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名もなき毒 の商品レビュー

3.9

424件のお客様レビュー

  1. 5つ

    76

  2. 4つ

    203

  3. 3つ

    108

  4. 2つ

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2021/07/16

映像でもなく、絵でもなく、音でもなく、文を追うことでしか得られないもの。遅まきながらだが、宮部みゆきを読み終えるたびハードルが上がってしまうのが難か。

Posted byブクログ

2021/07/13

世の中にはいろんな毒があり、それを除いて生きていくことはできない。大事なことはその毒に溺れず、頼まず、きちんと耐えていくこと。正しいことを自分が律しない限り、自分が毒に飲まれることになる。

Posted byブクログ

2021/06/30

どうやって繋がるの? どうやって繋がっていくの? って、ずーーーっと考えながら読んだけど、 まんまとわからなかったし、 見事に全てが繋がるしで、すごすぎる。 一気読みのミステリ。 読み終わって、改めてタイトルを考えて、 ああ、名もなき毒って、そういうことか。と。

Posted byブクログ

2021/06/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み終えてから改めてタイトルである「名もなき毒」という言葉の持つ意味を考えさせられました。 人間だけが持っている毒、究極の権力は人を殺すこと、普通の人間、多くのセリフが印象に残っています。

Posted byブクログ

2021/05/29

杉村三郎シリーズ第二作。第三作ペテロの行列を既に読んでいたので杉村の立場、人間関係は既にわかっており、読み進めやすかった。 ここにはあらゆる毒が出てくる。トラブルメーカーの原田いずみはその極みで、兄の結婚式をぶち壊すシーンなど、いたたまれず読んでいられなかった。最後には杉村の家族...

杉村三郎シリーズ第二作。第三作ペテロの行列を既に読んでいたので杉村の立場、人間関係は既にわかっており、読み進めやすかった。 ここにはあらゆる毒が出てくる。トラブルメーカーの原田いずみはその極みで、兄の結婚式をぶち壊すシーンなど、いたたまれず読んでいられなかった。最後には杉村の家族にも危害を与えようとする毒の塊だ。事件のあった家に妻がもう住まないと言い出し、杉村が1人無人となった我が家を訪れるシーン。人間の毒に建物が侵され、手放されるというエゴ。 連続毒殺事件の顛末も、人間の毒が生み出したもの。 人間は何と罪深いのだろう。

Posted byブクログ

2021/05/27

シリーズ2作目とは知らずに読んでしまいました。 ドラマ化にもなった作品。 人間の中には必ず"毒"が存在し、 中にはそれをコントロール出来ない人間もいる。 誰でも良いってのは本当に怖いことですよね。 ゾッとしました。

Posted byブクログ

2021/05/15

この毒なんか、覚えがある。 私の周りにも私自身も持ってる毒だ。最後家を手放すか手放さないか悩んでいたのは、その切り離せない毒とどううまく付き合っていくかの葛藤にも思えた。

Posted byブクログ

2021/05/08

気に入ったフレーズがあるとページの角を折りながら読むのだけれど、久しぶりに折られたページが多かった。 あらすじの通り、とんだトラブルメーカーだったし、 タイトルの通り毒の話だった。 最後までハラダと読んでいた…

Posted byブクログ

2021/04/04

いろんな人の心の動きが丁寧に書かれていて、宮部さんらしい作品。 杉村三郎シリーズの2作目。3作目以降を先に読んでいたため、この事件をキッカケに、探偵になるのか、、、とか、橋本と妻が、、、とか、いろいろ考えてしまったが、最後までイッキ読みだった。

Posted byブクログ

2021/03/16

杉村三郎シリーズ。 げに恐ろしきは人間かな。 毒物も怖いけれど、壊れてしまった人間ほど怖いものはないな、としみじみと思った読後感。 しかも今回の縦軸の職場にいる変な人。 誰の身にも覚えがあるのでは… 一歩間違えば……明日は我が職場でも………

Posted byブクログ