわる人間にとって...
全く異なる背景を持つお二方のコラボレーション。著作権の起源から現在の状態。そして未来への提言まで。岡田さんの本質を捉えたアイデアに対して、実際の法務ステップを熟慮した福井さんがブレーキ/フォローを入れるという掛け合いが続く。最高の化学反応!コンテンツビジネスにかかわる人間にとっては、ビジネスチャンスへのヒントに満ちた一冊とも言える。
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著作権の行く先について、著作者とコンテンツ利用者とデジタル利用者と法律家が話し合う、みたいな感じだった。二人だけど。 法律のための法律、あるいは権利保護のための締め付けに陥る可能性があることがわかる。 デジタル情報でどう儲けるか、ではなく、どう利用して活発化させるかに重点をおいて...
著作権の行く先について、著作者とコンテンツ利用者とデジタル利用者と法律家が話し合う、みたいな感じだった。二人だけど。 法律のための法律、あるいは権利保護のための締め付けに陥る可能性があることがわかる。 デジタル情報でどう儲けるか、ではなく、どう利用して活発化させるかに重点をおいていて興味深い。 芸術家で食べてなんかいけないよ!ということを著作者が言うとは思わなかったけど(笑)
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