名もなき毒 の商品レビュー
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本作品が原作のドラマ視聴(2013年にテレビ放送されていたもの、Huluで見た)と並行して小説を読んだ。(小説先行、テレビ後追いで) 「ナイフを持って人質をとり立て篭る」シーンは小説でもドキドキしたが、映像ではそれ以上のインパクトがあった。 ストーリーは小説から大きくは改変されておらず、テレビ版も楽しめた。 この小説読んで、アルバイトを採用することが怖くなった。短い時間の面接で見抜くことはほぼ不可能です…
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杉村三郎シリーズ第二弾。無差別殺人と職場のトラブルメーカーと住宅汚染の様々な毒が杉村の周りを襲う。推理小説にカテゴライズされているが、推理要素は薄く、事件を起こす人の心理の心理を精緻に描く。重いテーマではあるがそれだけでは終わらせないバランスのとり方が見事であるが、今回の事件で、...
杉村三郎シリーズ第二弾。無差別殺人と職場のトラブルメーカーと住宅汚染の様々な毒が杉村の周りを襲う。推理小説にカテゴライズされているが、推理要素は薄く、事件を起こす人の心理の心理を精緻に描く。重いテーマではあるがそれだけでは終わらせないバランスのとり方が見事であるが、今回の事件で、心に影を落とした奥さんが今後どうなるのか、杉村一家がどうなるか気になる一冊でした。
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杉村三郎シリーズ第二作。こちらも再読。なんとなくストーリーを覚えているからこそ、読み進めるのが苦しかった。杉村のこれからの人生や家族との関係を決定的に変えてしまう人や出来事との出会いが、今作にあったのだなぁと気付いた。今多義親と杉村の会談のシーンがグッときた。
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原田いずみみたいな人って、度合いは様々だけど、けっこうノンフィクション。 初見で見抜ければ摩擦も少ないものの。 最初から当人がそういう性質を隠しているのか、 環境が徐々にそうさせてしまっているのか。。。
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再読…のはずなのだが、心許ない。杉村三郎シリーズの2作目である。本作のテーマは、タイトルにもある「毒」。杉村は、連続毒殺事件のゴタゴタに、思いがけない方向から巻き込まれていく。 タイトルの「毒」は、文字通りの毒の意味でもあり、悪意の意味でもあり、さまざまな不安や理不尽さの意味で...
再読…のはずなのだが、心許ない。杉村三郎シリーズの2作目である。本作のテーマは、タイトルにもある「毒」。杉村は、連続毒殺事件のゴタゴタに、思いがけない方向から巻き込まれていく。 タイトルの「毒」は、文字通りの毒の意味でもあり、悪意の意味でもあり、さまざまな不安や理不尽さの意味でもあり、もしかしたらシックハウス症候群の原因でもあり…と、多くの意味が込められている。中でも印象的なのは、登場人物の一人である原田いずみに象徴される、人間の持つ得体の知れない悪意であろう。 本作では、自分では如何ともし難い不運や不幸、そして理解の範囲を越えたいびつな悪意が描かれる。その恐怖や不安に対し、普通の男、杉村が対峙する。杉村自身は一見すると毒とは無縁であり、妻子もおり、裕福ですらある。だからこそ今回の杉村は、前作以上に惑い、立ち止まり、ともすると主人公なのに影が薄い。しかし、最後に少し変化が訪れる。次作の『ペテロの葬列』に、毒というテーマは持ち越される。
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うわああああああ。これはいろいろ心が惑う。 読んだことない・・・ような気がするけど、このシリーズの3作目4作目を読んでいる記憶があるから読んだのかな。 もう一気読みでした笑 毒か。あるね、人には絶対毒がある。 自分の中の毒の存在に苦しむし。 3作目ももう1回読もう。
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自分が感じていることが正しい周りが間違っている!って思うことがあっても他人に害をとはふつうは思わない!でも世の中には不幸、運の悪い人がいるのね! 杉村シリーズ第2作
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毒はどこにでも誰の中にも潜んでいるのかな? それを制御できないとき 自分も周りも不幸でしかない。 杉村シリーズ 今回は、連続毒殺事件と 職場アルバイトがモンスターに変身していく事件とを 絡めながら話は進んでいく。 相変わらず優しい故に事件に首を突っ込んでいき 抜けられない沼に...
毒はどこにでも誰の中にも潜んでいるのかな? それを制御できないとき 自分も周りも不幸でしかない。 杉村シリーズ 今回は、連続毒殺事件と 職場アルバイトがモンスターに変身していく事件とを 絡めながら話は進んでいく。 相変わらず優しい故に事件に首を突っ込んでいき 抜けられない沼にはまり込んでいく杉村さん。 末期癌患者の探偵北見さんと人気作家の秋山氏の 協力のもと事件の謎にせまっていく。 悲しい結末ではあるけれど、 明るい方向には向けたのかな。 いよいよ探偵業にはまっていく杉村さんなのかな。 家族だけは危険に巻き込まないこまないように。 このシリーズ面白いから 次のも早めに読んでみたいな。 時々登場する会長がかっこよすぎる。 重厚感が半端ない。ドラマでは誰が演じているのかな?
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宮部みゆきさん、好きなんやけど時に難解でまどろっこしくてなかなか手が出ず。ただ、面白かった!分厚いの一気!いつもなら「〇〇、誰やったかな?」と戻ることないほど各々のキャラが立ってて面白かった!最後の「ゴジラ対キングコング」(^_^;)は白熱! 杉村三郎シリーズ、読破の予感!離婚するのかぁ…
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★4.3。 長編だった。短編のが気軽に読めるのになーと思いつつ、ぐぐーっと一瞬で読みきった。コンツェルン会長のボス感がよき。 お話は素晴らしかったんだけど、宮部みゆきの、唯一とも言える弱点がわかったかも。若い子(特に女子高生)の描写が、、古臭いのか、嘘くさい。小説なので、登場人...
★4.3。 長編だった。短編のが気軽に読めるのになーと思いつつ、ぐぐーっと一瞬で読みきった。コンツェルン会長のボス感がよき。 お話は素晴らしかったんだけど、宮部みゆきの、唯一とも言える弱点がわかったかも。若い子(特に女子高生)の描写が、、古臭いのか、嘘くさい。小説なので、登場人物の口調が芝居がかってたりするのはいいんだけど、なんとゆうか、、急に親に向かってべらんめえ口調になったり、メイクの描写もいやいや、、みたいなところもあり、冷めてしまう。 無理して現代っぽい子、という描写しなくていいのにな。
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