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なんでコンテンツにカネを払うのさ? の商品レビュー

3.7

68件のお客様レビュー

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2012/11/12

「著作権反対派」の岡田さんと「擁護派」の福井さん(ほんとは違うけど便宜的に分類)との対談本。 お二人の話には8割同意で2割疑念ってとこかな。 「著作権を無くすことで社会が潤うならその証拠が必要だ」っていうけど、じゃあ著作権があることによって潤っているっていう証拠はあるんだろうか?...

「著作権反対派」の岡田さんと「擁護派」の福井さん(ほんとは違うけど便宜的に分類)との対談本。 お二人の話には8割同意で2割疑念ってとこかな。 「著作権を無くすことで社会が潤うならその証拠が必要だ」っていうけど、じゃあ著作権があることによって潤っているっていう証拠はあるんだろうか? 著作権でのマネタイズが実質全員に不可能になったとき、現在の水準の表現の多様性は維持できるんだろうか? などなどいろいろ考えさせられて、考えることが好きな人はかなり楽しめて読めるはず。 それにしても岡田さんの発想のぶっ飛びぶりは本当に面白い。好きだなあ。

Posted byブクログ

2012/09/10

岡田氏の人となりはあまり好きになれないのだが、氏の提示するものはブレストレベルと斬って捨てるには惜しい魅力がある。 どこかで聞いたような、現実味が無い、といってる間に気がついたら仕組みになっているかもしれない。

Posted byブクログ

2012/08/12

一般の人にも身近になりつつある「著作権」を中心に、オタキング岡田さんと弁護士福井さんが対談形式で議論します。 「全メディアアーカイブ構想」はぜひ実現して欲しいと思います!! 目次ベースですが、特にここら辺が面白かった。 「電子書籍の自炊はいけないこと?」 「法律で遊ぶのは大人...

一般の人にも身近になりつつある「著作権」を中心に、オタキング岡田さんと弁護士福井さんが対談形式で議論します。 「全メディアアーカイブ構想」はぜひ実現して欲しいと思います!! 目次ベースですが、特にここら辺が面白かった。 「電子書籍の自炊はいけないこと?」 「法律で遊ぶのは大人の務め」 「人はデジタルというパンドラの箱を開けてしまった」 「マネタイズを諦めれば、奴隷から解放される」

Posted byブクログ

2012/08/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

誰もが簡単に、デジタルでコンテンツを作れて、他人の著作物を簡単に複製できるようになった昨今。 コンテンツに著作権はつきものですが、今の世の中の有りように、上手く対応しきれていないようです。 そんな著作権について、色々な切り口で解説されています。 面白かったのは、著作権についてよりも、これからのクリエイターの有り方や『全メディア・アーカイブ構想』などと言った、これからの新しい仕組みについての話でした。 現行の制度に対して文句を言う前に、試行錯誤を繰り返して何かを作り上げて行く方が良い事を教えてくれました。 デジタルはあくまでも道具であって、全てではないと、改めて思いました。 対談として書かれているので、硬そうなイメージの著作権がやんわりと説明されています。その分、ちょっと読みづらかったです。 入門編なのでコレくらいが丁度いいのかも知れません。

Posted byブクログ

2012/08/09

デジタル時代のぼくらの著作権入門』:岡田斗司夫・福井建策(11.12) ネットで簡単に同じものがコピーされていく時代の著作権。 もはや誰にとっても身近な問題なのだと思った。 プロにとって怖いのは、違法にコピーされることよりも 多くのアマが無償で作品を発表することなのかもしれない。...

デジタル時代のぼくらの著作権入門』:岡田斗司夫・福井建策(11.12) ネットで簡単に同じものがコピーされていく時代の著作権。 もはや誰にとっても身近な問題なのだと思った。 プロにとって怖いのは、違法にコピーされることよりも 多くのアマが無償で作品を発表することなのかもしれない。 今ある著作権の形態を見直しつつ、 どうクオリティを保つのかが最大のポイントだな。 ネットを通じて膨大な量の作品が流れていく中で むしろライブの希少性が上がる、というのは確かにそうだと思う。 岡田斗司夫が言う「作品は趣味で、お金は仕事から」なんて まずちゃんと仕事がなければ成り立たないし。 そしていくら作品が基本だとしても、 発表の場を提供するプラットフォームが絶大な力を持っているのも確か。 アカウントを取り消されたらなすすべはない。 考えることはたくさんあるなあ。 福井建策という人の本はもう少し読んでみたい。

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2012/07/30

昨今の著作権がらみの議論から、評価経済の話にまで広がる。その辺りの前提知識がある人には面白く読める本かも。 コンテンツに関わる人なら一読してみては。

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2020/07/27

クリエイター全員がそれで食える必要はないというのは同感。◆著作物に対してのプラトン(文字になったら一人歩きは認める)とアリストテレス(作者の思いもよらない方向は困る)の考え方。

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2012/06/21

本のコンセプトは良いのに中身が、下らない。もっとコンテンツの現状や今後が知りたいのに。 岡田の俺って頭いいだろ節で終始。 得るものは少ない。

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2012/06/19

岡田斗司夫さんと、著作権法に詳しい弁護士・福井健策さんの対談本です。 電子書籍の自炊について理解してたつもりだったけれど、よくわかってなかったんだな、ということがわかった。この本を読んで、なるほどと思った。 あと、「僕たちが欲しいのはコンテンツではない」「人はライブの体験にお金...

岡田斗司夫さんと、著作権法に詳しい弁護士・福井健策さんの対談本です。 電子書籍の自炊について理解してたつもりだったけれど、よくわかってなかったんだな、ということがわかった。この本を読んで、なるほどと思った。 あと、「僕たちが欲しいのはコンテンツではない」「人はライブの体験にお金を払う」というのもよくわかる。 岡田斗司夫さんのコンテンツビジネスの発想も面白いし、非常に考えさせられるものがあった。 恥ずかしながら、2008年にmixiが公表した規約規定をめぐる騒動があったことも知らなかったけれど、規約を読むと著作権法にあるキーワードがしっかり入っていて、このまま認めちゃったらあり得ない感じがわかって面白かった。 読んでよかった。とても勉強になった。

Posted byブクログ

2012/05/11

岡田斗司夫さんと、福井健策さんの著作権についての対談集。 この本の面白いところは、法律の専門家である福井さんに、コンテンツビジネスのことを考えまくっている岡田さんが、かなりインサイドギリギリの危険球を投げまくっているところ。岡田さんの突飛だけれど本質を突く質問に、福井さんは法律...

岡田斗司夫さんと、福井健策さんの著作権についての対談集。 この本の面白いところは、法律の専門家である福井さんに、コンテンツビジネスのことを考えまくっている岡田さんが、かなりインサイドギリギリの危険球を投げまくっているところ。岡田さんの突飛だけれど本質を突く質問に、福井さんは法律の専門家として真摯に答えているところが面白かった。 結論から言えば、コンテンツで稼げる人間は日本で10000人くらい、というのはかなり的を射た数字じゃないかと思う。現在はプロとアマの境目が限りなく薄くなり、素人が大人気になる一方、玄人はつねに厳しい目に晒されてオワコン化していく…… そういうなかで、文化でご飯を食べていくための「著作権」や「それ以外のビジネスモデル」について、さらには国際的な競争力の維持について、物凄く細かく幅広く論じ合っているところが面白かった。結論は、やっぱり「クリエイティブは趣味でやったら?」に尽きるのかなぁ。それが歴史的に観ても伝統的な在り方だし、現在に至って吟遊詩人が復活する世界というのも、それはそれで面白い。

Posted byブクログ